進む区画街路の新設
すでに20路線を完了
昭和37年から行われた「青島津田土地区画整理事業」は工費1億9,000万円をかけ、すでに全体の50%の工事を完了しています。土地区画整理は、土地を有効に利用するため、乱雑した市街地や新しく市街地がつくられると思われる土地に、道路、公園など都市に必要な施設を整備し、改善していくものです。
そこでこの号では、事業の施行状況、今後の計画などみてみましょう。
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青島津田上地区画整理地内は、約50%が農耕地で、市街地に隣接していることや田子の浦港の築港にともなう、諸企業の進出などにより、その開発の速度はめざましいものがあります。
しかし、なんの計画性もなく、無秩序に発展していけば、無統制な市街地ができるのは、火を見るよりあきらかなことです。そこで建築物などの少ないうちに計画をたて合理的な“町づくり”を行い、住民の福祉を向上させる開発が必要となってくるわけです。
この土地区画整理の特長は、土地が道路や公園などの用地として計画されても、土地を失うことがないことです。それは現在自分の持っている土地の面積から、一率に土地を出し合うからです。
事業計画をみてみますと、計画の基礎となる道路は幅員30メートルの富士臨港線をはじめ、幅員16メートルの吉原桧線、吉原大月線 吉原勢子辻線、幅員12メートルの荒田島日吉線の五幹線道路がすでに都市計画街路としてつくられています。区画街路は40路線で幅員は6メートルから9.5メートルで、総延長は9,300メートルとなっており、すでに20路線、延長4,640メートルの工事が完了しています。幹線道路と区画街路の交差は少なくし交差する場合はすみ切りを行うなどの設計がおこなわれています
住民の憩いの場である公園は、5ヶ所に新設されます。用地は1万5,000平方メートルで、児童の遊び用具、休憩椅子、花だんなどがつくられます。
それでは、土地区画整理事業を行うことによって、どのような利点があるかみてみましょう。
道路が新設、整備されることによって、交通の便がよくなり、交通事故も減少します。また災害が発生しても避難が容易になります。
公共的にみても、公共用地が多くなる。町名地番がよりよく整理される排水路の完備によって衛生的になる。上下水道、ガス、電気などの施設が容易になる、などの利点があります。
わたくしたちが道路を広くしたいとか、子どもの遊び場をつくりたいと思うのは、その土地に住んで、施設を利用したいからです。そのためにはお互いに多少の負担をしあい健全な“町づくり”をしていきたいものです。
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(地図説明)・・・青島・津田土地区画整理街路図
青島津田土地区画整理地内に土地を持っている方は、次のことに注意してください。
◇土地の売買について
土地を売買するときは登記してあっても、なくても必ず都市計画課へ届出をしてください。
◇所有権移転の手続き
すでに土地の売買契約がすんでいるひとで、所有権移転の手続きをまだ行っていないひとは至急手続きを済ませてください。
◇埋立(宅地の造成)をするとき
農地を宅地などにするときは「建築行為等制限に関する許可申請」を都市計画課に出さなければなりません。埋立工事をする場合は水路(農業用排水路)に十分注意し、上流や下流に迷惑のかからないようにしてください。道路には全部側溝がつけられますから注意してください。
◇建築物の制限について
区域内で埋立や建築物の新設、改増築を行うばあいは知事の許可を受けなければなりません。許可申請用紙は都市計画課にあります。
所得税の確定申告書を3月15日までに出していただきたましたが、申告に間違いがあったひとは次のような手続きをとってください。
▼申告もれの所得があったり、還付を受けた税金が多かったことに気づいた場合は、修正申告書を出すことができます。この修正申告書は、税務署から調査を受けるまえに出せば、過小申告加算税がかかりませんから、早めに出したほうが有利です。
▼確定申告書を提出したあとで、余分に税金を納めていたり、税金の還付が少ないことに気づいた場合は、税額を訂正するために、更正の請求書を税務署に出すことができます。請求書を出すことができるのは、昭和41年4月15日までです
なお、提出期限がすぎても申告書に明らかな間違いがあれば、訂正することができますから、税務署に事情をよく話してください。
▼修正申告書、更正の請求書の用紙は税務署に用意してあります。
4月1日から市役所の執務時間が次のように変わります。
◇開始 午前8時15分
◇終了 午後4時45分
◇ただし、土曜日は正午で終了します。
青少年の夜間外出時間が4月1日から午後8時までになります
夜遊びや、若い女性の夜一人歩きはまちがいのもとですから、各家庭、職場では十分注意してください。
昭和41年4月1日から完全メートル法が実施されます。
一般の商取り引きや証明行為のメートル法への切り替えは、昭和33年に行われましたが土地や建物の計量には相変わらず尺貫法が使われていました。これは、国民生活や日本家庭の伝統的な建築技術と密着しているため、最後にのこされたものです。しかし、4月1日からは、土地や建物についての取り引き、登記、税務証明などの計量単位は、すべてメートル法になります。4月1日になってあわてることのないように、いまから新しいメートル法になれておきましょう。
‐ 図表あり ‐
(図表説明)・・・メートル法換算早見表
みんなで気をつけよう
長谷川欽治
‐ 写真あり ‐
10月3日の日よう日、中野の中学校にうんどう会を見にいったときコンクリートのほそい道をあるいていた、2つぐらいの子が、足をふみはずして、コンクリートの上におちました。あたまからちがだらだらながれていました。
ぼくはそれをみて、あんなことがないようにするには、おかあさんが気をつければいいんだ。おかあさんがいっしょにいてやればいいんだと思いました。
でも、いくらおかあさんたちが気をつけても、子どもが気をつけなければ、なんにもなりません。だからおとなも、子どももみんなが気をつければいいんだと思いました。(大淵二小)
(2月1日現在)
男 4万6,250
女 4万5,440
計 9万1,690
世帯数 2万993