【広報ふじ平成21年】みんなで目指そう8020歯の健康
8020は「80歳になっても自分の歯を20本以上保とう」という運動です。親知らずを除く28本のうち、自分の歯が20本以上あれば、ほとんどの食べ物をかみ砕くことができると言われています。
自分の歯で何でもおいしく食べて、健康で生き生きとした生活を送るため、8020を目指しましょう。
8020を達成するためには?
歯が抜けてしまう原因である「むし歯」と「歯周病」を予防しましょう。
(1)正しい歯磨きをして歯垢を落としましょう
歯ブラシで除去できない歯と歯の間の歯垢は、デンタルフロスや歯間ブラシを使いましょう。
(2)定期的な歯科検診を受けましょう
歯の状態チェック、器具を使用した歯の清掃や歯石除去、フッ素塗布などをしていくことが大切です。
(3)規則正しい食生活をしましょう
歯垢の原因になりやすい糖分は、とり過ぎないようにしましょう。また、繊維質やカルシウムの多い食品を積極的にとりましょう。
(4)一口30回を目安によくかみましょう
汚れを洗い流す唾液の分泌を促すために、よくかみましょう。よくかむと、歯周組織の機能が維持されます。
(5)禁煙をしましょう
タバコは血管を収縮させ、血液の流れを妨げます。血行不良になると、歯周病が進行してしまうことがあります。
(6)ストレスを解消しましょう
免疫力を低下させないように、休養をとり、運動を積極的に行いましょう。
(7)糖尿病の人は気をつけましょう
歯周病の毒素がインシュリンの働きを阻害し、糖尿病を悪化させます。糖尿病の人は歯周病になりやすい傾向にあります。
正しい歯磨きと生活習慣の改善を!
歯周病は、歯周病菌による歯周組織の炎症です。ほうっておくと、歯を支えている骨が溶けて歯が抜けてしまいます。
歯周病を予防するには、正しい歯磨きをする必要があります。口内の環境は歯並びや食生活などによって個々に違うため、自分に合った歯磨きの方法を見つけましょう。まずは、一度専門家(歯科医師や歯科衛生士)をお訪ねください。
また、生活習慣の改善も予防になります。やわらかいものばかり食べていると歯ぐきがやせてしまいます。かたい物を食べることで、かむ回数をふやし唾液の分泌を促しましょう。唾液は歯垢を洗い流し、殺菌する作用があります。喫煙者には、タバコに含まれるニコチンが血管を収縮させ、歯肉の炎症が治りにくくなるため、禁煙をお勧めします。
歯周病はほとんど痛みがなく、痛みを感じたときには既に手おくれの状態です。自覚症状がなくても、年1〜2回は受診しましょう。
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( 写真説明 )(社)富士市歯科医師会 副会長 吉田 高稔さん(青葉町)
食事はいつまでも自分の歯で
自分が受賞するなんてびっくりしています。健康な歯を授けてくれた親に感謝ですね。今回の受賞で、歯の大切さを改めて感じました。
これからも、歯磨きを朝晩忘れずに行い、半年に一度、歯のクリーニングに歯医者へ通い続けようと思います。食生活は、今までどおり目刺しや煮干しでカルシウムを補給し、好物のするめやせんべいなど、かたい食べ物を積極的に食べて歯ぐきを鍛えます。生涯、自分の歯で食事をすることが目標ですね。
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( 写真説明 )いい歯のお年寄り8020コンクール静岡県歯科医師会長賞受賞 佐野 三郎さん(水戸島本町)
8020推進静岡県大会in富士市みんなで目指そう 8020 歯の健康
とき/平成22年1月16日(土曜日)10時〜16時
ところ/ロゼシアター 中ホールほか
内容/午前の部 8020体験、展示コーナー 午後の部 基調講演、健康ふじ21推進シンポジウム
参加料/無料
申し込み/当日、直接会場へ
問い合わせ 健康対策課 電話64-8993 ファクス64-7172
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広報広聴課 (市庁舎8階北側)
電話:0545-55-2700 ファクス:0545-51-1456
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