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【広報ふじ昭和59年】地震のあとには津波がやってくる

教訓を生かして津波災害を防ごう

地震といえば怖いのが2次災害−地震の揺れが収まった後に起きる“火災”“津波”です。特に、去年の5月に起きた「昭和58年日本海中部地震」では、日ごろ忘れかけていた津波の恐ろしさを改めて知らされました。そこで、地震の2次災害−特に“津波”にスポットを当ててみました。



津波の特徴を知ろう

 津波は、海域で起った地震により海底が急に変動することによって発生します。その速さは、海の深さにより異なり、海が深いほど速く、探さ4,000メートルの海では毎秒200メートルで伝わります。また、津波は深い海から浅い海に進んでいく間に、波が次第に高くなっていく性質があります。



津波予報に注意を

 津波予報は、津波警報と津波注意報に分けて発表されます。
 気象庁は、地震が起ってから20分以内に津波予報を発表することになっていますが、巨大地震による津波では、地震後5分とか10分以内、場合によってはまだ地震が終らないうちに津波が来襲することがあるので予報が間に合わない時もあります。
 沿岸地区の人は、海面の様子やラジオ・テレビの情報に注意してください。



津波に対する心得

◆強い地震を感じたら、すぐ海浜から離れましょう。
◆地震の揺れぐあいはそれほどでもないのに、津波が押し寄せることがあります。
◆地震を感じなくても、津波警報が発表されたら、沿岸の危険区域の人はすぐ避難してください。
◆津波注意報でも、海水浴や磯釣りは危険です。
◆津波は、くりかえし襲ってくるので津波警報・注意報の解除まで気をゆるめてはいけません。
*情報は、気象庁発表による正しいものを、ラジオ・テレビ・広報車・鐘・サイレンなどで伝達します。

- 写真あり -
( 写真説明 ) 「日本海中部地震」の津浪による被害
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