期間中の事故は37件 昨年を7件うわまわる
小学校や幼稚園などを中心に、500メートル四方の範囲で子どもの交通安全を絶対優先するスクール・ゾーンの設定。子どもと保護者に対する交通安全指導。ふたつを重点に春の交通安全運動が4月6日から10日間行なわれました。
この結果、期間中の子どもの交通事故は、これまでの交通安全運動に比べ大幅な減少を示し、特に、スクール・ゾーン内では、子供の事故が発生しませんでした。
しかし、全体的にみると事故が37件(昭和46年30件)発生、傷者46人(41人)と昨年を上回ってしまいましたが、幸い死者はありませんでした。37件の事故を原因別に見ると右左折違反・歩行者保護違反4件、酒酔い運転・徐行違反3件、安全運転義務違反12件などと圧倒的に運転者の不注意によるものが多く発生しています。歩行者側の不注意から起った事故としては、とび出しの2件がありました。なお、これらの事故のうち酒酔い、ひき逃げなどの悪質な事故を起し、逮捕された者が5名いました。
このほか、交通三悪と言われている無免許運転・酒酔い運転・速度違反や信号無視など法令違反のため検挙されたのが404件もあり、なかでも最高速度違反による検挙が107件もありました。
さて、子どもの事故防止に効果を上げたスクール・ゾーンは、現在広見小学校をはじめ富士中や富士第一小学校など8校に設定してあります。今後、市内の全小学校を対象にスクールゾーンを設け、子どもを事故から守る施策をすすめていきます。
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( 写真説明 ) スクールゾーンを8か所に設置