桜の開花期を迎えると、サボテンの植えかえの好期になります。あらかじめ、1週間ぐらい前から水を切って移植に備えます。
《植えかえの方法》
健全なものは根が鉢いっぱいに広がり、容易に抜けないのが普通です。鉢の縁をたたくようにすると、抜きやすくなります。根についた土はていねいに落とし、長すぎる根や細かい根は、はさみで切りつめて整理します。
2・3日、日陰に置いて根の切り口を乾かしてから植えつけます。
《培養土の配合》
用土は、泥気がなく、通気性と排水がよく、そして適度の保水性のあるものが適しています。
そのためには、いろいろな材料を混合することでそれぞれの欠点が補われ、好結果につながります。
良い配合例としては、川砂4・赤玉土2・くん炭(もみ殻を焼いたもの)1・腐葉土またはピート2・ボレー粉(または卵の穀を砕いたもの)少量を混ぜ合せたものなどがすすめられます。
用土は、植えつけ時に幾分湿り気を与えて、よく攪拌(かくはん)しておきます。
《移植後の管理》
移植後は、暖かいところへ置き、直射日光を避けるためちり紙などを1週間ぐらいかけておきます。
この間、水やりの必要はありません。最初の水やりは、細かなじょうろで軽く与え、土が沈まないようにします。
水の量は徐々にふやしていきます。
- 図表あり -