お中元の季節の呼びかけ 地元商店・産品の愛用運動
五十嵐政明(いがらしまさあき)さん (55歳)
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地元産品愛用運動。
お中元の季節です。市内では、町内会、婦人会、消費者団体などが一体となって、『地元で買物・地元で飲食・地元産品の愛用』運動キャンペーンを実施しています。長引く不況で、商店街はどこも停滞ぎみ。もっと地元を見直してと呼びかけます。
運動の中心になって活動するのが、富士本町に店を持つ五十嵐政明さん。ことし、富士市商業協議会の会長に就任しました。
「富士は、いい商品が多いんですよ。しかし、ブランド志向というのか、お客さんは静岡や沼津に行ってしまう。商業統計を調べると、市外で買い物をした額は、約370億円。企業の贈答品の半分は、市外で購入されている現状。このままでは、正直言って頭が痛いです」。
お中元商品は地元の商店で。
「商店街の活性化策を考えています。お客さんに、楽しく買い物をしてもらえる遊びの空間づくりや、駐車場の整備など。商業協議会を、みんなで活性化について考える意見交換の場にしていきたいと思っています。
秋に、一大イベントを計画中。友好都市提携5周年記念の、中国嘉興市物産展に合わせての「商工フェア」。にぎやかなお祭りを考えています。
当面の目標は、市外に流出しているお客さんに、何とか地元商品を愛用してもらうこと。ことしのお中元商品は、ぜひ、地元商店で買ってほしいですね」。