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【広報ふじ平成17年】みーんな一緒にスポーツを楽しもう!

みーんな一緒にスポーツを楽しもう!

秋…スポーツをするのに絶好の季節がやってきました。
「スポーツをすると、どんないいことがあるの?」
「興味はあるけど、始めるきっかけが…」
「もともと運動は苦手だから…」
…なんて言っている皆さん、難しく考えなくても大丈夫。
今回の特集は、スポーツを気軽に楽しんでいる市民の皆さんをご紹介します。
- 写真あり -

この秋、スポーツでさわやかな汗を!
 「秋」と言えば、皆さんは何を思い浮かべますか?食欲の秋、読書の秋、芸術の秋…。何をするのにもいい季節ですが、今回の特集では「スポーツの秋」を取り上げ、皆さんにお勧めします。
 平成15年に「スポーツ」に関するアンケートを市政モニターの皆さんに対し行い、91人に回答していただきました(下図)。その中で、多くの皆さんが、健康などのために「スポーツや運動をすることが必要」と感じていることがわかりました。

スポーツをすると、どんないいことが?
 でも、「スポーツを始めたい」とは思っていても、きっかけがなくてなかなか…という人も多いはず。初心者であれば、なおさら勇気がいりますよね。
 市では、乳幼児とその親を対象にした「子育てママさん体操教室」や、高齢者を対象にした「さわやか健康体操教室」など、子どもから大人まで、初心者でも気軽に楽しめるスポーツ教室を開いています。
 実際に、スポーツ教室に参加した皆さんに、「スポーツを始めてよかったこと」を聞いてみました。
- 図表あり -
( 図表説明 ) スポーツについてのアンケート


仲間に出会えた!
「初めてのピンポン」教室で知り合った仲間と、卓球を続けている
大石 和子さん(横割本町)
- 写真あり -

 年を重ねていっても、「健康でいられて楽しめるもの」を探していました。そんなとき、広報ふじで募集していた卓球の教室に参加し、卓球のおもしろさを知って、「これはぜひ続けたい」と思いました。
 同じ思いの人たちとともに、今も、教室で講師をしてくれた先生の指導を受けています。
 仲間は何より大切!みんなで、「卓球がきっかけで知り合えてよかったね」とよく話しますよ。健康第一ですから、無理をせず、自己管理をしながら、楽しんでいます。でも、少しくらい疲れていても、練習に行けば仲間にも会えるし、逆に元気になってしまいます(笑)。

佐藤 奈未(なみ)さん(卓球インストラクター・中央)
- 写真あり -

 教室のとき、受講生の皆さんに、
 「ぜひこれをきっかけに、卓球を続けてください」と話しました。今も、卓球を楽しみながら続けてくれて、とてもうれしいです。
 何より、卓球を通じて人とのふれあいが生まれることがいいですね。人生の先輩たちとお話ができ、私もたくさんの人生勉強をさせてもらっています。


家族とのふれあい
「親子水泳教室」をはじめ、さまざまなスポーツに家族で参加している
佐川 たか子さん(一色)
- 写真あり -

 日ごろから孫には、いろいろなことを体験し、好きなことを見つけてもらいたいと考えています。ことしは、水泳に初挑戦させました。指導員さんが、手を引いて丁寧に教えてくれたので、安心してお任せできました。ほどなく泳げるようになったのには本当にびっくりしましたね。
 年を重ねると、スポーツに縁が遠くなりがちですが、孫と一緒なら、気軽に教室などに参加できます。家族の会話もふえますし、私自身もいろいろな人と知り合うことができ、楽しく続けられますよ。
- 写真あり -
( 写真説明 ) 親子水泳教室の様子

莉那(りな)さん(神戸小2年)
 プールの中で、おばあちゃんがずっとそばにいてくれたので、全然怖くありませんでした。先生が優しく教えてくれて、泳げたときは、本当にうれしかったです。
 これからも、家族でいろんなスポーツをやりたいです。そして、友達をたくさんつくりたいな。


