広報よしわら 昭和41年12月に富士市と鷹岡町と合併した吉原市広報紙の全記録

昭和39年 12月5日発行 内容

希望者は15日までに 県公社の建て売り住宅

 県住宅公社では、吉原団地(広見町4丁目)の分譲住宅(建て売り)買い受け希望者を募集しています。
 この分譲住宅は、木造瓦葦平家一戸建てで、18戸(A型10戸、B型8戸)が明治3月下旬に完成し、4月に入居できる予定になっているものです。
 買い受け希望者んは、住宅金融公庫から75%の融資があります。
 入居資格、申込み手続きは次のようになっています
■申込み期間は
 12月1日から12月15日まで
■受け付けは
 市建築課住宅係
■建設場所は
 広見町4丁目(吉原団地)
■戸数と構造は
 木造瓦葦平家一戸建
■A型
 10戸
 建物面積 15.05坪
■B型 
 8戸
 建物面積 15.10坪
■入居できるひとは
@同居予定家族が一人以上あるひと
A年令が満58才未満で自己資金の調達ができるひと
B家族の平均月額収入が公庫へ当初月償還金の6倍(4万6,000円位)以上あり将来償還が確実なひと
C公庫に他の住宅資金借入の申し込みをしていないひと
■分譲の方法と決定は
@申込書を受託金融機関で審査し、適格者が多い場合は抽せんにより決定します。
A抽せん日の日時、場所は12月18日、午後1時市民会館(第一集会室)
B買受人に決定したときは契約をすると同時(1月20日頃)に自己資金を納入していただきます。
■融資資金および償還方法は融資金73万円、18年以内の元金均等月賦償還(当初月、6,746円)利息は年5分5厘
■譲渡予定価格は
■A型62万円から165万円くらい
■B型 154万円から189万円くらい
譲渡価格は1戸ごとに異なっています
※くわしいことをお知りになりたい方は市建築課住宅係へお問いあわせください。
‐ 地図あり ‐
( 地図説明)・・・地図は現地案内図

山火事にご注意

 森林資源の造成は、社会の進歩とともにその重要度が高まってきていますが、山火事やいろいろの災害がその造林をはばんでいます
 とくに12月から3月のはじめにかけては雨も少なく空気が乾燥し、季節風が吹くなどの気象条件がそろうため山火事が多く発生する時期となっています。
 山火事には、自然災と人為災とがありますが、統計上、落電などによる自然災はほとんどなく、大部分が煙草のすいがらや、たき火の不始末などによる人為災が山火事の主な発生原因となっています。
 山に出かける方は、まず森林資源を焼かないという自覚をもち、次の点に十分注意して山火事の防止に努めてください。
■林内での喫煙はやめましょう。すいがらをすてる場合は落葉や枯草の上にすてないで、穴を掘ってよく踏みつぶすようにしてください。
■林内でのたき火はやめましょう。たき火のあと始末は、大きさや残り火の多少により異なりますが30cmくらいの穴を掘り残り火と焼けた土を入れさらに冷たい土をかけて踏みつぶしてください
■造林地ごしらえの火入れは市長の許可を得てから実施してください。

控除額引き上がる 年末調整のあれこれ

 12月には、給与所得者の税金である源泉所得税の年末調整が行われます。この年末調整は、今年1年間の源泉所得税の締めくくりとして、毎月天引きされた税金と、年間の給与総額に対する税金(年税額)とを比べ、その過不足を最後の給与で精算する手続きです。昨年と比べて次のような点がかわりました。
@基礎控除額が117,500円に引き上げられた。
A配偶者控除額が108,800円に引き上げられた。
B扶養控除額が、14才または13才の扶養者は46,300円、13才未満の場合は38,800円に引き上げられた。
C生命保険料控除額の最高限度額が34,400円になった。
D損害保険料控険制度が創設され、損害保険契約のために支払った損害保険料や共済掛金について、次の区分で所得から控除されます
(イ)保険期間が10年未満の短期契約だけのときは2,000円、10年以上の長期契約だけのときは7,500円
(ロ)短期と長期の両方があるときで短期保険料が1,500円をこえ、長期保険料が6,000円未満のときは1,500円に長期保険料を加えた額、その他のときは7,500円。

いつまでも市民の心に・・・金子彦太郎翁を偲ぶ・・・

‐ 写真あり ‐
( 写真説明)・・・写真は霊前の追悼のことばをのべる斉藤市長

名誉市民、前市長故金子彦太郎翁の一周忌の法要が、12月3日菩提寺寺市場の妙延寺で金子悦子さんら親族をはじめ、斉藤市長など要人約500人がもうでて、しめやかにとり行われました
 翁のありし日をしのび悲しみと思い出を新たに前助役土屋政吉(葬儀委員長)、斉藤市長、鈴木市議長の各氏が「私たちは、翁が身をもって示された郷土愛、人間愛を基調として、今後市勢の興隆に一層の努力精進を続ける覚悟です。雲よ安らかに・・・・」と追悼のことばをのべ、近親者を代表して金子正が「故彦太郎の一周忌にあたり多くの市民みなさんに、回向をしていただき故人も蓮華の上でさぞ感涙にむせんでいることと思います。本当にありがとうございました・・・・」
 金子彦太郎翁が生涯をかけた愛郷の志はつきることなく子々孫々に継承され、市民の心の中に行きつづけることでしょう

