【広報ふじ平成元年】健康コーナー
くも膜下出血
一般に、くも膜下出血とは、脳動脈瘤の破裂により、脳及び脊髄のくも膜下腔に出血を起こすことをいいます。(脳を包んでいる膜は、外側から脳硬膜、くも膜、軟膜の3枚からなり、くも膜の下には、脳脊髄液が流れています。) くも膜下出血を起こすと、突然後頭部を殴られたような強い頭痛があり、叶き気と嘔叶もあります。出血がひどいと意識もなくなり、もっとひどいときは、そのまま死んでしまうこともある怖い病気です。
毎年、人口10万人に12人の割合で起こるといわれていますので、富士市では、約25人の人がくも膜下出血で倒れていることになりますが、実際には、もっと多くて40人から50人と思われます。
くも膜下出血の原因となる脳動脈瘤の手術は、意識のよい状態なら、それほどの危険もなくできるようになりました。しかし、これは再出血の予防のための手術であり、意識の悪い人にはできません。
好発年齢は40〜60歳です。突然、今までに経験したことのないような頭痛があったときには、すぐに医療機関で受診するようにしましょう。再出血で亡くなる人は、約30%であるといわれています。現在のところ、破裂する前に脳動脈瘤を見つける検査には、少々痛みと危険を伴いますので、だれにでもお勧めするわけにはいきません。もう少し医学が進歩したときには、破裂前に脳動脈瘤が見つかるようになると思います。 く富士市医師会>
レーダー通信
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