重油の燃焼にともなって発生するイオウ酸化物やその他の汚染物質は、大気汚染の主要原因となって、私たちの健康をおびやかしています。
このため市は、昨年公害対策審議会を発足させ、富士市が将来どんな公害対策をするべきか諮問しました。この答申を4月に受けましたが、おもな内容は国の環境基準0.05PPm(年平均1時間値)を達成しても十分とはいえないので、富士市の現状から、目標値は0.03PPm以下にすることが望ましい、そのためには排出される汚染物貿の総排出量を削減すべきであるとされています。
そこで、この答申に基づいて、市は削減計画をつくっていますが、大気汚染を防ぐには、良質な燃料を使うとか、拡散効果をあげるなどいろいろな方法があります。排煙中の汚染物質を取り除く脱硫装置もそのひとつです。さいきんは技術開発もすすみ、各企業でも実用化されています。
大型ボイラーでは、大昭和製紙(株)吉永工場や鈴川工場、小型では富久興製紙(1部脱硫)などですでに稼動しています。これに大勝製紙(株)、日産自動車(株)吉原工場第2地区の2工場が、全量排ガスの脱硫装置を完成させ仲間入りをしました。
この2工場は、排ガスを可性ソーダ液に吸収させ、亜硫酸ガス、はいじん、その他の汚染物質を取り除く方法で、市の調査でも十分な効果があり、大気汚染防止に大いに役立つ施設です。
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( 写真説明 ) 写真は大勝製紙・下は日産自動車の排煙脱硫装置