富士市 FUJI CITY Official Site

富士市
広報ふじ > 昭和56年 > 昭和56年3月5日 314号 > 【広報ふじ昭和56年】市立博物館 歴史と文化の殿堂ここに

【広報ふじ昭和56年】市立博物館 歴史と文化の殿堂ここに

広見公園に4月25日オープン

 郷土の文化財や地場産業である製紙のあゆみなどを展示した市立博物館が、広見公園内に建設され、いよいよ4月25日にオープンします。
 この博物館には富士山を中心として、そのなりたちや周辺で生活した人たちの歴史・民俗などの貴重な資料を展示してあり、私たちの郷土をつぶさに知ることができます。


文化の向上に

 私たちの住む富士市は、北に麗峰富士、南に駿河湾、西に富士川という地理的条件をようし、気候も温暖で、製紙業を中心に発展してきました。
 ふるくは旧石器時代から多くの先人たちが、この自然に適応し、利用して独自の文化や産業が形成されました。
 この郷土の貴重な文化遺産を一堂に集めて保存展示し、市民のみなさんに見ていただくことによって、郷土愛や文化の向上に役立てようと造られたのが、今回オープンする市立博物館です。


長屋門など歴史民俗資料館も

 市立博物館は、昭和52年に計画設計され、完成するまでの4年間に、4億4,000万円の費用がかけられました。
 建物は、鉄筋コンクリート造り2階建で、1階に事務室・収蔵室・調査研究室・工作室など。
 2階に第1・2展示室・特別展示重室など。
 附属棟として平屋建の実習室もあります。
 これらを含め、延べ床面積は1,935平方メートル。
 この他に、博物館の附属施設として、裏手に歴史民俗資料館があります。
 資料館には、代官屋敷の人口に使った「長屋門」や妙延寺の「原泉舎」などを復元してあります。


紙の歴史や縄文時代を再現

 紙の博物館といわれる第2展示室には、郷土の主産業となった製紙の歩みを中心に、手すき和紙の用具、日本最古と思われる丸網式機械抄紙機の復元模型などを。
 第1展示室には、県下有数の縄文遺跡といわれる天間沢遺跡の出土品や当時の生活様式を再現した模型を。
 特別展示室は、国宝・重要文化財等を展示し、工芸展・中央展等を開催。
 博物館には、歴史・民俗など専門の学芸員を配置し、希望によっては展示物の説明もします。
- 写真あり -
( 図表説明 ) 地図

みどころ

第1展示室
 富士山を中心として、この地に生活してきた人達の歴史や文化の流れを「富士に生きる」をテーマに展示。
 ・富士山・愛鷹山のおいたち
 ・天間沢の人々(縄文時代)
 ・富士市の古墳
 ・富士川の合戦
 ・富士川の治水と新田開発
 ・街道と宿場
第2展示室
 郷土の主産業となった製紙のあゆみを中心に、手すき和紙の材料・用具・日本最古と思われる原田製紙の丸網式抄紙機の復元模型を展示。
 技術革新による機械、製品をとおし、紙と私たちの生活関係を考える。
特別展示室
 第1・第2展示室の常設展示を補い、中央展、美術工芸展などを企画し、市民が接する機会の少ない国宝・重要文化財を展示。
- 図表あり -
( 図表説明 ) 2階平面図
- 写真あり -
( 写真説明 ) 縄文時代の生活状況を復元したジオラマ
( 写真説明 ) 東海道五十三次 左富士

博物館を利用するには

☆休館日 毎週月曜と祝祭日の翌日
☆開館時間
 ・4月〜10月 9時〜17時
 ・11月〜3月 9時〜16時30分
☆観覧料  おとな 100円
        こども  50円
 団体割引 20人以上は6割引
☆所在地 富士市伝法66の2
     電話21-3380
*バス利用の場合は広見団地入口下車。4月から博物館行バスも出ます。
添付ファイル
※PDFを初めてご覧になる方は、ソフト(Adobe Reader)のダウンロードが必要です。
「Get Adobe Reader」のボタンをクリックし、説明に従いAdobe Readerをダウンロードして下さい。
Get Adobe Reader
広報広聴課 (市庁舎8階北側)
電話:0545-55-2700 ファクス:0545-51-1456
メールアドレス:kouhou@div.city.fuji.shizuoka.jp
〒417-8601 静岡県富士市永田町1丁目100番地 電話 0545-51-0123 ファクス 0545-51-1456
E-mail kouhou@div.city.fuji.shizuoka.jp