市教育委員会は、市立天間幼稚園の運動場拡張場所1,053平方メートルが、“天間沢遺跡”になっているため、10月3日から11月30日までの予定で発掘調査をしました。
天間沢追跡の発掘調査は、昭和35年の第1次調査を皮切りに第6次まで実施され、今回が第7次調査です。第6次までの調査では、古墳時代の住居址5か所と縄文時代中期の住居址16か所、扇形配石遺構や多数の土器と石斧などが発見されています。今回の調査では、今からおよそ4,000年から5,000年くらい前の縄文中期の住居址が3か所、配石遺構(お墓)が7か所と、埋瓶(縄文式土器)2個が完全な形で発見されました。
この天間沢遺跡発掘調査にたずさわってきた、県教育委員会の植松章八調査員は、「今回の調査場所は、配石遺構がたくさん発見され、当時の墓地であったことが確認されます。またこの遺跡は、縄文時代中期の生活様式を知るうえで貴重な遺跡です。」と話しておられました。
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( 写真説明 ) 完全な形で出土された埋瓶