広報よしわら 昭和41年11月に富士市と鷹岡町と合併した吉原市広報紙の全記録

昭和37年 3月1日発行 内容

みんなの健康を守る 結核健康診断

対象は吉原・伝法地区

 衛生課では「1年に1度は家族全部が健康診断を受けましょう」を目標に、全世帯の結核健康診断を実施いたします。
 今回は、吉原、伝法地区の皆さんを対象に、レントゲン車が巡回して行います。
 なお実施の当日、受診しなかった方には、再び通知を出して、指定された日に今度は吉原保健所で受けていただくことになります。

◆該当者
(1)0才から入学前までの幼児(ツベルクリン注射と陰性者にBCG接種)
(2)中学卒業より29才までの人(ツベルクリン注射と陰性者にBCG接種、レントゲン間接撮影と必要ある人に精密検査)
(3)30才以上の人(レントゲン撮影と必要ある人に精密検査)

◆受けなくてもよい人
(1)幼稚園、小、中、高等学校、大学にいっている人。
(2)官庁、会社、工場などで毎年行っている人。
(3)飲食業、接客業などの従事者で毎年保健所で行っている人。
(4)現在結核で治療を受けている人。

◆料金=無料

◆日程
(カッコ内はツベルクリン判定とBCG接種日)

▼吉原地区
◇1日(3日)依田原1、2、3、4、春日町‐日産春日寮前(10時‐3時)
◇2日(4日)東本通り1、2、3、今泉地区未受診者‐吉原保健所(10時‐3時)
◇3日(5日)宮町、本町1‐市役所前(10時‐12時)、本町2、3、4‐商工会議所前(1時‐3時)
◇5日(7日)南町、新通、八代町‐市立体育館前(10時‐3時)
◇6日(8日)津田、荒田島‐島田農協前(10時‐3時)
◇7日(9日)青島‐植松原料商方(10時‐12時)、錦町‐厳島神社前(1時‐3時)
◇8日(10日)西仲町、新追町伝馬町‐木ノ元神社(10時‐3時)
◇9日 今泉地区未受診者‐吉原保健所(10時‐3時)
◇10日(12日)住吉町、大和町、西本通、幸町‐県税事務所(10時‐3時)
◇12日(14日)日吉町1、2、3、昭和通り‐曙幼稚園(10時‐3時)
◇13日(15日)東国窪、西国窪‐青果市場内(11時‐3時)

▼伝法地区
◇14日(16日)宮川町‐林健康堂前(10時‐12時)、瓜島、弥生町‐第一中学校内(1時‐3時)
◇16日(18)三日市町、宮の上、長者町‐三日市浅間神社(10時‐3時)
◇17日(19日)上田端−上田端公会堂(10時‐3時)
◇19日‐吉原地区未受診者‐吉原保健所(10時‐3時)
◇20日(22日)千代田町‐千代田町公会堂(10時‐12時)、田端町、中桁町‐妙善寺(1時‐3時)
◇22日(24日)傘木町‐望月栄作様方(10時‐12時)片宿町‐片宿公会堂(1時‐3時)
◇23日(25日)伝法町1、2‐勝呂木工横渡辺庄作様方(10時‐12時)、伝法町2、3−伝法保育園(1時‐3時)
◇24日(26日)石坂‐石坂作業所(10時‐3時)
◇26日(28日)中村町上中町、伝法地区未受診者‐伝法小学校内(10時‐3時) ◇27日伝法地区未受診者‐吉原保健所(10時‐3時)
※間接撮影の結果、精密検査を必要とする人には、後日郵送で本人宛に通知しますが、4月末日頃までに通知のない方は、健康で異状を認められなかった方ですからご承知下さい。