心が豊かに…
「富士山ネイチャーウオーキング」で、初めての登山に挑戦した
伊奈(いな) 絹子(きぬこ)さん(三ツ沢)
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 ことし、念願だった登山(富士山新6合目まで)に初挑戦しました。一人での参加は不安でしたが、家族の後押しもあり、張り切って当日を迎えました。
 途中までは、山岳隊の人の話を聞きながら、楽しく歩いていました。ところが、石ころだらけの道で無理な力をかけて歩いたせいか、途中から両足が動かなくなってしまったのです。山岳隊の人が私の異変に気づき、「あともう少しだから」と励ましながら、2時間近く私の体を支えて歩いてくれました。
 私は、介護の仕事をしていますが、実際に自分がお世話してもらう立場になって、歩けない苦しさを実感し、人から差し伸べられる手の優しさに、心が温まることに気づかされました。この優しさを、自分の仕事に取り入れていきたいと、心から思いました。
 何ごとも、興味を持ったら勇気を出して挑戦するべきですね。活動の中でいろいろなことを考え、生きがいや楽しみができます。ぜひ、体を鍛えて登山に再挑戦したいです。
- 写真あり -
( 写真説明 ) 登山前に参加者と


Q:家族でやるには、どんなスポーツがお勧め?
A:大人と子どもが一緒に楽しめるスポーツがあります
 「しずおか型地域スポーツクラブ」って知っていますか?“いつでも、だれでも、いつまでも”スポーツを楽しめる環境をつくろうという目標のもと、既存の施設を利用して活動をするスポーツクラブのことです。
 ことし3月、富士市で初めてのしずおか型地域スポーツクラブ、「TAC(タック)」(Total(トータル) Activities(アクティビティーズ) Community(コミュニティー)の略)ができました。 TACでは、「ドッヂビー」というスポーツを中心に、子どもから大人までが一緒にスポーツを楽しんでいます。

●●●ドッヂビーって何?●●●
フライングディスクを使ったドッヂボール。専用のディスクはやわらかい素材でできていて、当たっても痛くなく、また投げやすいことから、小学生を中心に広がり始めています。
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TACの仲間に入りませんか?
年齢・性別に関係なく、だれでも参加できます。

問い合わせ スポーツ振興課(一番下参照)
      または TAC Eメール f-tac@ck.tnc.co.jp

スポーツは、コミュニケーションの場!
TAC指導者
尾鷲(おわし) 太(ふとし)さん(大淵)
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 ドッヂビーの魅力は、ディスク一枚あれば「いつでも」、ちょっとしたスペースがあれば「どこでも」、子どもから大人まで「だれでも」、できるということです。
 大人と子どもが、同じコートで真剣勝負できるスポーツは、そんなにありません。皆さん親子で参加していて、お互いに教え合い、笑い合い、よいコミュニケーションの場になっていますよ。

●集団での遊びの中から、学んでほしい
 ドッヂビーを通して子どもたちに伝えたいことは、「集団で遊ぶ」ことの大切さと、「スポーツっておもしろい!」ということ。最近は、パソコンやテレビゲームなどの個人的な遊びがふえ、逆に集団での遊びが減ってきています。集団での遊びの中では自然と、ルールや仲間意識が生まれて、いろいろなことを学ぶことができます。
 7月の全国大会のときも、「勝ち負けにこだわらず、とにかく楽しもう」と子どもたちに話しました。しかし、小学生チームも、大人チームも、予想外の大健闘。この喜びが、スポーツをより楽しく感じるきっかけになればと思います。

●挑戦はこれから
 これから先、健康づくりも含めて、「しずおか型地域スポーツクラブ」が幅広い年齢層の人たちに浸透し、ドッヂビーに限らず、いろいろな種目に挑戦していけたらいいですね。
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ドッヂビーのおかげで仲よくなれた
TACメンバー
右・鈴木 翔平(しょうへい)さん(今泉小6年)
左・松本 健(たける)さん(田子浦小5年)

