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【広報ふじ平成17年】中央病院ってどんなとこ?

中央病院ってどんなとこ?

 市立中央病院が現在の場所に移転開院してから20周年を迎えました。市内で唯一の総合病院として、市民の皆さんに愛される病院を目指し運営されています。今回は富士市立中央病院についてお知らせします。
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地域医療を支える病院として
 昭和24年3月、現在の本市場に「富士町立富士中央病院」として開設。当時は、診療科目5科で病床数は99床でした。翌25年には、耳鼻咽喉科が開設。そして、昭和29年4月に名称を「富士市立富士中央病院」と改称しました。その後皮膚科、気管食道科、放射線科が次々と開設し、昭和37年、「総合病院市立富士中央病院」となりました。このときの診療科目は9科でした。
 昭和59年8月には現在地、高島町へと新築移転し「富士市立中央病院」と改称。診療科目18科、病床数520床と大幅に変更されました。昭和61年には精神神経科が開設。平成3年12月には新館が完成。平成9年心臓血管外科開設、平成15年4月神経内科常設、同年5月歯科口腔(こうくう)外科が新開設されました。このように、科の増設や増床を繰り返し、地域医療を支える病院となりました。

優しい医療を目指して
 現在、中央病院は診療科目22科、病床数596床(一般580床、結核10床、感染症6床)です。平成15年度の患者数は、外来患者が一日平均で約1,300人、入院患者数は約460人です。
 急性期医療(*)機関として「患者さんにやさしい医療」を目標に日々向上の努力を続けています。また、市民の皆さんからのご意見・ご提案を取り入れるため、投書箱を設置しています。

*症状の変化が急激にあらわれ、発症間もない患者さんへの医療
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病院へ寄せられたご意見・ご提案
 市民の皆さんが、より一層利用しやすい病院にするため、患者さんや来院者から意見、要望、苦情などを院内の投書箱で受け付けています。内容により、各部門に改善と回答を求め、「お返事」として院内に掲示しております。また、病院ホームページでも見ることができます。
 ご意見・ご提案の総数は、平成13年度が177件、平成14年度が164件でした。平成15年度は、お礼の投書が大幅にふえました。医師、看護師に対するご意見はもちろん、食事に関することなど他職種に対するお礼の声がふえています。また設備についての要望も多く、大半が新規設備の導入に対するものです。接遇については、平成13年度と比較すると減少傾向ですが改善を求める声があります。
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( 図表説明 ) 円グラフ:平成15年ご意見・ご提案詳細

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( 図表説明 ) 棒グラフ:ご意見・ご提案3か年グラフ

外来受付時間
 毎週月曜日から金曜日、8時〜11時(診療開始は8時30分から)
 休診 土曜日・日曜日・祝休日

面会時間
 平日 15時〜19時
 土曜日・日曜日・祝休日 13時〜19時

救急外来
 診療所や救急医療センターなど一次救急医療機関の医師や救急隊員などにより、「入院治療を必要とするような重傷患者」と判断された人が搬送される二次救急医療機関です。

診療科案内
 診療科は次の通りです。
 内科(呼吸器、代謝一般、腎)、小児科、外科、整形外科、リハビリテーション科、脳神経外科、皮膚科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、放射線科、形成外科、泌尿器科、麻酔科、精神神経科、循環器科、心臓血管外科、神経内科、歯科口腔外科

神経内科とは
 しびれ、力が入らない、めまい、頭痛など、さまざまな神経症状の原因を検索し、治療していく診療科です。具体的には脳梗塞などの脳血管障害、パーキンソン病などの変性疾患、手足のしびれを示す末梢(まっしょう)神経障害、そのほかにも多発性硬化症、種々の脊髄(せきずい)疾患、多発筋炎などの炎症性筋疾患を中心に診療を担当しています。

歯科口腔外科とは
 口腔やあごならびに隣接組織にあらわれる病気に対する診断や治療を行う診療科です。歯科医院では困難な抜歯や口の中のできもの、あごの骨折、炎症(腫れもの)、顎(がく)関節症、顎(がく)変形症などの一般的な口腔外科的疾患のみならず、いびきや睡眠時無呼吸症候群の歯科的治療などを行っています。ただし、特別な場合を除いて、一般的な歯科治療(入れ歯や詰め物)は診療いたしません。
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受診方法
 急性期病院のため、なかなか受診することのない中央病院。そこで今回、まちかどネットワーカーの渡辺真一郎さん(中央町2)に模擬受診として、受け付けから会計までの流れを体験していただきました。左ページの配置図と一緒に、ごらんください。