‐ 写真あり ‐
( 写真説明)・・・結核健康診断をうけるひとたち

必ず廃車手続きを

37年度軽自動車の賦課期日は4月1日

 昭和37年度の軽自動車税の賦課期日(4月1日)が近づいてきました。
 使用できなくなって処分したもの、又は売渡したもの、盗難にあったものなどで、廃車手続きをしないでそのままにしてありますと引き続き課税されますから、このような場合は、必ず廃車手続きをして下さい。
 手続きの方法は、次のとおりです。

◆原動機付自転車(50ccから125ccまで)
A 廃車の場合‐ナンバー、印鑑、標識交付証明書
B 名義変更の場合‐前所有者の印鑑、標識交付証明書
  新所有者の印鑑、車、税金(月割課税)
C 紛失・盗難の場合‐警察の紛失(盗難)証明、印鑑

▽この手続きは課税課でいたします。

現地ルポ 主要建設事業の現場をたずねて(その2)

完成が待たれる市立商業高校

 4月から開校する市立商業高校の建設は、すでに運動場の整地作業も90パーセント以上すすんで仕上げをまつばかりとなり、主体建築である校舎は基礎工事につづいて南校舎の鉄筋の骨組みからコンクリートの打込みと工事も急ピッチ、8月完成を目標に建設の槌音も高らかに岳南の空に響いています。
 また、入学志願者数も定員200人に対して354人(男284人、女70人)の応募者gあり県下6校の市立高校のうち、競争率も1.8倍で最高、早くも入学志願者を悩ませる狭き門となっています。

‐ 写真あり ‐
( 写真説明上)・・・南校舎の建設現場
( 写真説明下)・・・90パーセント以上の整地が進んだ運動場

米の配給通帳が3月から新しくなります

 市民課では、3月から使用していただく新しいお米の配給通帳を去る2月26日に皆さんが登録した配給所へまとめてお渡しいたしますのでお受取り下さい。
(1)新しい通帳は、3月配給分から使用いたしますので、受配のときに記載事項を確認して下さい。
(2)農家で、すでに受配のため、昨年11月1日から2月15日までに通帳の交付を受けた方も通帳を発行いたしましたので、記載事項を確認下さい。
(3)万一記載事項に誤りがありましたらすぐ市民課か各支所へ申し出て下さい。
(4)古い通帳は、2月28日限りで使用できませんから、至急配給所へお届け下さい。
なお、2月26日以後に転出入などの異動のあったときは、新しい通帳を必ず持参して下さい。

“花いっぱい都市対抗”で奨励賞を受ける

 吉原市が日本花いっぱい協会主催の第二回“花いっぱい都市対抗”で奨励賞を受けました。
 これは全国46都道府県を対象に、花の会中央審査委員会(会長鳩山薫子氏)が審査の結果行なうもので、この表彰式は、去る2月16日県知事公舎で行われました。
 吉原市の場合は、昭和32年に静岡県で行われた第12回国体育大会の際、卓球会場地としての吉原市が、婦人会花の会員の民「富士と花と卓球」の合ことばで他県選手を歓迎、好印象を与えたことと、岳南農事研究会(通称菊づくり会=会長小川哲孝氏)が東田子の浦駅を中心に行った“菊の花化粧”による旅客の目と旅心をなぐさめたこと、また植物友の会(会長鈴木富男氏)が“明るい生活に花を添えよう”と、その普及につとめたことの3つの事業によって今回の表彰を受けたものです。
 婦人会花の会は、32年に発足、「一家庭に一鉢の花を・・・・」をモットーにはじめられ、これが電柱に一輪の花となり、つづいて吉原公園、公共施設に及んでこの花いっぱい運動は「家庭から町へー」と進んだものです。
 なお、今後は都市計画による新市街の建設にともない「花と街運動」を目的にさまざまの計画を考えています

‐ 写真あり ‐
( 写真説明)・・・花いっぱい運動に余念のない婦人会員

“越冬昆虫駆除”を実施

 伝染病予防と夏期に発生する“蚊”や“ハエ”の予防対策として衛生課では、3月7日から各ご家庭を対象に“越冬昆虫駆除”を実施いたします。
 使用する駆除薬剤は、ダイアジノン5%の乳剤です。

