広報よしわら 昭和41年11月に富士市と鷹岡町と合併した吉原市広報紙の全記録

昭和37年 2月1日発行 内容

明るい市政はまず市役所から

 これは「郷土の繁栄と豊かな市民生活を築くための原動力として市民への良き奉仕者たれ」と、常々、市長が職員に向かって云っていることばです。  こう云う意味で、市民課も、事務の能率と簡素化をはかるために各課で取扱っていた窓口事務を統合してできたもので親切、迅速、確実…この3つの条件を最大限に生かして皆さんに奉仕しています。  そして、これからも気軽に親しみやすい窓口として、皆さんから愛され、市政の大きな荷い手となるよう育ててゆきたいと思います。 - 写真あり -

市営住宅 入居希望者を公募

締切は2月15日

 市内三ツ倉南町に建設中の昭和36年度市営住宅50戸が、3月末に完成の見込みとなりましたので、社会課住宅係では、入居希望者を募集することになりました。
 申込みについては、入居基準にいろいろと条件がありますから、希望者は、直接社会課へお出かけになって相談の上お申込下さい。
 また、希望者多数の場合は、公開抽選で入居者をきめます。
 この住宅の入居は、4月上旬からの予定です。
 なお申込用紙は各支所にも用意してありますからご利用下さい。
 今度完成する市営住宅は次のようになっています。
◇住宅所在地=市内三ツ倉南町
◇構造と戸数 (1)第一種簡易耐火構造平屋建10.7坪(6.4、5・3畳)15戸
(2)第二種簡易耐火構造平屋建9.07坪(6.4・5畳)15戸
(3)第二種木造平屋建9坪(6.4・5畳)20戸
◇家賃と敷金 (1)第一種の住宅=家賃2,800円の予定
(2)第二種の住宅=家賃2,200円の予定
(3)第二種木造の住宅=2,000円の予定
 敷金は家賃の3ヶ月分です。
◇受付期間=2月1日から15日までの15日間
◇注意=申込期間外の受付は一切いたしません

市立商業高等学校生徒募集

募集人員 200名
願書の受付2月13日から16日
試験は26日と27日

高校生の急増に対処するため、現在、市内東比奈権現原に建設中の市立商業高等学校の新校舎は、本年4月の新学期から開校を目途にその建設工事が進められていますが、これに先立ち、教育委員会では、昭和37年度初の一年生入学希望者を次の要項で募集することになりました。

◆募集人員
第一学年 商業科 通常の課程(全日制)200名

◆入学願書受付期間
昭和37年2月13日より2月16日午後4時まで

◆入学志願の手続
1 入学志願者は、
(1)入学願書(吉原市教育委員会の交付する用紙)
(2)学力検査受検願(吉原市教育委員会の交付する用紙)
(3)入学選考料 200円
(4)学力検査料 150円をそろえて在学中の中学校に提出する。
2 現に中学校に在学していないものは、別に昭和37年1月以降に撮影した写真一葉(6cm×5cm、裏面に氏名、出身中学校名、選択教科受検科目、年令を記入)と、昭和37年1月以降実施した医師の身体検査証明書(県所定の用紙)を出身中学校に提出する。

◆学力検査
(1)昭和37年2月26日と27日の2日間
(2)会場=吉原市立第三中学校
(3)受験票=学力検査受検願を提出した者に受検票を交付する。
(4)学力検査教科=国語・社会・数学・理科・音楽・図画工作・保健体育・職業家庭・及び選択教科(英語・職業家庭の中の1教科)
(5)受検心得=(1)受験者は第一日は午前8時30分、第二日は午前8時50分までに会場に出頭指示を受けること。(2)受験票、鉛筆、弁当、上草履を持参すること。

◆入学者の決定
 学力検査の成績と中学校長の提出する報告書とを審査して判定する。

◆入学者発表
 3月3日、正午、吉原市教育委員会事務局前に提示し、同時に本人に通知する。

◆入学手続
 合格の通知書に添書する。

- 写真あり -
( 写真説明上 ) ・・・完成が待たれる商業高等学校

情緒障害児短期治療

児童愛育施設
1月20日起工式挙行

 問題児となる一歩手前の少年少女の保護育成の面で画期的な施設といわれる県立情緒障害児短期治療施設の起工式は、去る1月20日午前10時30分から市内大淵大倉片倉狐ケ窪の現地で行われました。
県から岩崎民生労働部長、一木沼津児童相談所長、市から金子市長、山本議長など関係者が出席、この席上岩崎民生労働部長から「吉原市の協力で富士山の見える絶好の地に…」と、また金子市長は「精神教化こそがこれからの時代に要求されてくる…」と挨拶、終わって厳粛な鍬入れ式がありました。
 この施設の工事費は、2,150萬円、敷地面積1萬3,417平方メートル(4,066坪)総建坪1,000平方メートル(329坪)に、鉄筋コンクリートを主体とした2階建(一部平屋建)耐火建築4棟に、管理室男子療、女子寮、集会室、治療室教室、テスト室などが建てられ、愛情に不満足感をもつ子、精神不安定な子、強度の劣等感をもつ子などのため普通の感情生活のできない12才未満の少年少女50人を収容し、よい子になるよう矯正する施設として建築されるわけです。
 こうした施設は全国初めてのもので、吉原市のほか、岡山、大阪の二ヵ所に建てられます。

‐ イラストあり ‐

- 写真あり -
( 写真説明上 ) ・・・現地で行われた起工式

東部地区青年学級生 研究発表大会

市民会館でひらく

 勤労青少年の皆さんが、働きながら学ぶ機関として、青年学級があります。
 この青年学級は、年間を通じてほとんど夜間に200時間以上の学習をしています。
 吉原市でも、現在、教育委員会によって、須津、神戸、大渕に青年学級が実施されています。
 こうした学級生が、日頃の研究の成果を発表しあう大会として、一年に一度富士地区(全部で17学級、本年は2月4日に富士中学校で開く)で学級生の研究発表会が行われ、次いで県大会の東部大会が例年行われています。
 本年は、この東部大会が、来る17日、18日の両日、市民会館で開かれることになりました。
 教育委員会では、今後の青年団活動や青少年の健全育成の面からも大きな指針となるこの大会に、青少年教育奨励のため、市民皆さんの多数の見学を望んでいます。

おしらせ

個人の事業税の申告は3月20日まで

公益企業法の適用を受ける“水道料”は必ず納期限迄に

“NHK吉原だより”は毎週木曜日午後3時50分から(静岡第一放送)“無線広報”のお知らせは毎日午前7時45分と午後4時45分。

住所はいつもはっきりと!住所を移動したときは、必ず14日以内に住民登録の届出をいたしましょう。(市民課又は支所へ)

人口の動き(36年12月31日現)

男 4万1,319人
女 4万1,194人
計 8万2,513人
世帯数 1万6,509世帯