25日から工業調査 製造加工業者を対象に

 昭和39年度工業統計調査が、12月31日現在でおこなわれます。
 この調査は、会社や個人などが経営する工場とか作業所などと呼ばれているすべての製造加工をおこなう事業所を対象としておこなわれます。
 調査事項は、従業員数、製造加工に使われた原料、材料の額、製造品出荷額、機械や建物の購入額、増改築額などです。
 毎年おこなわれているこの調査の結果は、国の行政施策の資料とするばかりでなく、県や市の諸施策を推進するための資料となり、また事業者や学者の研究資料として各方面に利用されています。
 吉原市では、24の調査区にわけ24名の調査区にわけ24名の調査員が各事業所を12月25日ごろから1月10日ごろの間にうかがい調査票の記載をお願いすることになっています。
年末年始の忙しい時期ですが、調査の趣旨をよく理解してご協力ください。

佐藤さんら465世帯 健康家庭で表彰

 吉原市では国民健康保険表彰規程により、健康で保健税の納入成績のよい465世帯を表彰することになり、6年以上は次のご家庭です。
■6年=佐藤寅雄(桑崎)佐藤さだ(宇東川3)■7年=田村金作(錦町)小林よしの(青島)菅沼英夫(昭和通り)高杉磯雄(鍛冶屋2)鈴木忠(柏原町1)高松信太郎(次郎長町)■8年=鈴木ミセ(鈴川町1)池谷市蔵(境町)■9年=赤池唯雄(日吉町3)飯塚ヤス(西国窪)蓬生かく(東比奈町2)松永市松(中比奈町1)

おしらせ

‐ イラストあり ‐

年末年始のお休み
◆市役所
 ご用納め 12月28日正午まで
 ご用始め 1月4日午前9時
◆市民会館
 12月 20、27、29、30、31日
 1月 1、2、3、10、24日
◆公益質屋
 12月30、31日は午前9時から午後9時まで営業いたします
 1月1日から5日まではお休み

15日に実施 不用犬の買い上げ
 衛生課では、不用犬の買い上げを行います。
 処分にお困りの方は次の会場へお持ちください。
◇期日−12月15日
◇会場−今井公会堂(10時から10時30分)吉永支所(11時から11時30分)保健所(13時から15時)
◇当日持ってくるもの
 犬の手帳(犬の手帳のない方はその犬にくわしいひと)印かん

公明選挙の感想文募集
 自治省と公明選挙連盟では、公明選挙運動の一つとして、新有権者から政治、選挙に関する感想文の募集を行なっています。
 この応募の要領は次のとおりです。
◇内容−新有権者としての民主政治、とくに選挙に関する自覚を内容とするもの
◇字数−400字詰め原稿用紙5枚以内
◇提出先−東京都中央郵便局区内 自治省選挙局管理課
くわしいことは市選挙管理委員会へお問い合わせください。
元中体育館が完成 −写真あり(完成した体育館)
 懸案の元吉原中学校の体育館がこのほどできあがり12月5日斉藤市長ら関係者多数が出席して落成式が盛大に行われました。
 この体育館は、ことしの2月から総工費2,600万円をかけ、校舎の中央に建てられたもので、1,114平方メートルの鉄筋コンクリートづくり、屋根がパイプ構造というモダンなものです。
 これからは雨の日でも満足に授業ができると、生徒も先生も大喜び。
 また当日は同体育館北側に建立された故斉藤知一郎翁の胸像の除幕式が同校三年生望月実君、渡辺みどりさんの手で行われました。

吉原衛生社のお休み
 吉原衛生社では、12月31日から明年1月3日まで、し尿のくみ取り業務をお休みいたします。
 年内にくみ取りを希望する家庭は、12月25日から28日までに、吉原衛生社へお申込下さい。

今月の納税 
 固定資産税 第4期  保険税 第9期

編集だより

(訂正)
11月20日発行第59号「渡井翁の藍綬褒章受章」の記事中、これまで市内で同褒章を受章された方は3人とあるのは、斉藤徳次氏故金子翁、故斉藤翁
森清之助の4人の誤りですから、訂正をし深くお詫びします。

(係りから)
 正月号繰上げ発行のために、勝手ですが12月20日発行の当紙は休刊させていただきます。

◇“無線広報”のお知らせは毎日午前7時45分と午後4時45分。