【広報ふじ昭和64年】1月13日 富士市−嘉興市(かこうし)−友好都市提携調印
五年間の友情が今、実を結び
静岡県と中国浙江省との友好提携を契機に富士市がおつき合いを始めた嘉興市。以来、両市は文化・産業などの分野で広く交流を重ねてきました。そして、足かけ5年にわたってはぐくんできた友情が実を結び、今月13日、本市で友好都市提携の調印が行われます。この調印のため、嘉興市から周市長以下、友好代表団8人が来富します。
ここで、両市の友好交流の歩みを振り返ってみましょう。
1984年9月 浙江省中日対外友好協会が来静。
嘉興市と県内の紙の産地との友好提携を希望。富士市が話題となる。
1985年1月 周洪昌嘉興市長から、友好提携を希望する旨の公式書簡が届く。
5月 富士市長を団長とする富士市友好調査団が訪中。
1986年4月 嘉興市人民政府訪問団来富。
5月 富士市議会嘉興市友好調査団訪中。
11月 嘉興市人民代表大会常務委員友好考察団が来富。
1987年8月 富士市文化訪問団が訪中。
10月 富士貿易協議会嘉興市視察団訪中。
11月 富士市議会嘉興市友好訪問団訪中。
浙江省民族歌舞団が来富。
1988年8月 市助役を嘉興市へ派遣、来年1月富士市にて友好提携調印で合意。
11月 富士市議会嘉興市友好訪問団訪中。
12月 富士市議会11月定例会にて嘉興市との友好都市提携を議決。
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( 写真説明 ) 1986年4月 周嘉興市長が来富
地道な交流を積み重ねて
友好都市確携が調印されると、中国の省や都市との提携では、埼玉県秩父市に次いで全国一で110番目、県内では県、沼津市、島田市に次いで4番目となります。
調印後は、両市間で工業・農業・科学技術・教育文化・医学など多くの分野での交流や協力が展開されるでしょう。本市にとって初めての国際友好都市提携。中国人は人とのつきあいに信義を重んじ、まじめであると聞きます。笑顔だけの友好からお互いに信頼し合い、本音の言い合える友好交流が必要な時代になってきます。両市の将来に目を据えて、地道な実のある交流を重ねていくことが大切でしょう。
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( 写真説明 ) 嘉興市の景勝地、南湖に浮かぶ烟雨楼(えんうろう)
嘉興市(かこうし)の紹介
中国嘉興市は揚子江の河口、上海の南に位置する浙江省にあります。同市は市部と郊区、嘉興(かこう)・平湖(へいこ)・海寧(かいねい)・海塩(かいえん)・ 桐郷(とうごう)の5県からなり、総面積は3,915平方キロメートルで静岡県の約半分もあります。市部(中心部)の人口は約20万人で総人口は約300万人です。
地形はほぼ平たん。100キロメートル以上の海岸線を持ち、気候は温和、四季は明瞭でおおむね富士市と同じと言えます。また 製紙・紡績・機械など工業が盛んな点でも富士市と共通しています。
嘉興市は今、近代化に向けて大きく変貌しつつあり、将来上海経済区を支える基幹都市として期待されています。
友好提携調印の日程
1月10日 嘉興市友好提携代表団来富・歓迎式・市長、議長表敬訪問
1月11日 富士市民及び近隣周辺の公共施設を視察
1月12日 静岡県知事を表敬訪問・第1回友好会議
1月13日 友好提携調印式(13時〜 富士文化センター)
1月14日 第2回友好会議
1月15日 富士市成人式へ参加・市民ふれあい交流
1月16日 関西方面へ移動
添付ファイル
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