広報よしわら 昭和41年11月に富士市と鷹岡町と合併した吉原市広報紙の全記録

昭和37年 8月20日発行 内容

築港へ急ピッチの“田子の浦港”
すでに60%を整備 ひろがる岳南工業地帯

紙パルプ工業を代表する岳南工業地帯造成計画の基盤となる「田子の浦港」の築港事業は昨年8月に第一期工事を終わり、完成の昭和41年3月を目標に工事は着々と進められています。

 田子の浦港再開の目的は、岳南工業地区(吉原、富士、富士宮、鷹岡、芝川)の産業界が使用する原材料など主要資材の需要がさいきん著しい伸張をみせ、製紙工業関係だけでも、パルプ材90万立方メートル(500万石)、故紙、繊維などの原材料79万トン、製品65万トンに達しています。また上昇を続ける経済の動きに応じ、本地区内でも大小工場の設備強化、拡張、生産増強が盛んに行われつつあります。しかしこの進展過程にある工業地区最大の悩みは何といっても輸送の問題で、現況すでに行詰りの状態にある陸上輸送は、その取扱容量において限界度に達しています。そこでこの問題解決に着眼したのが、田子の浦港を中心とする海上輸送力の強化ということです。
 完成後の田子の浦港の規模は、年間貨物取扱能力250万トン、船舶5,000トン約10隻2‐1,000トン級10隻の接岸計画であります。
 掘込式港湾として整備されている湾内は現在水深5米となり、本年2月A社の貨物船300トンの入港をはじめに関係業界の船舶利用がみられます。因みに最近入港した船舶は15隻(最高は450トン)で、4,500トンの多くを数えています。種別は貨物船10隻、漁船、その他の船が5隻となっています。地元漁船の利用は非常に多く“桜えび”のさかんな時には日に25隻も入港しております。航路は清水、横浜方面がもっとも多く九州、関西にものびています。積み荷品はA社の肥料原料、D社のパルプ材が主なものです。
 4月には港入口東側防波堤に赤色灯台ができるなど港らしさが一段と深まってきました。
 東側について西側防波堤工事も着々と進み、直径20メートルもある11号ケーソン(気圧潜函)の打込みも終わり、そのコンクリート固めが行われています。この堤防は8月中に完成する予定です。
 なお突端には白色灯台が設置されることになっています。
 田子の浦港は前記計画で昭和32年総工費64臆円をもって着工、昭和40年度に整備を完了する事業‐現在の進行状況を工事費だけでみるとすでに60%といわれています。

■用地造成に積極体制…
 この開港にしたいが当然予想されることは港湾背後地の工業地帯造成ということです。
 現在県が岳南工業地帯として計画している用地は吉原市を中心とする65万坪(吉原市内の直接対象地区は国道1号線から東海道本線に至る23万坪)で第一次の開発は28万坪、第二次は原地区入延長する28万坪、これに既設の工場地を含めたものです
 背後地の利用にあたって、その意義と必要性を関係者に認識していただこうと、去る5月2日に第一回説明会懇談会を吉原小学校で知事、市長、土地所有者200名が出席して行いました。又7月23日には代表者100名を招いて、第二回目を開き、各地区ごとに地主委員31名を選出することになり、背後地買上へ積極的な体制がとられようとしています。

‐ 写真あり ‐
( 写真説明上 )・・・完成間近の西防波堤
( 写真説明下 )・・・入港した自衛艦「駆潜艇」

小林つるさん 最高は96才

70才以上が2,428人

 9月15日の「としよりの日」を前に市社会課ではことしの該当者(明治25年9月15日以前に生まれた方)を住民登録簿と婦人会員の協力をえて調査してみました。

◎該当者  2,428人(男-974人 女-1,454人)
 昨年は2,426人

・最高令者は立小路町の小林つるさん(96才です。なお90才以上の高令者は23人(昨年17人)に増えています。(8月15日現在の人員)

お願い

 “広報よしわら”は市民みなさんによろこばれ、親しんでいただけるものにと毎月内容、編集の方法に工夫しています。
 みなさんも当紙をお読みになったらどんなことでも結構ですから文書課広報係までお寄せ下さい。

