広報ふじ 昭和41年11月に吉原市と鷹岡町と合併した富士市広報紙の全記録

昭和41年 8月5日発行 内容

好評だった港まつり
自衛艦の試乗航海に人気 人波で埋まった花火大会

−写真あり−
(写真説明)・・・入港した護衛艦くらすの容姿と夜空に打上げられた仕掛花火

 田子浦港の「港まつり」は、例年行なわれていますがことしは、4月1日から国際貿易港としての指定を受けたのでこの開港を記念して吉原、富士の共同主催で盛大に挙行しました。
 この日の呼びものは、なんといっても花火大会でことしは一夜に数100万円をかけての豪華版。田子浦港の旭化成専用埠頭や吉原埠頭などは人の波で埋まり仕掛花火やスターマインなど9時すぎまで約2時間にわたって連続追打ちをかけ夏の夜空を5色の光でかがやき港の水面にうつる影もまた美しく近年来にないみごとな花火大会であった。
 また、とくにこの日は、開港を記念して海上自衛隊から護衛艦「くす」1,450トンが船首に昔なつかしい海軍旗を潮風になびかせ入港、2日間にわたって艦内を一般公開したほか、市民を1回300人乗せて駿河湾1周の試乗などのサービスを行ない、こどもたちは初めてみる機関砲やレーダーなど手にさわったりしながら艦内を走り回っていました。

−図表あり−
(図表説明)・・・第3回 町内別交通安全コンクール中間成績(第2回)

66年「ミス富士」に小林玲子さん

−写真あり−
(写真説明)・・・手前がミス富士の小林さんと準ミス

 富士市商店会連盟が中元大売出しの一つとして行なわれた1966年度ミス富士コンクールの審査発表会が7月23日富士文化センターで開き容姿、教養、言語、動作について慎重に審査した結果、ミス富士1人と準ミス5人をえらびました。
 栄冠を獲得したミス富士は、市内横割の履物業重雄さん長女の小林玲子(19)さんで身長162センチ、体重54キロという均整のとれたお嬢さん。目下のところ生花や琴などを習い花嫁修業中とのことです。

ミス富士および準ミスはつぎのとおり。

◇ミス富士
小林玲子(19)=上横割

◇準ミス富士
山田淑子(21)=五味島 山川工業勤務
竹林 香(21)=中町 洋裁学校生徒
森川素子(21)=本町四 若月会計事務所勤務
大沢郁子(19)=中町 ハトヤ勤務
高橋実子(21)=平垣 富士急行勤務

お母さんメモ

■盛夏の衣生活
 暑い暑いといいながら8月も10日を過ぎるころは、朝がたはかなり冷えることがあります。小さいお子さんには寝るときは必ず腹まきを。
 うっかりしまい残した毛の洋服などが押入れなどで、かびがはえていませんか。早くクリーニングに出して、ポリエチレンなどの袋に防虫剤を入れてしまってください。
 汗ににじんだ衣類は、そのままほっておくと変色します。一度でも着た外出着なども、すぐ手入れが必要です。もめん、あさ・A合せんものなど水洗いできるものは洗ってからよくすすぎよく干してしまってください。
 窓や間仕切りなどにかけたレースのカーテンも下旬になるとうすよごれてきます。レースカーテンは洗たくがむずかしいものですが、最近は樹脂加工したものが出回っており、洗いも自分でできますし、しわになりにくいようです。レースものを洗う場合は、いわゆるびょうぶだたみにして押し洗いすることです。
 そこで「夏やせ」を防ぐには、まずアルカリ性の食品をとることが第一です。野菜、くだものをたくさんとってください。また汗で体内のカルシウムが失われますからこれを補うため、牛乳などをのむことです。

お知らせ 

◎家庭と子どものことならなんでも「家庭児童相談室」へ
子どものことでお困りのかた、心配の方はどんなことでも「家庭児童相談室」へお出で下さい。
(例)夜尿症、学校ぎらい、口を聞かない、知恵の遅れた子等精神や身体に障害をもつ子ども
毎週月曜日、火曜日、水曜日、金曜日 午前9時より正午迄市役所厚生課相談室で相談に応じています

◎今月の納税のお知らせ
市県民税 第2期 8月31日迄に納めて下さい

◎「入場券の半片を受けとりましょう」正しい納税をするために
 映画や演芸、野球や音楽会などに出かけると会場の入口で入場券の半片を切って一方を渡してくれます。
 これであなたの払った入場税が正しく国に納められたことになり、ですから入場券の半片は忘れずに受けとって入場いたしましょう。
富士税務署