石屋さんの道具
仁藤栄彦(ひでひこ)さん(富士岡)
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富士岡の、仁藤栄彦さんの作業場におじゃましました。石をたたく道具の「セットウ」や、刻む道具で2キロの重さがある「コヤスケ」「ノミ」などは、おじいさんの「栄八さん」が使っていたもので、今回、市立博物館に寄贈していただきました。
石屋さんの道具もほとんどが機械化されていますが、「コヤスケ」「ノミ」は、今でも使っています。栄彦さんは、愛知県の岡崎で彫刻の修業中も、機械ではなくこれらの道具を使って覚えたそうです。
実は栄彦さんは、130基もの道しるべを建立した、仁藤春耕さんから数えて4代目。作業場にも、昔を伝える道しるべ一基が置かれていました。