平成19年度を「こころ豊かで活力ある富士市づくり果断の年」と位置づけ、下記の3つを柱に、生き生きとした未来を見据えた事業を実施していきます。
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( 写真説明 ) 鈴木尚市長
1 地方分権の時代にふさわしい自立型地域社会の確立を目指し、活力あふれる産業都市富士市再生に向けた基盤づくり
■「富士市中小企業振興基本条例」の制定
■「富士山フロント工業団地」整備事業の推進 など
2 少子・高齢社会に対応した地域で支え合う社会を目指し、高質でぬくもりのある社会づくり
■保育料の軽減や休日保育の実施
■「団塊の世代」の皆さんが地域の主役として活躍できるシステムづくり など
3 市民・企業から選ばれる市民満足度の高い自治体を目指し、市民生活の充実と安全で安心な地域づくり
■耐震対策の推進と防災対策の充実
■犯罪のないまちづくりの推進
■休日開庁への取り組みとして、毎月第一日曜日に窓口業務を試行的に実施 など
市議会2月定例会において、鈴木尚市長は平成19年度の施政運営の考え方と、重点施策を盛り込んだ施政方針を発表しました。
今回は、平成19年度に行う主な事業を5つの項目に分けて紹介します。
◆1.人と自然が調和する環境づくり◆
地球温暖化の防止や豊かな自然環境、生活環境の保全に取り組みます。
ごみの発生抑制とリサイクル、ごみの資源化を進めるほか、上水道・下水道の整備を行います。
【豊かな自然を生かして】
浮島ヶ原自然公園整備事業 6,013万円
浮島ヶ原自然公園は、貴重な自然を保全する公園として、4月から一部開園します。平成22年4月の全面オープンを目指し、引き続き整備していきます。
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【家庭で行う省エネルギーを支援】
住宅用太陽光発電設備導入補助事業 2,408万円
今、地球温暖化が深刻な問題となっています。
そこで、家庭からの二酸化炭素排出量を削減するため、市民が住宅用太陽光発電システムを設置する場合、今年度も200件に補助金を交付します。
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【ごみの減量化を図る】
資源化促進事業 1億8,130万円
ごみの減量化に向け、ことしから新たに、家庭から発生するせん定した枝を資源として回収します。
昨年度から始まったその他の紙とペットボトルの分別回収などとともに、ごみの資源化に取り組みます。
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◆2.いきいきと働ける仕事づくり◆
商工業の振興を図るため、工業振興ビジョンや観光・交流まちづくり計画に基づく施策を積極的に行います。
農林業の基盤整備などの推進と労働雇用環境の充実を図ります。
【地域経済の活性化を図る】
工業振興基盤整備事業 4億2,490万円
大淵地区で進めている「富士山フロント工業団地」整備事業を推進し、工業地域及びその周辺の道水路などの整備を進めます。
優良企業が進出しやすい環境を整えていきます。
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【田子の浦港の整備】
港湾整備事業 4億6,550万円
現在、田子の浦港では、船舶の大型化に対応する多目的国際ターミナルの整備や、市民が親しむことができる緑地公園の整備などが進められています。
今年度も港湾整備事業の推進を国・県に要望し、その事業が円滑に進められるよう協力していきます。
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【みんなが働ける街に】
雇用促進事業 534万円
団塊の世代の新たな就労・社会参加に関する取り組みとして、企業やNPOなどの関係団体で組織する連絡協議会を設置し、ネットワークの構築や相談体制の強化を検討するなど、新たなシステムづくりを進めます。
また、若年層の就労に対する意識を高めるため、高校生の地元企業見学会を継続して行っていきます。
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◆3.健やかで温もりのある暮らしづくり◆
市民の健康づくり推進施策や、障害者・高齢者などへの地域福祉を充実させるとともに、介護保険などの社会保障制度の充実に努めます。
子育て支援などの少子化対策を進めます。
【食を見直し、健康づくり】
食育推進事業 223万円
肥満や生活習慣病の増加などを背景に、食に対する関心が高まっています。
今年度は、食育に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るため、「富士市食育推進計画」の策定を進めていきます。
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【多様な保育サービスの充実】
保育対策等促進事業助成 1億3,406万円
多様な保育需要に対応するため、土曜日1日保育を実施している公立保育園を新たに5園ふやし、12園で行います。
また、市内で最初の「休日保育」を実施する富士わかば保育園を支援していきます。
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【地域密着型の介護サービスを】
介護保険の地域支援事業 1億5,827万円
高齢化の進展に伴い、一人暮らしや認知症の高齢者が増加し、地域における高齢者やその家族への支援が必要になっています。
昨年開所した地域包括支援センターに、委託型のセンターを2か所加え、高齢者の総合相談窓口や介護予防の体制を整備していきます。
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◆4.こころかよいあう豊かな人づくり◆
特色ある学校づくりや教育環境の充実を進めるとともに、文化・スポーツの振興のための施策を推進します。
新たな市民交流の場の創出と男女共同参画社会の実現に努めます。
【教育現場のきめ細やかな支援】
特別支援教育サポート事業など 3,889万円
新年度から特別支援教育が本格化します。
引き続き、特別支援教育サポート員を小・中学校や幼稚園に配置します。
また、養護学級サポート員をはじめ、小学校生活サポート員を充実させ、きめ細やかな支援ができる体制を目指します。
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【利用しやすい施設に改修】
富士球場など改修事業 1億4,988万円
富士球場に、利用者のためのロッカールームや会議室を備えたクラブハウスを建設します。
富士総合運動公園庭球場の人工芝の張りかえや、東部スポーツ広場の整備などを行います。
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【いろいろな機能を持つ施設】
富士市交流プラザ建設事業 24億6,249万円
昨年度から、新たな市民交流の場として、富士市交流プラザの建設を進めています。
今年度は、平垣公園や駐車場などの整備に着手します。
また、平成20年4月の開館に向け、指定管理者の公募・選定を行っていきます。
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◆5.安全で心地よい快適な街づくり◆
都市交通体系の構築や公共交通機関の利用促進を行うとともに、消防防災体制の強化と治山治水対策の推進を図ります。
さらに、生活道路や区画整理、公園・緑地などの整備を進めます。
【公共交通の利便性を向上させる】
新交通システムなど公共交通に関する事業 1億1,328万円
DMV(デュアル・モード・ビークル)導入に向けた取り組みのほか、公共交通利用への意識改革を図っていきます。
路線バスの確保とサービスの充実を図るため、昨年度に引き続き、基幹的循環バス「ふじ丸」の運行実験や、田子浦地区コミュニティバスの運行を実施します。
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【快適な交通網を目指す】
第二東名IC(インターチェンジ)周辺整備、アクセス道路整備事業 3億3,397万円
新東名高速道路(第二東名)IC周辺の調査設計を実施するなど、流通業務市街地としてのまちづくりを目指します。
また、新東名高速道路へのアクセス道路である本市場大渕線は、県・市それぞれの事業区間で整備を進めていますが、今年度は、傘木(からかさぎ)地区の事業認可や、香西(こうさい)新田地区の道路・橋梁(きょうりょう)の予備設計を実施していきます。
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【「産業・交流・文化」をテーマに】
富士市産業交流展示場整備事業 18億6,110万円
新富士駅北側地区において、富士市産業交流展示場の本体工事や広場などの整備を進めるとともに、バリアフリーに配慮した歩道の整備を行います。
また、新幹線駅前にふさわしい地区としての整備に向けた、調査や設計などを実施します。
- 図表あり -