魚ころがしなど200カイリ問題が表面化し、異常高騰がつづき消費者の関心は高く、早くも1年になろうとしています。このようなことから富士市消費生活モニターは、このほど市内における魚類の価格等の動向調査を実施しました。
調査は、マグロ、アジ、サバ、イワシ、イカ、塩サケ、タラコの7品目で、モニターが近くのお店でのべ209点を購入、価格や鮮度について調査を行いました。
価格についての調査結果をみてみると、塩サケを除いた6品目すべてが値上りしていました。これを品目別に見ると、タラコが314円20銭(前回242円80銭)で29.4パーセント増となっていたものを筆頭にアジ147円10銭(前回128円10銭)で14.85パーセント、イカ95円(前回86円50銭)で9.86パーセント、サバ30円60銭(前回29円70銭)で3.06パーセント、マグロ230円50践(前回223円)で3.34パーセント、イワシ33円40銭(前回31円)で7.58パーセントとそれぞれ値上り。値上りの目立ったタラコは200カイリ問題の影響を一番多くうけ品薄でもあり、今後も消費者の食卓にひびきそう。
またアジについては、時期的に品は少なく、中には一匹470円するものがありました。
反面、値下りした塩サケは前回292円20銭だったものが258円90銭で値下げ率は11.4パーセントだった。
調査全般的に、この時期は魚類の入荷が少なく、高値の傾向にあり春ものの出回り期までこの状態は当分の間続くものと見られています。