 去年、ドッヂビーの体験教室に参加して、とてもおもしろかったので、TACに入って続けています。週3回の練習が、いつも楽しみ!
 ドッヂビーを始めて一番よかったのは、友達がいっぱいできたこと。それぞれ小学校が違うけれど、あだ名をつけて、練習中に呼び合うようにしていたら、すぐに仲よくなれました。みんな親子で練習に来て、一緒に楽しんでいます。
 楽しむことが一番の目的だけど、7月に全国大会に出場してから、やっぱり「試合に勝ちたいな」という気持ちも出てきました(笑)。頑張って練習して、来年は絶対に優勝するぞ!


Q:だれか、スポーツを教えてくれないかな?
A:スポーツリーダーバンクを活用してください
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練習をやっているけれど、なかなか上達しなくて…指導してくれる人がいれば!
正しいルールを知りたいな
健康診断で「運動しなさい」と言われました。でも、どんな運動をしたらいいの?

…こんなとき、ご利用ください
スポーツリーダーバンク

 市では、「スポーツリーダーバンク」を設け、スポーツやレクリエーションの適切な指導・助言を行うことができる指導者を登録しています。市民の皆さんの要望に応じて、100人を超える登録者の中から、適切な指導者を紹介します(問い合わせはスポーツ振興課へ)。

一生楽しめるスポーツを見つけましょう

スポーツリーダーバンクに登録している
土屋 静一郎 (せいいちろう)さん(大淵)
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 「スポーツの楽しさを、多くの人に伝えたい」との思いから、スポーツリーダーバンクに登録しました。私自身、小さいころから体を動かすのが好きで、特に小学校から始めたサッカーは、現在も社会人チームで続けているくらい大好きです。スポーツ好きが高じて、専門学校でスポーツ関連の勉強をし、日本体育協会公認のスポーツプログラマーという資格を取りました。

●スポーツを楽しむ気持ちは、世界共通
 スポーツの魅力の一つは、言葉や国境を超えた交流ができることです。先日、富士宮市で行われた「富士山カップ全国少年少女サッカー大会」に、審判として参加したとき、お互い違う国の子どもたちが、身振り手振りでうまくコミュニケーションをとっていました。それを見て「スポーツに言葉や国の違いは関係ないんだ」と実感しましたね。

●スポーツは「遊び」
 スポーツというと、皆さんは、「きつい」「苦手」と思うかもしれませんが、実は「スポーツ」という言葉はもともと「遊び」という意味なのですよ。その本来の意味をわかってもらうため、スポーツを楽しんでもらえる指導をしたいですね。
 私は、一生を通して続けられる「生涯スポーツ」を特にお勧めします。年齢・性別に関係なく、いつでもだれでもできるのが生涯スポーツのよいところ。意識して歩けば、ウオーキングも立派な生涯スポーツと言えますよ。
 何ごとも、楽しくなければ興味を持てませんし、続けられません。気楽な気持ちで、まずは遊びから始めてみてください。健康のためにも、何でもいいので一つのスポーツを続けましょう。ぜひ気軽に、私たちスポーツリーダーにご相談ください。

スポーツを通して得られるものは、心と体の健康、そして何より、一緒に楽しい時間を分けあえる仲間。
何にもかえがたいものばかりですね。
きっと、あなたにもぴったりのスポーツがあるはずです。
さあ、みんなでスポーツを楽しみましょう!
- 写真あり -

スポーツ教室、スポーツリーダーバンク、TACなどについて
問い合わせ スポーツ振興課 電話 55-2876 ファクス 53-2862
              Eメール ky-sports@div.city.fuji.shizuoka.jp
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広報広聴課 (市庁舎8階北側)
電話:0545-55-2700 ファクス:0545-51-1456
メールアドレス:kouhou@div.city.fuji.shizuoka.jp
〒417-8601 静岡県富士市永田町1丁目100番地 電話 0545-51-0123 ファクス 0545-51-1456
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