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【広報ふじ昭和56年】より役立つ広報無線へ 混信を防ぐ周波数変更工事に協力を

 市の行事や催し、火災、行方不明などの放送で「声の広報」として市民のみなさんに親しまれている広報無線の周波数を、地震などの災害時に近隣市町と混信しないよう変更いたします。
 周波数変更工事は、現在各受信局(広報塔)のアンテナを取替え中ですが、2月28日から3月9日にかけて、送信機と受信機を取替えますので放送が聞こえなくなります。
 市民のみなさんには、なるべくご迷惑をかけないよう短期間で変更工事を行いますのでご協力をお願いします。


全国一の広報無線だが…

 この広報無線は、昭和33年11月に開局して、市内全域で放送が聞こえるよう、受信局の充実、改善をはかってきました。
 現在市内に設置されている受信局は210局ですが、3月までには225局になります。このうち停電になっても使用できる非常電源装置つきは122局で、スピーカーで音を流す屋外方式の広報無線としては、全国一の規模です。
 しかし、富士川町・西伊豆町・伊東市が同じ周波数65.51メガヘルツを使用しています。このため混信が起きないよう富士川町とは時間調整をし、送信機にも同時に放送できないようロック装置がついています。
実際に災害が発生したらどうでしょう。時間調整するのは不可能です。各市町が一斉に放送を始めたら混乱し、性格迅速な情報をお知らせすることができなくなってしまいます。



周波数を変更します

 このような事態になった最大の原因は、郵政省が定めた地方行政波(広報無線用)の周波数割当が、全国で4波しかなく、このうち東海地区への割当は2波しかなかったからです。
 東海大地震発生の危険性がいわれ始めた52年頃から、広報無線を設置する市町村が急激に増えはじめたため、郵政省は、53年12月に新たに広報無線用「防災行政波」として、15波の割当を許可しました。そしてこれまでの地方行政波をこの防災行政波に変更するよう指導しています。
 また現在使用中の送信機の耐用年数もきているため、今回周波数変更を決定しました。
 この工事は、いざという緊急事態の場合、混信で役に立たないような心配をなくし、身近かな情報を放送できるようにして、市民のみなさんの生命と財産を守る防災設備として大きな役割を果すようにします。


2月28日と3月1日は広報が聞こえません

 2月28日と3月1日の2日間は、送信機の変更工事のため広報無線が全部聞えなくなりますが、それ以後3月9日までの間には順次聞えるようになります。工事は精力的に取り組み一日も早く聞こえるようにいたします。その間、ご迷惑をおかけする地域もありますが、変更工事の趣旨をご理解いただき、ご協力をお願いします。

- 写真あり -
( 写真説明 ) みなさまおはようございます…今日も声の広報が街に流れる
( 写真説明 ) アンテナ取替え中の広報塔
( 写真説明 ) 現在使用中の送信装備
添付ファイル
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