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【広報ふじ昭和43年】仏像をたずねて

毘沙門天

 旧正月8日を中心とする毘沙門天大祭には数10万人の善男善女がお詣りをします。
 この妙法寺の毘沙門堂の奥に、聖徳太子のご親作だと伝えられる、毘沙門天王の等身大の立像が安置されています。普通は邪鬼をふんまえている像が多いのに、この像にかぎって聖徳太子の両肩に乗っています。これは聖徳太子すなわち人間と仏との不離の関係を表現したものと思われます。
 毘沙門天は、もともとインドの神様で、須弥山(しゆみせん)を守護する四天王の1人、多聞天と同じもので、北方守護の役を果すため忿怒(ふんぬ)の形で表わされています。
 仏教とともに中国に渡ると恵比寿、大黒、毘沙門、弁天、布袋にわけられ、これに寿老神、福禄寿が加えられて七福神となりました。
 その中の毘沙門天は、左手に持っている宝塔から限りなく宝を出し、衆生に与えると信じられ、福徳富貴を与える神として信仰されているとともに、病気をなおす神としても信仰されています。(鈴木富男稿)
- 写真あり -
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