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【広報ふじ平成28年】健康ふじ21アクションプラン後期計画

健康で 笑顔あふれる 明るい富士市を目指して
健康ふじ21 アクションプラン後期計画

 平成23〜27年度に実施した前期計画が終了したため、平成28〜32年度まで実施する「健康ふじ21アクションプラン後期計画」を新しく策定しました。

- 図表あり -
(図表説明)ふじけんくん

富士市民の健康状況

 近年、人口の急速な高齢化や生活・労働環境の変化により、がん、心疾患、脳血管疾患などの三大疾患が増加しています。富士市の死亡の原因を見ると、三大疾患が全体の約半数を占めています(円グラフ参照)。
 また、社会全体の人間関係が希薄化し、孤立や育児不安など、心の問題も生じてきています。
 さらに、特定健診の結果では、メタボリックシンドローム該当者、肥満者、高血圧症有病者、脂質異常症有病者、習慣的喫煙者の割合が、男女ともに県全体の割合より高くなっています(グラフ参照)。

- 図表あり -
(図表説明)富士市の死因別死亡割合グラフ
(図表説明)平成25年度特定健診異常所見の標準化該当比※(対県)

※標準化該当比…地域間での該当者の比較のため、年齢構成をそろえて算出される該当者出現率。この場合、県を100とした指数のこと。

富士市の「お達者度」

 「お達者度」とは、静岡県が介護認定や死亡の情報などの統計をもとに、県内市町別に65歳から元気で自立して暮らせる期間の平均を算出したものです。
 平成24年の富士市のお達者度は、県内35市町のうち、男性が27位、女性が28位と低い順位です。

- 図表あり -
(図表説明)平成24年県内市町別お達者度の順位
(図表説明)平成24年お達者度の順位マップ(静岡県)

「健康ふじ21アクションプラン後期計画」の策定

 このような現状を踏まえ、「健康ふじ21アクションプラン後期計画」を策定しました。後期計画は「市民主体の健康づくり活動」を基本的な考え方としています。行政、各種団体、市民の代表で構成された「健康ふじ21推進会議」で、特に強化推進する4つの重点取組を設定しました。
 「健康ふじ21アクションプラン後期計画」は、市ウェブサイト(くらしと市政→健康・福祉・子育て→健康・医療→計画・構想・資料→健康ふじ21アクションプラン後期計画2016〜2020)からごらんいただけます。

- 図表あり -
(図表説明)4つの重点取組のロゴマーク

4つの重点取組

皆さんも、次の4つの重点取組のうちできることから始めてみてはいかがでしょうか。

(1)受けよう!検診 使おう!受診券「がん検診等受診券の活用促進」
市では、4月下旬に黄色の封筒で「がん検診等受診券」を対象者の全世帯に郵送しました。
市のがん検診を受診するには、「がん検診等受診券」が必要です。
家族はもちろん、地域で声をかけ合いながら、検診は必ず毎年計画的に受けましょう。

(2)声かけしよう!あったか子育て「育児不安のある母親支援」
市の出生数は年間2,000人前後です。地域には、子育てに奮闘しているお母さん、お父さんがいます。
地域で安心して子育てしていくための第一歩は、地域の人とつながることです。
子育て中の親を見かけたら、「こんにちは」の挨拶と、一言温かい声かけをしましょう。

(3)食べよう!野菜 あと一皿「野菜料理ワンプラス運動(主食・主菜・副菜を揃えよう)」
野菜不足の人は、野菜料理を今よりもう1皿多く摂りましょう。
毎食1〜2皿、1日5〜6皿が目安。コンビニやスーパーでお弁当やおにぎりを買うときは、野菜料理を1〜2品プラスして選ぶように心がけましょう。

(4)今より動こう!あと10分「+10(プラステン)の普及」
運動不足の人は、家事や育児、仕事などの合間のスキマ時間を利用して、今より10分多く体を動かすように心がけましょう。
エレベーターより階段を使う、テレビを見ながらスクワット、歩幅を大きくして歩くなど、無理なくできる運動を見つけて始めてみませんか。

★「ふじさん青春マイレージ」をご活用ください!★
市では、4つの健康行動を実行するため、「ふじさん青春マイレージ」の活用をおすすめしています。
チャレンジ行動を決めてポイントをため、健康と特典を獲得しましょう。

健康づくりは一日にして成らず

 静岡県は、全国トップクラスの健康長寿県ですが、富士市のお達者度の県内順位はかなり低いことがわかります。まず、この事実を知った上で原因を探れば、何をすべきか考えられると思います。
 後期計画は、取り組みを19項目に絞り、特に強化する4つを重点取組としました。気軽に始められるものを選んだので、ぜひ取り組んでみてほしいですね。
 私は「今より動こう!あと10分」を実現するために、毎日家から職場まで、片道15分ほどの道のりを歩いています。歩くときは、早歩きと広い歩幅を意識して、より効果的に身体を動かそうと考えています。
 健康づくりは、自分の意識を変えることはもちろんですが、家族の支え、地域の助け合いなど、周りの環境も大切です。ぜひ、無理なく続けられる運動習慣を身につけて、健康な毎日を過ごしてほしいと思います。

- 写真あり -
(写真説明)健康ふじ21推進会議委員 大村 裕二さん


【問い合わせ】
健康対策課 健康政策担当
電話:64-9023 ファクス:64-7172
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