広報よしわら 昭和41年12月に富士市と鷹岡町と合併した吉原市広報紙の全記録

昭和41年 1月20日発行 内容

入居者(吉原団地)を募集 市・県営の50戸 3月完成

1月25日から受け付け

 吉原市と県住宅公社では昭和40年度建設の市営および県営住宅が3月中旬に完成の見込みとなりましたので、入居希望者の募集を次のようにおこないます。

◇住宅の場所は
 広見町(吉原団地)石坂
◇戸数は
・市営 40戸
 39年度分 10戸
 第一種平屋 4戸 広見町4
 第二種平屋 6戸 広見町4
 40年度分 30戸
 第一種2階 14戸 広見町5
 第二種平屋 11戸 広見町5
 第一種4階 5戸 石坂
・県営 10戸
 第一種2階 5戸 広見町4
 第二種平屋 5戸 広見町4
◇家賃は
・市営 39年度分(空室)
 一種平屋 3,800円
 二種平屋 2,500円
・市営40年度分
 一種2階 4,500円位
 二種平屋 2,800円位
 一種4階 5,500円位
・県営40年度分
 一種2階 5,400円位
 一種平屋 4,900円位

◇申し込みの用紙は
 市建築課、各支所に用意してあります。
◇受け付けは
 昭和41年1月25日から2月7日まで
 ただし土曜日は午前中、日曜日は受け付けません

◇入居の資格は
(1)市内に住所または勤務場所があり、現在同居し、または同居しようとする親族(婚姻の届けをしないが事実上婚姻関係と同様の事情にあるひとを含む)二人以上の世帯を構成しているひとで、次の各号のいずれかに該当するひと
(イ)住宅以外の建物または場所に居住しているか保安上危険な住宅に居住しているひと
(ロ)他の世帯と同居しているひと、または住宅がないため親族と同居できないでいるひと
(ハ)衛生上または風教上不適当な居住状況にあるひと
(ニ)正当な理由で立ち退きの要求を受け適当な立ち退き先きがないひと
(ホ)住宅がないため勤務場所から遠くに居住しているひと。または過大な家賃を支払っているひと
(2)入居者とその親族の過去1年間の一カ月平均所得が、扶養親族一人につき2,000円を控除した額が3万6,000円以下2万円までのひとは第一種住宅、2万円以下のひとは第二種住宅で、家賃や居住に必要な経費を支払う能力があると認められるひと
(3)税の滞納のないひと
(4)市内に住み、申込者以上の収入のある保証人2名以上が必要です
※くわしくは市建築課へお問い合わせください。

‐ 写真あり ‐

‐ 図表あり ‐
(図表説明)・・・市営住宅室内見取図(第一種平屋)

消防団の出初式 化学消防車も披露

 恒例の吉原市消防団出初式は1月5日、吉原小学校々庭で斉藤市長ら消防関係者500人が参加しておこなわれました。
 式は望月虎一副団長の開式のことばにはじまり消防功労者、協力者に表彰式や感謝状の贈呈、11分団の小隊訓練、各分団のポンプ操法、分列行進がおこなわれました。
 斉藤市長は「消防力の強化、充実、近代化をはかっていきたい。みなさんもなお一層消防技術の練磨につとめてもらいたい」と挨拶。青木消防長の告示、漆畑団長の訓示で式を終わりました。
 また、この日はこのほど消防署に配車された最新鋭の化学消防車が市民に披露され、小潤井川で放水テストをするなど“化学火災”への力をみせてくれました。
 この化学消防車は石油基地などの建設にともない、昨年末に350万円をもって購入したもので1トンの水とSFエヤーホーム(消防原液)300リッターをつねに積みギヤーポンプによって原液をムダのないように混入させ、泡抹によって消火するというもので、県下でもはじめての最新鋭車です。また水と薬剤の両方の使いわけ、三線までの使用、高圧ホースは130メートルまで延びるなどのテストをおこない、集まった見物人にこんごの活躍を期待させました。

