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【広報ふじ平成23年】富士市国際化推進プラン

「心通い合う多文化共生のまちふじ」の実現に向けて 多文化共生  国際化推進プランを策定しました

 富士市に住む外国人登録者数は、南米系日系人を中心に年々増加し、その数は、50か国籍・5019人(平成23年3月31日現在)になります。
 国籍や民族などによる隔てなく、だれもが安心して暮らせる地域づくりを進めるため、ことし3月「富士市国際化推進プラン」を策定しました。

多文化共生の地域社会づくりが必要
 製造業が中心の富士市は、外国人労働者が多く、海外に行くことなく、外国籍の人とふれあう機会がふえています。
 それに伴い、教育、労働、医療などの生活場面で、言葉の壁や生活習慣・文化の違いなどからさまざまな課題が生じています。
 今後、市民、地域コミュニティ、企業や行政機関などが協働して、国籍を越えた多様な文化や価値観を共存し、だれもが安心して暮らせる多文化共生の地域社会づくりが一層求められています。
●多文化共生とは
 国籍や民族などの異なる人々が、互いの文化的な違いを認め合い、対等な関係を築こうとしながら、地域社会の構成員としてともに生きていくことです。

-写真あり-
(写真説明) 毎週土曜日、富士見台サポートセンターで勉強している外国人児童生徒とサポーターの皆さん

アンケート結果から見る国際化を取り巻く現状と課題
 計画を策定するに当たり、富士市と在住する日本人市民、外国人市民に対してアンケート調査を実施しました。
 アンケート調査から、「外国人市民を、今後も安住化する生活者として捉えていく必要があること」、「日本人と外国人が交流する機会を多く設け、コミュニケーションの活性化を図る必要があること」などが課題として挙げられます。

-図あり-
(図説明)国際化の進展に伴い、市ではどのような施策が重要だと考えますか?(複数回答)
(図説明)富士市に今後どのくらい住む予定ですか?
(図説明)地域の日本人とつき合っていく上で望むことは何ですか?(複数回答)

富士市国際化推進プラン

◆基本理念◆
心通い合う多文化共生のまちふじ
 国籍や民族・文化の違いによる異なる価値観を、すべての市民が互いに理解に努め、尊重し合いながら、心を通わせ、日本人市民も外国人市民も同じ市民として共存していくことができる多文化共生社会の実現を目指します。
【計画期間は5年間】

基本目標1
多文化共生の地域づくり
 国籍や文化の違いにかかわらず、だれもが地域社会の一員であるとの多文化共生意識を啓発し、日本人市民と外国人市民の相互の理解を深めることを目指します。
・市民主体による多文化共生のまちづくりの推進
【国際交流ラウンジの運営】
・多様な言語、多様なメディアによる行政・生活に関する情報提供
・外国人市民の社会参画の促進
【町内会(区)への加入促進】など

基本目標2
外国人市民も快適に暮らせる環境づくり
 言葉や生活習慣が異なる外国人市民も、同じ地域に生きる生活者として、地域の人々と安心してともに暮らせる環境づくりを目指します。
・学習支援・相談体制などの充実
【外国人児童生徒適応指導教室の開設による学習補助、保護者への相談対応】
・防災意識の啓発
【外国人市民を対象とした防災講座の実施】など

基本目標3
国際化を担う人づくり
 異なる文化や価値観を持つ人々を尊重し、これからの国際化社会を担う国際感覚豊かな人材をはぐくんでいくことを目指します。
・友好・姉妹都市交流の推進(嘉興(かこう)市、オーシャンサイド市)
・市民ボランティアの育成
【日本語を教えるボランティアを養成する講座などの開催】など

-写真あり-
(写真説明) ニューイヤーエンドパーティーでの交流
(写真説明) 富士見台地区は、国籍の区別がなく住みやすいと語る オリヴァ・カルロス・アルベルトさん家族

外国人市民の生活サポートや異文化にふれるきっかけづくりの場

富士市国際交流ラウンジ(FILS(フィス))
住所/富士町20-1(富士市交流プラザ内)

-写真あり-
(写真説明)FILSの外観

 FILSは、次のような事業をしています。
・日常生活上の外国語相談
・公的文書の翻訳
・日本語教室
・日本語ボランティアの養成
・外国人児童生徒への学習支援
・異文化理解のためのイベント開催
など

-図あり-
(図説明) FILS相談対応時間
(図説明) 地図

●ラジオエフで情報をゲットしよう
コミュニティFM(エフエム)「Radio-f(ラジオエフ)(84.4MHz)」では、6か国語(※)で外国人向けの生活情報アドバイス番組「Happiness(ハピネス)」を、毎週日曜日12時から放送しています。
※スペイン語・中国語・英語・ハングル語・タガログ語・ポルトガル語。

地域の行事などに多くの外国人が参加してほしい

 私は、23年前にペルーから富士市に来ましたが、当時は通訳者もいなく、言葉の壁で大変困りました。
 年々、地域に外国人向けの看板ができたり、公共施設に通訳者が配置されたりと、外国人が住むための環境が整ってきています。でも、まだまだその情報を知らない外国人は多くいます。
 私は、FILSやRadio-fでスペイン語の翻訳をしています。もっと多くの外国人に聞いてもらい、行事などに参加して、地域の日本人と仲よくなってほしいですね。そして、「富士市国際化推進プラン」で目指しているように、お互いが心通い合えたらいいなと思います。

-写真あり-
(写真説明) 外国人のためにスペイン語の通訳・翻訳をする 佐野マリサさん(柳島)

問い合わせ

市民安全課(国際交流室)
電話 55-2704 ファクス 51-0367
添付ファイル
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