【広報ふじ昭和42年】茶の間のかんそう
本の話しでもちきり
今泉小父兄 森照代
我が家の本読み大会は、いつも3年生の長女がリーダーで始まります。私が「読書大会でも始めたら」といいますと、1年生や5才になる妹たちを、集めて静かに読み始めます。5才になる子までが、上の子どものまねをしてだまってページをめくりながら楽しそうに本読みに加わっています。
家で次々買って与えた本はすっかり読み終ったので、受け持ちの先生から借りてくる図書館の本を読むことがとても楽しいらしく、一冊読み終わると「おかあさん、この本おもしろかったよ」「この本とてもよかったよ」とか一応説明をしてくれるようになり、とてもいい事だと思っています。家庭にいても、雑用におわれ、本を読む時間があまりないのでせめて子どもの話し相手にと思い「どんな本だったの」とつとめて聞くようにしています「本を静かに読むことは自分のためによい事だからいいい本をたくさん読むことにしようね」と話し合っています。このような読者運動は、いつまでも続けてほしいと思います。
いまでは「私の番」と
須津小父兄 深沢 良子
「茶の間ひととき読書運動」がはじまり、夕食後のひとときに学校での出来事や、きょうあったことなどのお話しのほかに読書が加わりました。
ひとに本を読んであげたり、読んでいただいたりして、聞く態度もできてくると思います。
二人のこどもが「私の番、私の番」と得意になります。それも長つづきはできませんでしたが、読書運動期間中は、親に聞いてもらえなくても、10分でも20分でも、読むようになりました。
今では、夜ねる前には必らず本を手にするようになりました。読む習慣がついただけでも、収獲だったと思います。
運動期間がすぎますと、またくずれていくのではないかと心配になります。時どき読書をするような機会を作っていただきたいと思います。
一番難しかったのは、親と子がいっしょの時間を持つということでした。
なかなかうまくとり合うことができませんでした。これからは、できるだけこどもと共通の時間をもつようにしたいと思います
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