昨年の統計資料
春の全国火災予防運動が2月28日から3月13日まで行なわれます。
火災の恐しさはだれでも知っていますが、わずかな不注意で尊い生命や財産を、いっしゅんのうちに灰にしてしまいます。これからはだんだん暖くなるに従って“火”に対する注意がおろそかになります。火気の取り扱いには十分注意してください
ちなみに富士市消防本部の資料によると、昨年1年間に発生した火災は100件(吉原地区66件、富士地区29件、鷹岡地区5件)で、損害額は2億8,899万円(吉原1億8,600万円、富士7,073万円、鷹岡3,226万円)となっています。
原因別では、たばこの不始末が21件でもっとも多く、ついでたき火や子どもの火遊び13件、電気器具装置10件、こんろによるもの6件の順となっており、とくに子どもの火遊びによる出火が多いのが目にきます。
月別では2月が18件、1月が12件、10月が11件、9月が10件 3月と12月が9件の順となっており、やはり寒い時季に多く発生していることがわかります。
焼失面積は13,580平方メートルで、住居が1,744平方メートル、非住居が11,836平方メートルとなっています。
出火時刻では午前6時から午後6時までに67件が発生しています。とくに午後0時から午後2時までに20件も発生するなど昼火事が多くなっているのが目立ちます。これはさいきんかまどや火鉢を使用する家庭が少くなり、ストーブやこんろを使う家庭が多くなったため、取火や残り火による深夜の火災が少なくなり、火を使う昼間に多くなったものと思われます。
石油こんろやガスストープ、電気器具を使用するときほ、取り扱い方法をよく知り、点火や消火の確認を必ずし、火災の発生を未然に防ぎましよう。