皆さんは、自分の「健康」について考えたことがありますか?
今回は、富士市民の主な健康指標や、健康診断の結果についてお知らせします。あなたや家族の健康を守るため、健康診断を受け、生活習慣を見直しましょう。
健康宣言を始めてみませんか?
健康ふじ21アクションプラン十の分野
皆さんは、「健康ふじ21アクションプラン」という言葉を知っていますか?
これは、健康を維持するために、市民一人一人が毎日の暮らしの中で具体的に何を行えばよいかを示した行動計画です。重点的に取り組む十の分野を定め、生活習慣改善のための健康宣言を定めています。
皆さんも、まずは自分にできる健康宣言を始めてみませんか?
1. 元気なまちづくり
健康について学びます
2. 健やか親子
健康な赤ちゃんを産み育てます
3. 健康診断、脳血管疾患、糖尿病・肝臓疾患
4. がん
毎年健康診断を受けます
5. 食生活・栄養
朝食を毎日食べます
6. 運動
運動習慣を身につけます
7. たばこ・飲酒
禁煙に挑戦します
お酒は飲みすぎません
8. こころ
休養を取ります
9. 歯
80歳で20本の歯を目指します
10. 骨折・認知症
外に出て体を動かします
富士市民は健康?
静岡県の標準を100とした、疾病ごと・部位別がんの標準化死亡比を見ると、富士市は県の標準(*)を上回り、健康とは言えない状況にあります。
生活習慣病の予防対策などを強化し、県の標準まで引き下げることが現在の課題となっています。
*標準化死亡比とは、県内の各市町村の年齢構成が均一であるという仮定で数値を補正したもの。100以上は県標準より死亡状況が悪く、100以下は県標準よりよい。
- 図表あり -
( 図表説明 ) (左)部位別がんの標準化死亡比
( 図表説明 ) (右)疾病ごとの標準化死亡比
富士市の基本健康診査受診率は県下ワースト6位!
富士市民の平均寿命は、県の平均より低く、若くして亡くなる人が多いと言えます。その原因の一つとして考えられるのは、各種健康診断を受ける人が少ないということ。富士市の基本健康診査の受診率は、県下でワースト6位なのです。
また、病気になっても、症状が重くならないと受診しない人が多いこともわかっています。
- 図表あり -
( 図表説明 ) 健康診断受診率の比較(平成15年度)
健康診断を受けましょう!
生活習慣病は、早期発見が決め手です。自覚症状がなくても、大きな病気が潜んでいるかもしれません。毎年一回は、必ず健康診断を受けましょう。
*健康診断に関する詳しいことは、健康カレンダーか、保健福祉センターのホームページをごらんください。
- 写真あり -
( 写真説明 ) 地域の「健康推進員」も、健康診断の受診を皆さんに呼びかけています。
- 図表あり -
( 図表説明 ) 健康診断の種類と自己負担金
おしらせ
健康ふじ21推進シンポジウム
「がん予防 受けよう検診、見直そう生活習慣」
とき 10月12日(水曜日)
ところ ロゼシアター中ホール
*詳しくは、広報ふじ9月20日号の「暮らしのたより」でお知らせします。
健康ふじ21推進会議
広報部会長
丸山 幸枝(ゆきえ)さん(大淵)
- 写真あり -
健康が一番!定期健康診断をお勧めします
だれもが健康で長生きしたいと思っていると思います。しかし、毎年多くの人が生活習慣病で亡くなっています。
平成15年に市が行ったアンケートによると、健康診査は約3割、がん検診は約6〜8割の人が受けていません。「忙しくて健康診断に行く時間がない」、「たいしたことはない」と放っておくと、寿命を縮めることになりかねません。健康診断を受けて病気を早期に発見し、本当によかったという声を、いろいろなところで耳にします。ぜひ、定期的に健康診断を受けることをお勧めします。
また、食事の好き嫌いも、生活習慣病に影響を及ぼします。家族のため、自分のために、食事づくりも楽しみたいですね。
だれにとっても一度きりの人生、生き生きと楽しく過ごし、幸せの輪を広げ、「健康」という財宝を輝かせましょう。
保健福祉センター
電話 64-8990 ファクス 64-7172