目標に向かって全力を傾ける第11回北京アジア大会のハンマー投げ銅メダリスト
池田明由(いけだあきよし)さん(富士見台・32歳)
- 写真あり -
両手に花。
池田明由さん32歳は、今市内で一番の幸せ者。片方の手に、第11回北京アジア大会での銅メダル。もう片方には、9月23日に生まれたばかりの、長男幸広ちゃん。
幸広ちゃんの話になると、「まだ、おふろに入れるのが怖い」と、身長180センチ、体重100キロの大きな体には似合わない言葉が飛び出します。笑うと、なくなってしまうくらい目が細くなって、気は優しくて力持ちの、金太郎さんのイメージそのまま。
次の目標は70メートル。
池田さんは、ハンマー投げで本年度日本最高記録保持者。北京での記録は、66.52メートル。「体調は、あまりよくなかった」と、言います。
次の目標は、70メートル。「ただ力まかせに投げるのではなく、これからは“わざ”を高めていきたい。前かがみになるくせがあるので、フォームを改造しました。フォームが完成すれば、もっと加速し、確実に軸にのれるターンができるから、記録も伸びると思います。世界選手権にも、1994年広島で開かれる第12回アジア大会にも出場したい」と、抱負を語ってくれました。
家庭生活のリズム
ハンマー投げは、左足を軸にこまのように回りますから、リズムがとても大切。家庭生活のリズムも同様です。妻の静子さんも、全面的に協力。ビデオを撮ったり、脂肪のつかないおかずを考えたり。話しながら、また一段と目が細くなりました。