◎そうです。4月1日がむりだときまったとき、一体いつにしようかということでいろいろ意見もあり考え方もありましたが、相談の結果今年の11月に決まりました。つまり、あと残されている相談ごとを5月一パイ位にすませ、また住民の皆さんに合併についてのことがらをよく知っていただく期間などをふくめて大体7月にそれぞれの議会で合併を議決するということです。勿論、法律のきまりでその他の手続がありますので、これを10月までに終わらせることになるわけです。
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◎はい。最初の目標どおりには残念ながらいかなかったというだけで、決して棚上げになったり、消えて終わったのではありません。むしろ、いままで相談で残されたことを、いよいよ、これから総仕上げのかたちにまとめる時期にきたということです。それだけに、関係の皆さんの方も真剣にとりくんでおりますね。
◎そういう声も耳にしました。でも決してそんなことはありません。政治ということは、1+2=3というような簡単なことではなくお互いの市や町としての人格を尊重しあい、主張しあいながら進めねばならず、いろいろと事情も違って大変むづかしいものです。何回か話し合っていくうちに、とても大切なことをみつけたり、気づいて、順に解決してゆくわけです。いままでの会合も、開いてよかったものばかりで、決ったことがらもたくさんあります。つまり、住民皆さんの意志は充分おもんじられて会議が引続いています。
◎合併というのは、法律のきまりでいままで一つの「市」とか「町」として認められていた「まとまり」同志が、おたがいに相談の上でいままでの「まとまり」をやめて新しい「一つのまとまり」つまり、「まったく新しい市に生まれかわる」ことなのです。
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◎そのとおりです。もちろん、国や県は、これからの世の中の進み方にあうと考えられる、それぞれの地方別の開発計画、つまり、立派なまとまりとして伸びてゆけるいろいろな計画は示してきますが、それを、本当に住民皆さんの暮らしにぴったりしたものとするためにはどうしたらよいのかを、私達の代表者たちが真面目に考え、具体的に研究したり改めたりして決めてゆくわけです。
結局、合併はそれぞれの「まとまり」の代表である議会の意志が決定するもので、国や県がするものではありません。
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