昨年の明暗調べ 市民課でまとめる
市民課では、このほど昭和36年中(1月から12月まで)の出生、死亡、婚姻、離婚などの明暗調べを次のようにまとめました。
これによりますと、死亡は成人病といわれる脳溢(貧)血による死亡が最も多く、つづいて心臓病、ガンの順となっていますが、このうち特に目立つものに事故死があげられます。この事故死も、交通事故によるものが多く大変憂慮されています。また、これに比べ、結核による死亡が減っていることはよろこばしいことです。
ここで市民課でまとめた明暗調べを分類しますと次のようになっています。(カッコ内は昭和35年中のものです)
◇出生 1,660人…男833人、女827人(1,506人…男775人 女731人)
◇死亡 534人…男290人 女244人(527人…男302人、女225人)
◇死産 132人(93人)これは出生、死亡人員には含まれていません。
◇婚姻 1,272件(1,423件)
◇離婚 86件 (96件)
とこのようになっています。これは昭和35年中のものと比較したもので、(1)出生は154人の増加、(2)死亡は7人の増加、(3)死産は36人の増加、(4)婚姻は161件の減、(5)離婚は10件の減少、
次に、死亡の死因をみますと、
(イ)脳溢(貧)血によるもの‐132人
(ロ)心臓病によるもの‐80人
(ハ)ガンによるもの‐59人
(ニ)老衰によるもの‐56人
(ホ)呼吸器系によるもの‐42人
(へ)事故死によるもの‐41人
(ト)消化器系によるもの‐31人
(チ)自殺によるもの‐14人
(リ)結核によるもの‐6人
(ヌ)その他によるもの‐21人となっており、この死因別調べは市内で死亡したものです。
またこれを月別にしてみますと(出生、死亡、婚姻、離婚の順)
1月=156…48…98…4
2月=152…46…43…10
3月=139…52…130…11
4月=127…48…143…10
5月=145…50…136…7
6月=134…31…105…6
7月=160…49…75…6
8月=128…42…66…5
9月=130…42…66…8
10月=111…54…87…8
11月=156…43…149…5
12月=149…43…164…6
以上のような数字となっています
そのほか、死亡者の平均年令を調べたところ…
▽昭和35年は57.5才
事故死の場合は25.1才
▽昭和36年は59.1才
事故死の場合は36.5才
とこのような数字がでていました
清掃作業所その後の建設をみる
昨年9月に起工した清掃作業所は、すでに整地の突貫工事が完了、更に昨年暮には、消化槽のコンクリート打込みや焼却炉の煙突工事などに着手し、このうち煙突の工事は1月中旬に終わりをみるに至りました。そして、寒風を貫く猛しいさく泉工事も2月いっぱいには終了するはこびとなりました。そして、今年の10月完成を目途に残された重要な施設の工事が急ピッチにすすめられてゆくわけです。
- 写真あり -
( 写真説明 ) 煙突工事もおわり、いよいよ重要な施設操作室、投入槽、撒布ろ床など)の建設工事にはいる八ケ窪の建設現場
農業委員会では、農地法に定められた小作契約書の調整を次の日程で行います。
各会場には係員が出向いて相談に応じておりますから、該当者は不明な点をきいて必ず契約書の調整を行って下さい。
▽該当者
(1)前回昭和32年に小作契約を農業委員会で行ったもの(但しその後返還したものは除きます。)
(2)小作者でまだ契約書(地主との)農業委員会に提出していないもの。
(3)地主でまだ契約書(小作者との)を農業委員会に提出していないもの。
(4)契約書は、貸主と借主が交換しますので、各々収入印紙代10円と実印を持参して下さい。
▽時間
どの会場も午前9時から午後4時まで
