子供たちの声でにぎわう公園や、自然環境の中で心身の健康増進や野外レクリエーションを楽しむ郊外の大きな公園。公園は、市民の皆さんが快適で活力ある生活を送るために欠くことのできない都市施設です。皆さんは公園をどのように利用されていますか。それと公園の目的に応じた使い方を知っていますか。今回は、公園を楽しく安全に利用するコツを御紹介します。
公園にはさまざまな種類があります。皆さんは公園の種類をどのくらい知っていますか
公園は小さなものから大きなもの、特殊な目的を持ったものなどさまざまな種類があります。皆さんは、どのような目的を持って公園に出かけられますか。富士市の都市公園は、大きく五つの種類に分類され、目的に応じてさらに細かく分けられています。
都市基幹公園
都市の代表的な公園として、皆さんが休養、鑑賞、散歩、遊戯などを総合的に利用することを目的とした公園で、広見公園のような「総合公園」と運動施設をそろえた富士総合運動公園のような「運動公園」に分けられます。
住区基幹公園
気軽にいつでも利用できる身近な公園として、各地域に点在しています。遊具などが置いてあり児童からお年寄りまでが利用する「街区公園」と水辺や遊歩道などがある「近隣公園」イベントなどができる大きな「地区公園」に分けられています。
特殊公園
史跡の保全や動植物の展示など特殊な目的を持った公園です。戦国時代の三国同盟で有名な善得寺公園や、かぐや姫伝説の竹採公園などを史跡を残す「歴史公園」。自然教育の森や野生ツツジの森などで自然観察を楽しめる岩本山公園などを「風致公園」と言います。
都市緑地
自然環境保全と都市景観の向上を目的とした公園を言います。
市内では富士川緑地が該当し、隣接する富士川河口一帯は野鳥保護区に指定されバードウオッチングも楽しめます。
緑道
災害時の避難路や快適で安全な生活の確保を目的とした公園です。身延線廃線敷を利用した富士緑道が代表的な緑道です。
生活に合わせて公園を上手に利用しましょう
日ごろ、元気いっぱいのこどもたちが遊んだり、近所の皆さんとコミュニケーションをとったりする公園。公園にはいろいろな使い方があります。週末に遊び道具とお弁当を持って出かけられる岩本山公園は、1年中自然と接することができる人気のある公園です。また公園は、皆さんが余暇を楽しむさまざまな施設がそろっているのを御存じですか。例えば岩本山公園では、高台の立地と豊富な自然を生かした三つの展望台に自然観察を行う各種の森、ハイキングコースなどがあります。虫眼鏡と植物辞典、双眼鏡と市内地図、木の実などを入れる袋などを持っていくと、余暇を楽しみながら自然学習ができてしまいます。このように、これから出かけようとする公園の予備知識を事前に調べておくとまた違った公園の利用方法を発見でき、公園も皆さんの使い方によって育っていきます。
公園を楽しく安全に気持ちよく利用するポイント
公園の遊具は安全に使おう
公園で子供たちに人気の遊具は、子供の心身の健全な発育や夢をはぐくむ施設です。子供たちが安全に楽しく使えるよう、市は年間を通して定期点検を行っていますが、万が一に備えて日常、利用中の簡単なチェックを行いましょう。
ワンポイントチェック
支柱の腐食、溶接部分の離脱、支柱のぐらつき、本体のぐらつき、とめネジのゆるみ、安全空間の確保など
公園で1日を楽しく過ごすための味方
公園にはなくてはならないトイレ。トイレは、公園の風景などにマッチした構造や色彩を施し、気持ちよく使えるよう配慮してあります。ちょっとしたいたずらで、みんなに迷惑をかけないようトイレにも思いやりと心遣いを持ちましょう。
安らぎを与えてくれる植物
公園の植物は、四季折々の装いで来園者の目を楽しませ、心身のリフレッシュにも大きな役割を果たしています。樹木の枝を折ったり花を摘んだりしないで大切にしてください。
- 写真あり -
( 写真説明 ) 戦国時代の史跡が残る善得寺公園
( 写真説明 ) 一部開園した原田公園
( 写真説明 ) 合併記念公園として整備した「広見公園」
旧富士市、吉原市、鷹岡町の2市1町の合併を記念して整備された広見公園は、富士市を代表する総合公園です。
( 写真説明 ) 地区公園の代表「中央公園」
富士市のほぼ中央に位置する中央公園。週末にはにぎやかなイベントや野外コンサートが行われることもあります。
( 写真説明 ) 町中の代表的な街区公園 中部1号公園(五味島)
( 写真説明 ) 町中の代表的な街区公園 青島第2公園(青島町)
( 写真説明 ) 町中の代表的な街区公園 富士駅南第2公園(上横割)