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問い合わせ／地域保健課　電話　64-8993　ファクス　64-9030

県では、「お達者度」という、65歳から元気で自立して暮らせる期間を算出しています。最新のお達者度（平成26年）では、富士市は35市町中、男性22位、女性28位と低い順位です。この背景には、がんや高血圧・糖尿病といった生活習慣病、働き盛り世代のメタボ（★）が多いという特徴があります。特定健診の結果によると、富士市のメタボ該当者の割合は男女共に県平均の100を上回っています（図1）。市内を地域別に分析すると、地区や性別によってメタボに該当する割合にも差がありました（図2）。
子育て世代では、核家族化や地域のつながりの希薄化により、妊産婦やその家族を支える力が弱くなり、育児に不安を抱える人が多くなっています。また、急速な高齢化により、介護などを必要とする人が増加しています。
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（図表説明）（図1）県平均を100としたときの市内メタボ該当者・予備群割合
（図表説明）（図2）富士市のメタボマップ

※国民健康保険、国民健康保険組合、共済組合、健康保険組合、協会けんぽを含む10万人以上の健診結果を対象としています。
★メタボ（メタボリックシンドローム）…内臓脂肪が多くなり、これが原因で動脈硬化が進み生活習慣病のリスクが高くなる状態。

このような状況を踏まえ、次の3つを重点に、健康なまちづくりをすすめます。
（1）健やかな親子関係を見守り育む
（2）生活習慣病（がん・高血圧・糖尿病）予防
（3）元気で長生きを目指す
この「3つの重点施策」を進めるには、市民の生活や地域の特徴に合わせた健康づくりが大切です。そのために保健師が各地区の担当として地域に入り込み、子どもから大人まで地域の健康づくりをサポートしていきます。
- 図表あり -
（図表説明）3つの重点施策イメージ

保健師は、これまで、母子保健、成人保健、介護予防と世代別に担当していましたが、ことし4月から地区ごとに担当保健師を置き、赤ちゃんから高齢者までをトータルしてサポートできるようになりました。
健康づくりについての相談は、お住まいの地区の担当保健師にご相談ください。
栄養士も、今後地域に根ざした保健活動を展開していきます。

保健師…地域の皆さんの健康を支える仕事をしています。健康づくりや病気の予防のため、健康講座や相談、家庭訪問などを行います。
栄養士…地域の皆さんの栄養・食生活の改善のために、情報提供や食の講座、栄養相談を行います。
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（図表説明）各地区担当保健師

●ラジオ体操講座（大淵）
大淵地区では、高齢化率が高く、高血圧の人が多いという特徴があります。介護を必要とする状態を予防し、健康に過ごすためには、日ごろの運動習慣が大切です。ラジオ体操講座を開催し、バランス感覚を鍛えるとともに、体を動かすことの大切さを伝えました。
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（ 写真説明 ）ラジオ体操講座の様子

●子育て講話と身体測定（田子浦）
田子浦地区は出生数が多い地区です。お母さんたちの育児の不安を和らげるために、「子育て講話」を実施しました。参加者同士も、子育ての情報や悩みを共有し、つながりをつくることができました。また、身体測定を行いながら子育てのアドバイスをしました。
- 写真あり -
（ 写真説明 ）子育て講話の様子

●健康チェックとアドバイス（鷹岡）
鷹岡地区ではメタボの人が多いというデータがあるため、メタボ予防の啓発に力を入れています。地域のスーパーマーケットで出張健康チェックを行い、健康相談を実施しました。また、地区の健康状況を掲示し、健康づくりのための呼びかけを行いました。
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（ 写真説明 ）健康チェックの様子