▽日程と会場
◇2月1日=浮島地区(東農業協同組合)
◇2月2日=須津地区(須津支所)
◇2月5日=吉永地区(吉永支所)
◇2月6日=原田地区(原田支所)
◇2月7日=元吉原地区(元吉原支所)
◇2月8日=大渕地区(大渕支所)
◇2月9日=旧伝法地区(伝法農業協同組合)
◇2月12日=旧今泉地区(農業委員会)
◇2月13日=旧吉原、島田地区(農業委員会)
2月23、24日に実施
消防署では、市内の防火対象物で、この防火対象物に出入し、勤務し、又は、居住する者の数が50人以上の事業所を対象として、防火管理者の講習会を23、24日の両日市民会館で開きます。
該当すうと思われる事業所で、この資格を有する者がいない事業所は適任者を受講させて下さい。
なお、4月1日以降は、この資格を有する者を防火管理者として選任しなかった場合は罰せられることもありますからご注意下さい
この講習会についての詳しいことは、直接、消防署へお問い合わせ下さい。
老人福祉の向上を促進するため「老人クラブ」の結成についてはすでに本紙11月1日号でお知らせしてありますが、その後、南町の「豊寿会」(代表森清之助氏)をはじめとして、「白寿会」(代表鈴木佐一氏 依田原1、2、3、4丁目、東本通り1、2、3丁目で結成)「高砂会」(代表浦野貴道氏、田端町、上田端町、中桁町で結成)「鶴亀クラブ」(代表舞島国太郎氏、中里1丁目で結成)がつづいて結成されました。
各地区でも、この主旨を理解され、すすんで結成するようおすすめいたします。
なお、結成について社会課へお問い合わせ下さい。
鶏の冬期休産
冬に若雌が、原因不明で10日から60日以上も、産卵を休むことがあります、これによって、若雌は頸部の換羽がともない恥骨間がせまくなり腹部が硬くなってきます。
この原因と対策について
▽父鶏の遺伝性によるもの
父鶏によって92%も発現する父系もあれば、僅かに42%しか発言しない父系もあります。
▽早春孵化の寒雛に出易い
これは遺伝現象によるものですから、孵化時期の環境条件にも左右されます。したがって、3月下旬から4月中旬頃の雛が休産が少ないようです。
▽発生時期と休産日数
冬の休産は、低気温が誘発するといわれていますが、最も寒い1月、2月よりも12月に多く現れてきます。
休産日数は、普通8日から14日ぐらいのものは年間産数にはあまり影響はありませんが、20日から25日休産を基準に、月よりも日数によって、選抜淘汰します。
冬期産卵数の少ない鶏は年間産卵数も少ないようです
したがって、冬の間にクラッチ(産卵継続日数)の短い鶏のみの群でも、それが無休産に近い群であれば淘汰する必要もなく、また年間の産卵数も多いわけです。
簡易な服装が目立つ
‐ 写真あり ‐
吉原市の成人式は、去る1月15日、午前9時30分から市民会館で盛大に行われました。
本年の成人者は、1,652名(男子848名、女子804名)「今日の日を契機として、自ら過去を反省し、将来立派な社会人となるため、自己の生くべき道をしっかり見定めて、心の誓いを新たにして下さい。」と金子市長、山本市議会議長、吉村婦人会長らが祝福のことばをおくり、成人者代表から「明るい社会をつくるためによき市民となるよう努力します」と力強い宣誓があり、金子市長から記念品の額皿(武者小路実篤氏の仲よきことは美しいかなと記した飾り皿)が贈られました。
このあと、早稲田大学教授安藤更生先生の記念講演があり、終わって、市民会館正面玄関で地区ごとの記念撮影を行い、晴れの成人の日の行事を終わりました。
また、婦人会が提唱した「成人式にはふだん着で◇◇◇」の運動は市民の理解と呼びかけが効果的に広がり結果は上々で、簡素な服装をまとった成人者たちはお互いに成人した喜びをわけあっていました。
◇成人者の記念品 2月末までに受取を◇