‐ 写真あり ‐
(写真上説明)・・・ポンプ操法を披露する団員
(写真下説明)・・・新しく消防署に配車された最新鋭化学消防車

設備近代化 資金の貸付け

 県合理化協会は、昭和41年度の設備近代化資金貸付募集を1月5日からおこなっています。
◇受け付け期間は
昭和41年1月5日から5月31日まで
◇申し込みの資格は
(1)中小企業者(製造者では資本金5,000万円以下または従業員300人以下)で一般の金融ベースに乗り難いもの
(2)国の指定された業種に属する企業で、指定された設備を購入するもの
(3)返済を確実におこなう見込みのあるもの
(4)申請設備の購入契約代金の支払い、または設置を昭和41年3月31日以前におこなったばあいは貸し付けの対象から除外される
(5)貸付前に実施される近代化促進診断を受けるもの

◇貸し付けの条件は
(1)無利子。原則として無担保で、連帯保証人3名を必要とする
(2)貸し付け期間は5年(返済は1年据え置き、4年均等年賦償還)
なお借入企業は原則として県経営合理化協会に加入して、毎月の手形積立による償還準備制度を利用する
(3)貸し付け額は設備価格の2分の1以内で10万円から300万円まで

◇申し込み場所は
商工会議所または商工課申請書用紙は商工会議所に用意してあります

◇くわしくは商工会議所、商工課へ

今月のおしらせ

◎輸出貨物の関税払い戻し
 昭和40年12月15日から関税定率法施行令が一部改正され、輸出関税制度の取り扱いが変わり、輸出貨物について、関税の払いもどしを受けようとするときは、清水税関支署長の承認を受けなければならなくなりました。
 この承認を受けることができるのは指定された原料を使用し、染色紙、加工品機械など61品目を製造輸出する工場です。その製造工程で2工程以上を経るものは、最終工程で承認を受けることになっています。なお、特例として製造業者で組織する事業組合は一括して、その組合が承認の対象になります。
 この制度について詳しく知りたい方は清水税関支署輸出貨物課へお問い合わせください。

◎いらない犬はどうぞ…1月31日買い上げ
◇買い上げ日 月31日
◇会場 島田農協(10時から10時20分)三日市浅間神社(10時30分から10時50分)上田端公会堂(11時10分から11時30分)西仲町・木之元神社(13時30分から13時50分)吹上公民館(14時から14時20分)保健所(14時30分から15時)
※犬の手帳(手帳のない人はその犬にくわしい人)印かんをお持ちください。

◎農業委員選挙人名簿の縦覧
 吉原市選挙管理委員会(市役所市民課内)では、農業委員の選挙人名簿の縦覧を次のように行います。
◇期間 1月20日から2月3日まで
◇時間 8時30分から17時まで
◇場所 市役所市民課
 なお、この名簿には吉原市に住所があり、昭和21年3月6日以前に生まれたひとで、1反歩以上の農地を耕作している人と、その同居の親族または配偶者で1年間に60日以上耕作に従事しているひとが記載されています。

◎おお寒い!水道管もふるえています
 寒波に備え、次のことを守って水道管の保護につとめましょう。
・立ち上がりの給水管は、なわ、ボロ、新聞紙などで巻き、その上からセロハン、ビニールなどで雨にぬれないようにする。
・量水器の箱には、もみがら、ボロ、新聞紙などをいれ雨水の浸入を防ぐ
・じゃ口は休む前に必ずボロ綿、布きれなどをまき凍結を防ぐ
・じゃ口の凍ったばあいは
(1)熱湯をかけない(熱湯をかけると管が破裂することがある)
(2)温湯で静かに溶かす
(3)軽い凍結は左右の手で交互にじゃ口を2、3分あたためると水が出るようになる
(4)凍ったじゃ口を無理にひねるとじゃ口がこわれたりパッキンをいためろう水の原因になる
・いつも準備用水を汲んでおく