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【広報ふじ平成23年】市民が主役!!観光まちづくり最前線

市民が主役!!観光まちづくり最前線

 観光に行くとき、多くの皆さんが遊ぶ場所やグルメ情報などを、旅行雑誌やインターネットで事前に調べてから出発するのではないでしょうか。
 多くの人にその土地の魅力や情報を発信することが、観光客を呼び込むきっかけとなります。
 市は、そのきっかけをつくろうと、現在プロモーション活動を行っています。今回は、富士市の知名度アップを図るため、市民が主役となって行われている活動をご紹介します。
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( 写真説明 ) ロケに集まったエキストラの皆さん(東部浄化センター)
( 写真説明 ) 竹灯籠(富士まつり2009前夜祭 中央公園)
( 写真説明 ) 市内でのロケの様子(蓼原)


竹とろうそくが彩る幻想的な世界 市内を優しい光でともす

竹かぐや実行委員会
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( 写真説明 ) ウサギの絵などが彫られた竹灯籠

◆「竹かぐや」とは
 竹に模様を彫ってつくる灯籠(とうろう)のことで、竹灯籠の「竹」とかぐや姫伝説発祥の地・富士市の「かぐや」を合わせて名づけられました。
 この「竹かぐや」を広め、かぐや姫伝説の積極的な発信、そして観光や地域まちづくりの振興につなげることを目的に、市内の市民団体などが集まり、平成22年5月に竹かぐや実行委員会が組織されました。

◆竹かぐや実行委員会の活動
 竹かぐや実行委員会は、甲子(きのえね)神社祭典や姫名の里まつりなど、地域のさまざまなイベントに参加しています。手づくりの竹灯籠にろうそくを入れて明かりをともし、幻想的な新しい光の演出で訪れた人の目を楽しませています。
 また、各地区まちづくりセンターなどで、竹かぐやづくり講習会を実施し、制作した竹灯籠を地元のイベントに活用するなど、市内での普及を進めています。
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( 写真説明 ) 竹灯籠にろうそくを入れている様子

インタビュー
富士市をともす、「新しい光」に
 私たちがこの活動を始めたのは約3年前。当初は、試行錯誤の中で竹灯籠をつくっていました。しかし、つくっていくうちにその美しさに心を奪われ、次第にもっと凝った作品をつくりたくなり、自分たちも楽しみながら活動しています。
 最近では、竹灯籠の普及のため、市内各地で制作指導を行っています。その中で、竹灯籠が完成したときはもちろん、つくった人が喜ぶ顔を見るのが本当にうれしいですね。
 この活動に一人でも多くの皆さんに参加していただき、富士市の街並みを、竹灯籠のもたらす幻想的で優しい光で包み込みたいですね。そして、「竹かぐやのまち富士市」のイメージが定着し、富士市がさらに元気になるきっかけになればと思います。
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( 写真説明 ) 竹かぐや実行委員会 会長 金森 徹(かなもりとおる)さん


映像を通じて富士市をPR !! 撮影誘致で知名度アップを目指す

NPO法人 フイルムコミッション富士

◆フイルムコミッションとは
 ドラマや映画などの撮影を誘致し、地域活性化や文化、観光の振興に寄与する活動として全国の観光協会や自治体などが取り組んでいます。
 主な活動として、撮影場所を探したり、撮影場所の下見を一緒にしたり、エキストラ(臨時出演者)を集めたりする仕事を制作者と一緒に行っています。
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( 写真説明 ) ロケ現場の撮影風景(富士市立高校野球場)

◆フイルムコミッションの効果
(1)撮影に係る直接的な経費による経済効果
 ドラマや映画などの撮影には、出演者や監督のほか、カメラマンなど多くのスタッフが携わります。
 多くのスタッフが富士市に滞在するということは、その間の食事代や宿泊代などの経費が必ず発生します。多くの撮影が市内で行われれば、それに伴う経費が直接地元に波及し、大きな経済効果を生むことにつながります。

(2)テレビや映画、CMなどで撮影地が放送されることによる間接効果
 富士市の知名度を上げるため、テレビCMや雑誌広告などを使ってPRするには、数十万円〜数千万円といった広告料が必要です。
 しかし、ドラマや映画などの撮影誘致に成功すれば、これらの費用をかけることなくテレビや雑誌、映画などに市内の風景が映ることになります。そのドラマや映画の舞台が富士市という設定でなくても、ヒットすれば、観光客がロケ地めぐりに富士市を訪れるということも期待できます。こうした波及効果を期待し、現在全国各地で撮影誘致合戦が繰り広げられています。

◆フイルムコミッション富士
 富士市では、NPO法人フイルムコミッション富士が、制作者との窓口となり、市内で行われるドラマや映画などの撮影誘致と撮影補助に携わっています。皆さんご存じの有名なドラマなどでも、富士市がロケ地として多数使われており、その件数は年々ふえています。

●市内の主なロケ実績(平成20年〜23年8月末)
【ドラマ】コードブルー、不毛地帯、ヴォイス、東京DOGS(ドッグス)、絶対零度1・2、フリーター家を買う、GOLD(ゴールド)、それでも、生きてゆく ほか多数
【映画】赤い糸、Inception(インセプション・ハリウッド映画) ほか多数
【CM】ケンタッキーフライドチキン、チオビタドリンク、トヨタ「VOXY(ヴォクシー)」 ほか多数
【その他】ザ!鉄腕!DASH!!(ダッシュ)、秘密のケンミンSHOW(ショー)、ミュージックステーション ほか多数
☆ロケ成立件数 132件(ロケ依頼件数 425件)

インタビュー
全国屈指のロケ地、「富士市」は魅力的
 ロケ撮影が市内で行われること自体が、大きな経済的効果をもたらし、一つの「観光」になります。
 現在、富士市は、多くのロケ候補地の中から撮影地として選ばれています。ロケ隊がこの地にやってくるのは、富士市には富士山ももちろんですが、富士山以外の魅力や撮影に適した場所が十分にあるからです。
 全国を渡り歩く市外からのロケ隊のニーズを把握することは、富士市を全国レベルで客観的、かつ多角的な視点で見ることにつながります。その結果、私たち市民の気づかなかった富士市の魅力を改めて発見することができます。
 こうした富士市の魅力を、映像やロケ隊の人々を通じて全国に発信していくことで、まち全体が潤い、市民が誇れる夢と活力のあるまちづくりを進める原動力になればと思います。
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( 写真説明 ) NPO法人 フイルムコミッション富士 理事長 勝山浩和(かつやまひろかず)さん

問い合わせ 観光課
電話 55-2777 ファクス 51-1997
Eメール sy-kankou@div.city.fuji.shizuoka.jp

 
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広報広聴課 (市庁舎8階北側)
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メールアドレス:kouhou@div.city.fuji.shizuoka.jp
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