◇実施日程と地区
▽7日‐8日 元吉原地区
▽9日‐11日 須津、浮島地区
▽13日‐14日 吉永地区
▽16日‐18日 原田地区
▽20日‐26日 今泉地区
▽27日 吉永▽今泉北部地区
▽29日‐31日 大淵地区
▽4月3日‐10日 吉原▽伝法地区

◆お願い
(1)今回の駆除作業は、便池などを主体にして実施いたしますので、各ご家庭では、作業がスムーズに行われるよう協力して下さい。
(2)作業は午前8時から実施いたしますが、町内別に作業時間が区分されています。このため、作業量などの都合で、計画どおりにならない場合もあると思いますので、あらかじめご了承下さい。
(3)作業町内別の区分日程は、別にお知らせいたしました。

ハカリの出張修理

 貫、キログラムの両方目盛りのあるハカリは、昨年末までにキログラム一方の目盛りに改造しなければならないことになっていますが、まだ修理されていない方のためにハカリの出張修理を次の日程で行う予定です。
 去る2月28日までに商工課へ申し込まれた方には、修理の日時を通知いたしますので、該当の日には修理を受けて下さい。
◇修理予定日=3月14、15、16日の3日間
※修理台数によって多少変更する場合があります。

固定資産課税台帳の縦覧

期間は3月1日〜20日

 課税課では、昭和37年度の固定資産税の課税標準となるみなさんの土地家屋、償却資産の評価事務を進めておりましたが、このほどこれが終わりましたので地方税法第415条の規定により、3月1日から20日間、関係者のみなさんに固定資産課税台帳をみていただくことになりました。
 昭和37年度は、土地の地目変換、分合掌、家屋の新築、増築改築など、前年の評価価格が据置かれることになりますが、異動のあった資産や償却資産についてはその評価価格が全部変わっておりますから、必ずご覧になって下さい。
▽縦覧期間=3月1日‐20日
▽時間=午前8時45分から午後4時30分まで(土曜日日曜日も平日どおり縦覧できます)
▽縦覧場=課税課
▽参考事項=(1)縦覧に供した価格についての異議のあるときは、文書をもって固定資産評価審査委員会に審査の請求ができます。
(2)審査の請求ができる期間は、3月1日から3日まで、この期間をすぎますと審査の請求はできません。 

図書の案内

▽ゲンと不動明王 宮口しづえ著
 木曽の山寺の子ゲンは、孤独で冒険好きで、つぎつぎと事件を起し、大人の世界に反抗する子供心の愛と憎しみと憧れと失望と反抗を美しい山村の豊な郷土色の中に読む者の心を浄化せずにはいられません。

▽日本の文学都市 野田宇太郎著
 美しい自然と人情と伝統とその固有文学との結びつきをカメラとペンで採究したこの本は、詩情あふれる日本都市文化論でもあります。

▽パスツール伝 桶谷 繁雄訳 
 秀才でなかったパスツールが人類の苦しみをなくす偉大な研究を次から次へと努力を重ねて成功していく物語です。

▽劣等感からの解放 関 計夫著
 優秀な人物にも劣等感がある。人生を不幸なものと感じ非行犯罪の多くが、この劣等感に起因することが多い。即ち劣等感は人間のどんなところに生じ、どんな時どんな風に作用するものであるか、人間の持つ劣等感の心理をあらゆる面から解明しています

▽浅沼稲次郎その人、その生涯 大曲 直編
 三宅島に生まれ、三中、早大を経て農民運動等に投じた起伏のあった長い政治生活も右翼によるテロによって倒れた大衆の人として誰からも親しまれていた浅沼稲次郎の伝記です。

お知らせ

個人の事業税の申告は3月20日までお忘れなく県税事務所へ提出して下さい

“私達の街”を“私達の熱と努力”で明るい住みよい街にいたしましょう。川やミゾには絶対にゴミを捨てないで下さい。