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【広報ふじ平成30年】ふじ・紙のアートミュージアム

ふじ・紙のアートミュージアム

ふじ・紙のアートミュージアムは、産業としての紙に加え、芸術・文化の面からも「日本一の紙のまち 富士市」をPRするため、紙のアートに特化した全国初のミュージアムとして開館しました。オープンから1年半、市が誇る「紙」の魅力や可能性を直接感じてみませんか。

問い合わせ 文化振興課 電話 55-2874 ファクス 53-0789

●魅力ある「紙のアート」を発信

運営は、市民協働事業提案制度で協働事業者となった一般社団法人富士芸術村が行っています。
紙のアートの可能性や魅力を発信するため、これまで、「日比野克彦展」を皮切りに、「広瀬護展」、「紙の美」、「友田多恵子展」、「秋山信茂展」と5つの企画展を開催しました。
展示方法は、「紙のアート」をできる限り制作したままに近い状態で鑑賞できるよう、作品をケースに入れないなど、来館者が作品に近寄れるよう工夫しています。
来館者からは、「紙をアートの視点から捉えることは新鮮だ」という感想などがあり、リピーターがふえていることから、来館者数は、平成30年4月末時点で1万6,000人を超えました。市内や県内だけでなく、県外や海外から訪れる人もいます。

●子どもが「紙のアート」にふれる

富士市は、「紙のまち」と広く認識されていますが、トイレットペーパーなどの日用品の印象が強く、紙を芸術の視点から捉えることはまだまだ広がっていません。
このことから、今後のまちを担っていく子どもたちに、学校生活の中で「紙のアート」を身近に感じてもらおうと、今泉・富士第一・広見小学校に「ふじ・紙のアートミュージアムサテライト」を開き、校内に「紙のアート」作品を展示しました。
作家が作品の説明をしたあと、子どもたちは作品を鑑賞するほか、さわったり、作品を使って遊んだりしました。
小学生は、手の届く範囲にある「紙のアート」に興味を示し、芸術としての紙の魅力を感じていました。

●「紙のアート」でつながるまちづくり

今後も、紙を芸術の視点から捉えた作品の企画展を開催したり、紙を素材としたワークショップを継続したりして、より多くの人が「紙のアート」にふれることのできる機会をつくっていきたいと考えています。
将来的には、ふじ・紙のアートミュージアムを中心に、公共施設や民間のギャラリー・企業・商業施設が連携して、市内どこでも紙のアートを鑑賞できるまちを目指しています。また、2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックを好機として捉え、富士市を世界に向けてPRしていきたいと考えています。
これからも、ふじ・紙のアートミュージアムが拠点となり、紙の持つさまざまな魅力を発信していきます。

展示スペースでは、年3・4回、企画展を開催。交流スペースは、紙を素材にしたアート作品を常設展示するほか、ワークショップの会場として活用するなど、情報交換・交流の場となっている。
- 写真あり -
( 写真説明 )展示スペース 秋山信茂展
( 写真説明 )交流スペースでワークショップ
( 写真説明 )交流スペースには段ボール製の机や椅子がある
( 写真説明 )展示スペース 紙の美

- 写真あり -
( 写真説明 )日比野克彦展(H28.11.1-H29.1.30)
( 写真説明 )広瀬護展(H29.2.23-5.28)
( 写真説明 )紙の美(H29.6.14-8.27)
( 写真説明 )友田多恵子展(H29.9.13-12.10)
( 写真説明 )秋山信茂展(H30.1.6-4.8)

- 写真あり -
( 写真説明 )今泉小学校の教室に展示されている遠藤真由美さんの作品
( 写真説明 )富士第一小学校に展示されている高木健一さんの作品
( 写真説明 )あしざわまさひとさんの作品で遊ぶ広見小学校の児童

●北山善夫展−歴史−

現在開催中 7月16日(月曜日)まで
Yoshio Kitayama
画家・彫刻家
紙と竹による立体作品で名高く、生と死を強く探究した作品を制作する

ふじ・紙のアートミュージアム
所在地/〒416-0953 蓼原町1750 ロゼシアター1階 電話 32-6581 ファクス 32-6582
観覧料/無料
開館時間/10〜18時
休館日/月・火曜日
※北山善夫展開催のため、7月16日(月曜日)海の日は開館し、7月18日(水曜日)は休館します。

◆子どもたちが自慢できるまちに

私は、彫刻家として芸術に携わっていますが、芸術の視点から「紙」について考えると、強い魅力と可能性を感じています。
芸術には、人を元気にしたり、明るい気持ちにさせたりする力があります。ゆえに、市が誇る「紙」に特化したアートを発信することで、ほかのまちにはない魅力をつくりだせると信じています。
富士市に住む子どもが成長したときに、「富士市は、産業の面でも芸術・文化の面でも紙のまちなんだ」と、自慢できるようなまちを目指し、発信していきます。
- 写真あり -
( 写真説明 )一般社団法人 富士芸術村 代表理事 漆畑勇司さん
添付ファイル
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