春の火災予防運動=出さぬ用心消す用心=2月28日から全国いっせいに行われています。
「丙午(ひのえうま)は火事が多い…」とむかしからいわれていますが今年も2月までに23件の火災が発生しています。
暖かくなると、とかく火に対する用心を忘れがちになるものです。しかし気をつけなければならないことは、例年火災の多くは1月から4月に発生しているということです。そこで今年の運動行事などをみてみましょう。
吉原市内で、昨年1年間に発生した火災件数は80件、39年の58件をはるかに上回っています。損害額は3,945万円で、39年の6,274万円にくらべ、件数のわりに少なくなっています。
原因別にみると、タバコに不始末が19件でもっとも多く、つぎに子どもの火遊び8件、煙突によるもの6件、マッチの不始末5件、作業中の不注意、たきび、電気ストーブ、電気溶接が各4件となっています。
市消防署では、この運動を機会に次の目標をたて、火災の予防を行いますので、市民みなさんも一人一人が”火“を出さないように十分注意してください。
◇中高層建築物および旅館、ホテルなどの防火体制の強化
市内の中心街は最近中高層ビルが多くなってきましたので、これらの避難設備、避難誘導標識などの設置状況や管理状況の検査をします。みなさんも避難設備の使用法や避難口をふだんから考えておいてください
◇大火の防止
初期の消化体制を強化するため、自衛消防隊の編成を検討し、訓練を指導する。
火災気象通報が発表されたら住民の密集地区などの危険地域を消防車でパトロールする。
消火栓や防火水槽などの点検をする。ここでみなさんに注意していただきたいことは、消火栓や防火水槽の近くに車を駐車しないということです。火災はいつどこで発生するかわかりません。一人の不注意でボヤを大火にしないでください。
◇林野火災の防止
造林地ごしらえの火入れは市長の許可が必要ですが、そのほか消防署にも届けでをするようにする。たき火をしたら跡始末をしっかりする。タバコの吸がらは投げすてないでよく消してからすててください。
◇危険物運搬車輌、船舶の火災予防
危険物の取り扱い状況を検査する。
船舶については、田子の浦港の開港にともない船の出入りが激しくなることが予想されるので、船内での火気の取り扱いや消火設備の設置、管理を指導する。
‐ イラストあり ‐
(イラスト説明)・・・小さな不注意 大きな事故へ
もしものときは
火事にあったときどう逃げるか、あなたは考えたことがありますか・・
「そのときになれば、逃げ道などいくらでも思いつく」などというのは火災の恐ろしさを知らないひとです。
ふだんから逃げ道を考えておかないと、煙に追われて右往生しているうちに、一酸化炭素を吸って気を失ってしまいます。これが空気中に0.03%含まれていればからだの自由がきかなくなるといわれています
焼死者は2階にいたひとが多いのはいうまでもありません。ですから病人や老人、乳幼児を2階に寝かせないようにすることが大切です。廊下や階段は火のまわりが早く熱せられた空気は温度の低い方に流れるから、火事になったら階段などは使えないと覚悟しなければなりません。そのためにも逃げ道を考えておくことが大切です。
避難するばあいは次の三つを守ってください。(1)なにも持たないで逃げる(2)絶対に引き返さない(3)できれば窓や戸を締めて逃げる。
また2階建以上の家では、ナワばしごやロープを用意しておくことが大切です。しかし用意したということだけで安心をしないようにしたいものです。
お宅にも危険物
合理的な家庭づくりの名のもとに、電気製品、石油ストーブ、プロパンガスなどがわたしたちの身のまわりに急速にはいりこんでいます。しかしこうした便利物も、少し使用を誤ると“火の魔”になりかねません
石油ストーブやコンロの取り扱いが悪くて火災の原因やけがをしたということがよく聞かれます。そうしたことのないように、正しい使用法をしっかり身につけてください。またいつもきれいに手入れをしておきたいものです。
プロパンガスのボンベは、爆発する危険がありますから、風通しのよい直射日光のあたらないところえ置いてください。ゴム管のヒビ割れやガスもれにも十分注意してください。
そのほか日常生活で使っていて、とかく気のつかない危険物として、ヘヤースプレー、殺虫剤のスプレー、DDT乳剤、接着剤、塗料などがあります。これらの主成分はアルコールや石油類が多く、ちょっとした火気でも引火することがあります。火災の原因となるだけでなく、やけどをしたりして、思わぬ災難にあうことがありますから、取り扱いには十分注意してください。
‐ 写真あり ‐
(写真説明)…野次馬は消火のジャマ。お互いにきをつけましょう。(1月8日宮町の火災現場で)
公子さんは、恋人の明夫君と、1年あまりも交際しているのだが、明夫君の正体がなかなかつかめないので、彼の求婚には色よい返事をあたえず、デイトばかりくりかえしていたのである。
両親は、今どき珍しくおとなしい青年だから、結婚に踏み切ったらどうかと、すすめてくれるのだが、公子さんは結婚に二の足を踏んでいるのである。
公子さんは、男性優劣鑑別法として、近くに迫ってきた「衆議院選挙」を利用することにしたのである。ある日、公子さんは真剣な表情をして明夫君に言ったものである。
「わたし、たのまれたのよ。ぜひ汚野汚平さんに清き一票を投じてよツ」
汚野汚平とは、世上風評芳しからざる衆議院議員候補である。
「あんな私利私欲に走る男に、この清き票はあげられませんよ」「あなたはわたしの言ったことは、なんでもきてくださったのに…」「わたしおこるわ」「おこられてもしかたがありません」「結婚を断わられても?」「…」
「あなたわたしがきらいなのね?」「いいえ断然スキです」「それなら汚野さんに入れてよ…」「ぼくは、もう投票する候補者は決まっているのです」「ではもうあなたとはおわかれするわ」「残念ですが、いたしかたありません」と、明夫君が見るも哀れなしおれかたをしたとき、公子さんは、すっとんきょうな声を出したものである。「まあたのもしいわ、男性鑑別法はこれにかぎるわ」…。(選挙コントから(2))
スピードは事故のもと
さとう やすえ
‐ 写真あり ‐
わたしがおかあさんとなかののおまつりをみにいったら、じこがありました。
よつかどのところです。わたしは、おかあさんに「あかあさんあそこをみてごらん」といいました。おかあさんはびっくりしました。
たんしゃとたんしゃがぶつかりそうになったのです。たんしゃのひとたちは「すいません」といいました。けがはしませんでした。でも、それをみていて、わたしはとてもこわかった。よつかどでは、あまりスピードをださないほうがいいとおもいます。(大淵二小)
(2月1日現在)
男 4万6,135
女 4万5,356
計 9万1,491
世帯数 2万883