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【広報ふじ昭和61年】着々と整備が進む下水道

下水道の役割

 下水道は、各家庭から出される台所や風呂の水、し尿を生物化学的に処理して川や海へ流します。ドブのように汚水をそのまま流すことがないので、川や海が汚れずハエやカ、悪臭などの発生が防げます。また、衛生的な水洗トイレが使えるのも魅力の一つです。
 このように下水道は、市民を快適で衛生的な生活環境に導き公共水域の水質保全に大いに役立ちます。

普及率は29.9%

 本市の公共下水処理施設は、昭和40年に吉原処理場が、昭和49年に富士見台処理場がそして、昭和55年に富士処理区の西部浄化センターがそれぞれ供用開始しています。
 現在(60年度末)本市の下水道普及率は、29.9%で県平均を上回っているものの全国先進都市に比べるとまだまだ立ちおくれています。
 そこで、一層の整備を図るため、昭和65年4月の供用開始を目標に、現在東部浄化センターの建設を進めています。
 下水道事業は、相当の年月と膨大な費用がかかりますが、市は、今後も積極的に整備を進めていきます。また、あわせて吉原市街地を中心とした雨水管渠の整備も進めていきます。

処理方法に工夫

 本市の下水処理場では、いろいろな工夫を凝らし、全国的にも珍しい処理方法を採用しています。吉原下水処理場では、割石を敷き詰め、汚水が割石の間を流れていくうちに水をきれいにする「礫間接触酸化法(れつかんせつしょくさんかほう)」をまた、富士見台処理場では土地微生物を利用した土壌脱臭法を採用しており、現在建投中の東部浄化センターでもこの方式で脱臭します。

- 写真あり -
( 写真説明 ) 全国で初めての処理方式「礫間接触酸化法」を採用した吉原下水処理場

子に贈る 大きな遺産 下水道

9月10日(この日を中心として一週間)全国下水道促進デー

期間中の主な行事
〈下水道展の開催と下水道相談所の開設〉
とき 9月19日〜23日
ところ パピー4階催事場
〈西部浄化センターの開放〉
とき 9月10日〜12日 10時〜15時
内容 施設の案内と説明
添付ファイル
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