明るい家庭づくりに一役
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ふだんはなかなかやりにくい家庭での読書を、気軽に、面白く、しかも心の交流に役立てながら家庭生活を充実させるためにおこなわれるのが“茶の間ひととき読書運動”です
この運動は、さいきん各地でおこなわれ、吉原市でも市立図書館が中心となり市内小学校とタイアップして10月から運動をおしすすめることになりました。
“茶の間ひととき運動”は、まず茶の間に本を持ち込むことからはじまります。もちろんみなさんの家庭で、良書を多く読むようにこどもに指導されていることとおもいます。しかし、読んだ本の内容についてこどもと話しあう家庭は少ないのではないでしょうか。
そこで市立図書館では、もっとも読書欲が強くなり勉強に大事な時期にあたる小学校3年生約1,500名を対象にこの運動をおこなおうと、一人に一冊づつくばれるように1,600冊約800種類の本を用意し、各小学校に配布するように目下その準備をすすめています。各小学校に配布された本は、来年3月に一度図書館に回収し、新学期が始まると、新3年生に一年間貸し出されます。借りた本を読んでしまったばあいは、クラス内で交換して新しい本を読むようにします。
茶の間のひととき読書はどのようにやるかといいますと
(1)場所は茶の間。夕食後くつろいだ気分のときにやります
(2)時間は10分から30分ぐらい。こどもがあきないようにやることです
(3)読み手はこども、聞き手はお母さん。しかし家族の協力がなければながつづきしません。とくにお父さんに話して協力してもらってください
(4)読みかたはこどもが音読し、お母さんが聞くわけですが、ときには読み手を変えることもよいことです
(5)本は読み手に適したものを。図書館で3年生に適した本を用意してくれましたが、そのほかこどもがとくに読みたがっているもの
茶の間ひととき読書をやると、こどもが本を読む習慣を身につける。マンガやテレビをあまり見なくなる規律のある生活をするようになる。その結果、学校の成績が良くなり、家庭のふん囲気もなごやかになるなどの効果があります。
鈴木館長は「ことしは3年生を対象にやりますが、できれば来年は4年生もやりたいと思っています。また3年生以外のこどもをお持ちの家庭でも茶の間ひととき読書を進めてほしいものです」
この読書運動は、おかあさんとこどもだけがその気持ちになってもながつづきしません。ですから“家族ぐるみ”でこの運動をおしすすめ、こどもに本を読む習慣をしっかり身につけさせてください。
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(写真説明)・・・図書館の閲覧室はいつもよい子がいっぱいだ。
■巡回文庫を利用しよう
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「本を読みたいがひまがない、買って読むことができない」こうした方のために市立図書館では、昨年7月から「巡回文庫」もおこなっています。
この巡回文庫は、市内に住むひとで5人以上のグループをつくればだれでも利用できます。
巡回文庫には3,000冊の図書が用意され、老人ホーム、老人クラブ、婦人会、町内会、会社、事業所など50団体約1,300名のひとに有意義に利用されています。
巡回文庫を利用している老人ホームの山崎伊藤治さん(72才)は「わたしたちにとって本はなによりのなぐさめです。巡回文庫ができてから好きな本が読めるようになり、浮き世のウサをわすれさせてくれます」といっています。
貸し出しのしくみは、グループの代表者が2ヶ月に一度図書館に集まり、グループで読みたい本を、代表者が選び借りていきます。借りた本は、グループ内で二ヶ月間、おたがいに交換して読むことができます。
わたしたちのためにつくられた「巡回文庫」を活用するために、もっと多くのひとがグループをつくり、積極的に利用したいものです。
※図書館の電話は(2)2825番です。
◎保険課の巻
明石四郎課長以下22名からなる保険課は、本庁舎西側建物内に位置し、市民みんなが安心してくらせるための保険の仕事をしています=写真=
私たちの明日のくらし、老後のくらしを守る国民年金のしごとをしているのが国民年金係です。国民年金には、老後のくらし、また病気や死亡にそなえ、保険料をおさめている人が、それから給付をうけるか金制の拠出年金と、保険料をとらないで、70才以上の老人や生活に困っている人を助けるための、無拠出制の福祉年金があります。年金係では、この福祉年金をうける資格があるかどうかを調べて、老人や母子家庭の援助をとりはからっっています。
このほか、国民健康保険のしごとをしている、国民健康保険係があります。この係では、健康保険のほかに、交通事故などによる治療費の請求などの相談にも応じています。
これは、国民保険に加入している人が被害者となった場合には、保険を使って医師の治療をうけることができます。この支払い方法は、たいへん面倒なうえ手間もかかり、届け出をしてないと、加害者に治療費さえも払ってもらえないこともあります。
保険課では、交通事故などによっておこる問題を、双方の相談に応じて、適切に処理してくれます。交通事故にあったばあいには、必ず届け出てください。
※電話は、保険課長、庶務係が内線37番、年金係が内線38番、国民健康保険係が内線39番
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記入にあたっての注意
10月1日は国勢調査の日ですが9月30日になっても調査票が届かないときは、至急市商工課に連絡してください。
記入にあたっては「調査票記入例」をよく読み、わからないことは必ず調査員にたずねてください。
特に注意してほしいことは次のとおりです。
○記入はインクではっきり
○家族の職業は仕事の種類をくわしく具体的に
○10月1日およびその前後に留守をする家庭は、提出調査票を隣家に依頼するなり、調査員まであらかじめ届ける
○旅館にお願い
3ヶ月以上自宅をはなれているひとは、旅館で調査しますから宿泊者についてたしかめておいてください
○病院にお願い
3ヶ月以上の入院患者は病院で調査しますからご協力ください
○会社の寮の大きいところはそこだけで調査する
8月20日発行当紙「用途地域特集」の記事中、一部誤りがありましたので、訂正して深くお詫びします。
◇用途地域での建物の規制は=の中で商業地域・準工業地域には“営業倉庫”は建てられない(×印)となっていましたが「建てられる」の誤り。
田子の浦港での高波見物は危険ですから絶対にやめてください。「恐いもの見たさ」が尊い命を捨てることになります。田子の浦港はなにしおう駿河湾の“荒波”をまともに受けるところです。みなさんも充分注意してください。
静岡県、県民会館は音楽文化の普及をはかるため、“音楽会”を次のように行います。
▽日時 10月20日(水曜日)18時30分から
▽会場 吉原市民会館ホール
▽楽団 読売日本交響楽団 指揮 団伊久麿 独唱 加納純子
▽曲目 交響曲「駿河」 歌劇「夕鶴」 舞踊組曲「白鳥の湖」
▽入場方法 入場料は無料です。ただし整理券が必要ですから希望者は吉原市民会館へお申し出を。
▽受付 10月1日から
青少年育成標語 あの子もこの子もみんなの子
男 4万5,668
女 4万4,915
計 9万583
世帯数 2万398