成人式にでられなかった成人者に記念品をお渡ししますから案内状を持参して社会課へお出かけ下さい。
受領期間は、1月20日から2月末日までです。
衛生課では、田植時の発生時期を控え、本年も早目に予防接種を実施いたします。
すでに申込みされた方はお忘れなく接種して下さい。
なお、農業をしている方で、近所の方、又は知人にも、希望者がありましたらおすすめ下さい。当日もよりの会場で受付いたします
◇実施月日‐2月9日
◇場所=柏原幼稚園、元吉原幼稚園
◇時間=午後1時から2時まで
◇料金=100円(1人1回分)
昨年の末、農家の皆さんから提出していただいた申請書にもとづいて、農業委員の選挙人名簿を作成しました。
この名簿へ登録される資格は、昭和36年12月1日現在で、吉原市に住んでおり昭和17年3月6日以前に生まれた人で、一反歩以上の農地を耕作している経営者と、その同居の親族、又は配偶者で一年間を通じておおむね60日以上耕作に従事する人です。
なお、この名簿の縦覧は次のように行っています。
◇期間=1月20日‐2月3日(15日間)
◇時間=毎日午前8時30分から午後5時まで(土曜日日曜も含みます)
◇場所=選挙管理委員会(市民課内)
市立図書館(市内住吉町県税事務所前)では、毎年70冊から80冊ぐらいにのぼる新しい図書を購入しています。
これからも、この広報誌を通じて図書を紹介しますので、多数お出かけになってお読み下さい。
なお、皆さんに特に読んでいただきたい図書をここにあげてみました。
●「何でも見てやろう」
小田実著 河出書房出版
東大大学院在学中の著者が、フルプライド留学生として渡米し、更に世界一周の貧乏旅行をした記録で、才気と勇気に満ちた著書が、金持の旅行者の見ない世界のすみずみをみて、そのなかに生き、世界の国々の生活の実態を紹介したものです。
●海上の道 柳田国男著
鋭い洞察と、広く深い思索をもって、日本の文化の源流をたずね、沖縄の文化にかぎりない興味をいざなうロマンティシズムの香気あふれる論文集です。
●黒潮のはてに子らありて 高津勉著
青春を孤島に埋めて椰風沐雨10年、恵みうすい子供たちの幸せのために献身し辺地教師の愛と涙と笑いの人生記録です。
●日中戦争史 秦郁彦著
精密な資料調査と厳格な資料批判に基づいて書かれ、昭和の戦争史にはじめて科学の光をあてたもので、この本は、昭和政治史の研究上に画期的意義をそなえています。
●新しい愛国心 毎日新聞社編
民主々主義時代の愛国心をいかに考えるべきかをテーマとして結論をださないで、現代各界名士の意見をあつめて、今日における愛国心を読書と共に考えようとする態度で編集されています。
更生指導所で生徒募集
身体障害者の更生指導をはかるため、更生指導所入所希望者の募集があります。
希望者は市の福祉事務所へご相談下さい。
主な募集内容は次のとおりです
◎応募資格‐16才以上(身障手帳所有者)で男女の別を問いません。
◎職業科目‐(1)謄写タイプ科30名 (2)ラジオテレビ科30名 (3)毛糸手芸料30名
◎入所経費‐(1)指導訓練費は無料 (2)食費は本人負担(月2,700円)生活困窮者は免除
◎願書受付締切‐3月15日
◎面接◇選考◇場所‐3月20日
午前9時 静岡市春日町3丁目 静岡県中央身体障害者更生指導所
◎入所月日‐4月5日
消防署では、昭和37年度に国庫補助による防火水槽を市内に10ヵ所設置する計画をすすめています。
この防火水槽の工事費は、1ケ所約40萬円ですが、設置を希望する地区は10萬円を負担し、市が主体となり国庫補助事業により築造するものです。
設置を希望する地区は、消防署へお問い合わせ下さい。
“私達の街”を“私達の熱と努力”で明るい住みよい街にいたしましょう。川やミゾには絶対にゴミを捨てないで下さい。