1 診療申込書記入
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 記載台に置いてある診療申込書に必要事項を記入し、受診する科を選びます。受診する科がわからないときは、中央受付1番窓口で看護長に相談してください。

2 中央受付
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 診療申込書に記入後、保険証と一緒に中央受付2・3番窓口へ提出。受け付けが終わると、カルテとファイル(受診票・診察券)が手渡され、案内や説明が行われます。

3 受診科受付
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 中央受付で受け取ったカルテとファイルを提出し、受付前の待合で名前が呼ばれるまで待ちます。

4・7 診察室
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 中待合に呼ばれた後、受診となります。検査・レントゲンなどがある場合、再度診察を受けます。診察終了後、受診科受付にて診察券を受け取ります。

5 レントゲン受付
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 診察室でファイルを渡されます。それをレントゲン受付に提出、受付票を持ち、名前が呼ばれるまでレントゲン室の前で待ちます。

6 レントゲン室
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 受付票を技師に提出後、撮影となります。撮影後、受付にてレントゲン写真とファイルをもらい、受診科で再度診察を受けます。

8 会計
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 会計は窓口と3台ある自動支払機で行えます。不明な点は係員がいますので、聞いてください。15時以降は窓口のみとなります。

9 薬局
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 領収書の半券に薬の番号が記入さている場合、薬があります。半券を切り取り、電光掲示板に番号が表示されたら、薬局に提出してください。

・保険確認のため、毎月最初の受診日には保険証を提示してください。
・最後の受診から3か月が経過すると初診料がかかります。
・診療所などの紹介状がない場合、特定初診料として1,050円がかかります。
・再診の場合、再診自動受付機に診察券を入れ受け付けしてください。ただし受診科を変更する場合は初診時と同じ手続となります。

20年以上たつとは思えません
 院内のスペースの広さには感心しました。その分、受診科に行くまで距離を感じました。中央受付での案内が丁寧なので迷うことはありませんが、診療所と違い、受診科が近くにないのは意外でしたね。建設して20年以上たったとは思えない清潔さや最新設備が整っている雰囲気が伝わりました。診察券一枚で受診から検査、支払いまでできるのには驚きです。市東部にも、同じような総合病院ができればいいと思いました。
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( 写真説明 ) 模擬受診の体験を終えた渡辺さん

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( 図表説明 ) 院内1階配置図

富士市立中央病院・結城研司(ゆうきけんじ)院長
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市民の皆さんに愛される病院
市民の皆さんに支えられた病院
 昭和59年の移転当時、市民の皆さんから診療科や医師のことなど多くのご意見をいただいたおかげで、今日の中央病院があります。
 地域密着型の医療機関として、受付案内業務のボランティア、車いすなどの修繕を行うボランティアの皆さんに支えられながら、「市民の皆さんにより良い医療をやさしく安全に提供し、常に医療の向上に努める」ことを理念として職員一同努力しています。また、毎年、病院指針を職員から募集し定めています。ことしは「良い医療のための意識変革してますか?」に決まりました。これを念頭に置き、職員一丸となって仕事に取り組んでいます。

医療の充実を図っています
 平成15年には、ご要望の多かった神経内科の常設と歯科口腔外科が新設され、もうすぐ2年がたとうとしています。多くの皆さんが来院し、早期治療に役立っています。
 最近では、医療機器の更新も順調に進み、レントゲン機器のデジタル化、2台目の新型MRIの導入、老朽化した医療機器の更新と、最新の機器に衣がえの努力をしています。また、医師数が減少しており、特に消化器内科の医師は全国的に不足しています。現在、手配をしているのですが厳しい状況にあります。ご要望の多い、午後外来や来院してすぐに受診ということも、十分な医師の数があればできるのですが、現在は困難な状態です。

だれでも利用しやすい病院を
 混合診療解禁の話題や、医療制度の目まぐるしい変化などがありますが、常に市民を守る病院でありたいと考えております。そして、いざというときに頼りになるような病院づくりを今後も目指していきたいと思います。病院をよりよく、皆さんが利用しやすくするために、各階に一つ、投書箱を設置してあります。メモ用紙でも構いません、病院についてのご意見、ご提案をお寄せください。

問い合わせ先 中央病院総務課 電話 52-1131
ホームページ http://fujishi.jp/~byoin/
ファクス 51-7077
添付ファイル
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広報広聴課 (市庁舎8階北側)
電話:0545-55-2700 ファクス:0545-51-1456
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