調理師 試験日きまる 9月5日から受付開始

 昭和37年度の調理師試験を次により行うことになりましたので受験希望者は必要書類をそろえ来る9月5日から10日までに吉原保健所へ提出してください。
1.試験日時
 昭和37年10月7日(日曜日)
 午前10時‐午後3時(但し正午から一時までは休憩)
 ※当日午前8時30分‐9時30分の間に受付を行います。
2.試験場所
 静岡市(会場は決定していません)
3.試験科目及び試験方法
 次の科目の筆記試験を行います
 衛生法規、公衆衛生学、栄養学、食品学、食品衛生学、調理理論
4.受験願書の提出期日及び場所
 昭和37年9月5日から9月10日までに住所地または勤務地の保健所へ。
5.試験通知書
 県衛生部予防課から本人(受験者)あて試験日の3日前までに送付します。
6.提出書類
 受験願(2通)、履歴書(2通)、学歴証明書(2通)、調理業務従事証明書(2通)、写真(1枚)
 以上の書類に手数料500円をそえてください。

◎注意事項
1.結婚、その他の理由で現在の氏名と学歴証明書の氏名が異なる場合は「戸籍抄本」を添えます。
2.写真は出願前6ヶ月以内に撮影した上半身正面及び無帽名刺型であって裏面に撮影年月日を必ず記載します
3.受験願、調理業務従事証明書の用紙は“協会”で用意します。
4.履歴書は横書とします。(吉原保健所)

今秋初の市写真展 美術・書道に加えて

 吉原市主催の第一回写真展を来る11月1日から3日まで、市民会館の特設会場で行うことになりましたので、奮ってご応募ください。作品の募集は次の規定で行います。

◎一般の部
1.会期
昭和37年11月1日から3日で、毎日午前9時から午後7時まで行います。但し最終日は午後5時までです。
2.会場
吉原市民会館
3.応募資格
吉原市に住所または勤務所がある者、もしくはこれに準ずると認められる者。
4.種別
制限はしないが、未発表作品に限ります
5.大きさ
四ツ切以上であって、1枚写真に限ります。
6.出品制限
1人5点以内。
7.出品料
不要
8.出品票
各作品には、必ず市発行の出品票を添付してください。
出品票は、市教育委員会または市役所文書課で受領してください。
9.搬入
昭和37年10月7日午前8時から午後7時まで、市立体育館で受付を行います。但し郵送によるものは受付ません。
10.搬出
昭和37年11月3日(最終日)午後5時から8時までに市民会館から搬出してください。
11.鑑別、審査、陳列
(1)作品はすべて鑑別を行い、選に入ったものだけを審査陳列します。
(2)審査はあらかじめ市長が委嘱した審査員が行います。
12.褒賞
入賞作品中とくに優秀なものには次の賞を授与します。
市長賞(特選)努力賞、奨励賞
13.成績発表
当紙、その他の印刷物などで行います。

◎学生の部
 次にかかげるもののほかは、すべて一般の部と同じです。
1.応募資格
 吉原市内の小・中・高等学校に現に在学する者、または市内に在住するもので、市域外の高等学校に現に在学している者。
2.大きさ
 キャビネ版以上で、1枚写真に限ります
3.出品制限
 1人3点以内

◇本年度審査員
全日本写真連盟指導委員
 長浜慶三 先生
 出品作品は、すべて善意の取扱いと保管管理に努力いたしますが不可抗力の災害などに対しては市はその責任を負いません。

◇係りから
 この写真展は、このたび制定された「吉原市写真展規則」の定めるところにより、原則として毎年4月中に実施することになりましたので(第一回展に限り11月実施)是非とも本市文化の向上のためふるって応募して下さい。
 なお明年4月の第二回展にはさらに優秀な作品をたくさん出品くださることを深く期待しております。
 ご意見、もしくは詳細のお問合せについては、市教育委員会または市役所文書課へご連絡ください。

市民の動き(昭和37年7月31日現在)

男 4万1,758人
女 4万1,319人
計 8万3,077人
世帯数 1万7,105世帯