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【広報ふじ平成19年】まちかどネットワーク

見ごろ食べごろ 冬キャベツ

温かい煮込み料理・いため物にぴったり!!
冬キャベツ(寒玉キャベツ)
 
 食卓でおなじみの定番食材、キャベツ。料理の主役に、付け合わせにと、まさに万能野菜の代表格です。市内では伝法地区での生産が盛んで、昭和40年以降、米の裏作として栽培されるようになりました。
 年間を通じて食べることができるキャベツですが、市内の収穫時期は主に10月末〜6月末。一般的に、収穫時期によって「春キャベツ」「冬キャベツ」と呼び分けられます。春キャベツは、春先から出回るキャベツで、玉の巻きがゆるく、葉が柔らかいのが特徴です。一方の冬キャベツは、晩秋〜2月上旬にかけて出回るキャベツで、玉がしっかり詰まり、寒さに当たって甘さが増していきます。生のままでおいしく食べることができる上、煮込んでも煮崩れしにくいのが特徴です。
 父親の世代から40年近くキャベツを専用に生産している伝法の佐野哲久さん(左写真・右)は、「うちのキャベツは、スーパーや飲食店を通じて、ほとんどが市内で消費されています。消費者の顔が見えることが、安全・安心のおいしいキャベツづくりへの活力になります。
 一言でキャベツといっても、時期をずらして10品種栽培します。ことしの猛暑を初め、どんな気候になっても、安定して食卓に供給するためなんです。今ちょうど、暑さに強い『秋徳(しゅうとく)』と、寒さに強い『稜山(りょうざん)』という品種が収穫時期を迎えました。自然を相手に日々勉強ですよ!!」と笑顔で話してくれました。
- 写真あり -
( 写真説明 ) ロールキャベツ、焼きそばにもぜひ!!(佐野久男さん・洋子さん・哲久さん)

ズームアップ 吉原工業高校自動車研究部

手づくりの省エネレースカーで「エコラン」を完走!!
吉原工業高校 自動車研究部
 
 エコランとは、1リットルのガソリンでどれだけ長い距離を走れるかを競う大会。このエコランの全国大会が、10月6日・7日に栃木県茂木町(もてぎまち)で開催され、164チームが参加しました。
 今回で参加14回目となる吉原工業高校からは2チームが出場。ことしは学校創立70周年の記念事業として、代々引き継がれた車体2台のうち1台に、生徒みずからが製作した新型ボディを乗せての挑戦でした。結果は31位(893キロメートル/リットル)と45位(684キロメートル/リットル・新型ボディ車)でした。
 部長の上原達朗さんは、「ボディの製作は、発泡ウレタンの固まりを手作業で流線形に削り出すという気の遠くなる作業でした。タイヤをボディで覆うことで空気抵抗が少なくなり、燃費を向上させることができるんですよ」と話してくれました。
 また、全国大会で新型ボディ車のドライバーを務めた海野和希さんは、「ゆっくり加速すると燃費の向上につながります」と、運転のコツを話してくれました。
 最後に上原さんは、部室の奥に掲げた部の最高記録941キロメートル/リットルの張り紙を見ながら、「目標は4けた(1,000キロメートル/リットル以上)です」と熱く語ってくれました。
 また、ことし8月には、同校の電子機械科3年生が製作した太陽電池充電式電気自動車「コロ蔵(ぞう)」が、松崎町〜富士市の約75キロメートルを走破しました。
 今、吉原工業高校の生徒が環境に優しい次世代の自動車研究に向けて加速中です!!
- 写真あり -
( 写真説明 ) 10月の全国大会の様子(ドライバーは海野さん)
( 写真説明 ) 部員19人の挑戦はきょうも続きます(下中央が部長の上原さん)

人(ひと) 庄司 博彦さん

世界中の子どもに写真教室を通じて「平和」を伝える
庄司 博彦さん(フォトジャーナリスト・富士見台6)
- 写真あり -

 報道写真家として活動する傍ら、6年前から世界各地の学校や施設を訪問し、ボランティアで写真教室を開いています。これまで8か国34か所をめぐり、出会った子どもは430人。中には、戦争や災害の傷跡の残る街も多くあります。
 「きっかけは、世界同時多発テロの直後、取材で訪れたニューヨークでの出会いです。悲しみに沈む現場で、カメラにほほえみかけた少年の笑顔が心に焼きつき、活動を思い立ちました。
 まず、子どもたちに「あなたが『平和』と思うものを撮ってきて」と、使い切りカメラを渡すのです。瞳を輝かせながら、子どもたちが写す『平和』は、家族や友達の笑顔、日常の風景。でもそれは、プロには撮ることのできない、素直な心で撮られた写真です。教えながら、逆に私が教わることばかりです。
 大地震で瓦(が)れきと化したイランの街や、戦争の悲しみが今も残るベトナムの施設。どんな状況でも、子どもたちは強く生き、明るい笑顔を見せてくれます。
 今、日本各地で写真展を開催中です。世界中の子どもたちが撮った写真を見て、私たちにとってごく当たり前の暮らしこそが、何より平和なのだということを、皆さんに感じてほしいですね」と熱く語ってくれました。
写真展「地球が教室」入場無料
 11月9日〜21日 駿府フジクローム館(静岡市葵区西草深町10-27)
*このテーマの写真集「『写ルンです』で撮った平和」も発売中。
- 写真あり -
( 写真説明 ) 吉永第二小学校の6年生に写真撮影のコツを伝授

ズームアップ 富士天間ひょうたん会

魅力たっぷり!ひょうたん工芸。全国レベルの作品も
富士天間ひょうたん会
 
 富士天間ひょうたん会は、来春で結成20年目を迎える、ひょうたん工芸のグループです。会員は富士川以東に46人、月1回、作品づくりと情報交換を行っています。会員の皆さんは、「初心者から上級者まで、楽しめますよ。何より、趣味を通じて出会った皆さんと話すのが楽しくて!」と和気あいあい。
 ことし6月、静岡市で開催された「全日本愛瓢(あいひょう)会」で、文部科学大臣賞(渡辺正躬(まさみ)さん)をはじめ、7人が受賞するという快挙を達成しました。
 昔から、ひょうたんは「無病息災」の意味を持つ縁起物とされ、日本各地に愛好家がいます。種まきから収穫、加工まで、1年を通じて作業が続き、特に実がなる夏は、毎日目が離せません。だからこそ、作品が完成したときの喜びはひとしおです。
 素材を生かしたシンプルな作品から、鮮やかに彩色した作品まで、年々創作の幅は広がっています。会長の漆畑博三(うるしばたひろぞう)さんは、「ひょうたんの個性を生かしながら、自分のアイデアを加え、世界に一つの作品をつくるのが魅力です。紙バンドと組み合わせるなど、富士市らしさを取り入れた作品を全国に発信したいですね」と意気込みを語ります。
 また、出前講座として、小学校で栽培から作品づくりまでを指導しています。「ひょうたんからコマ」ならぬ「ひょうたんから笑顔」があふれ出ている会です。

問い合わせ〈会員募集中!!〉
天間公民館 電話 71-4007
- 写真あり -
( 写真説明 ) 10月、ステーションプラザ Fujiでの展示会は大盛況!
( 写真説明 ) 天間公民館での会合は、いつも明るい笑顔があふれています
添付ファイル
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広報広聴課 (市庁舎8階北側)
電話:0545-55-2700 ファクス:0545-51-1456
メールアドレス:kouhou@div.city.fuji.shizuoka.jp
〒417-8601 静岡県富士市永田町1丁目100番地 電話 0545-51-0123 ファクス 0545-51-1456
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