広報ふじ 昭和41年11月に吉原市と鷹岡町と合併した富士市広報紙の全記録

昭和41年 3月1日発行 内容

世帯と人口(41年2月1日現在)

面積 30.55平方キロメートル
人口総数 5万4,797人
男 2万8,074人
女 2万6,723人
世帯数 1万2,058世帯

待望の文化センターが立派に完成
3月24日竣工祝賀会・開館は4月5日から

全市民招き 多彩な記念行事を展開

−写真あり−
(写真説明)・・・文化センター

 5万3,000市民の長い間の宿願であった富士市の文化センター(市民会館)が近代感覚に溢れたすばらしい建築様式の枠を集めて総工費2億8,000万円をもって立派に完成をみましたので多彩な記念行事を織込んで次のとおり竣工祝賀会およびこけら落しなどを盛大に挙行することになりました。
 文化の殿堂として富士市の自慢の1つとなった文化センターの記念行事は、3月24日午前9時から新装成った文化センター正面前で修ばつ式が行なわれ引き続き開扉式にうつり漆畑市長の手によってテープにハサミが入れられます。
 ついで同11時から大ホールで市内外から600余名の関係者を招き盛大に竣工祝賀式典を挙行、式終了後、頭を雲の上に出した朝焼け富士をデザインしたシヅレ織のどん帳披露が行なわれ、このあと0時30分から「こけら落し」に入り、藤間流の師匠らによって三番そう、元録花見おどりや花柳流など優雅な日本舞踊が上演されることになっています。
 また一方、この文化センター落成を記念して3月25日から29日まで5日間昼夜3回にわたって大ホールでお馴染みのNHKラジオの「とんち教室」を始め静岡放送テレビの「市長杯争奪バンド合戦」富士市文化連盟の演劇発表や音楽発表会、市内小中高校のバンド演奏など各種公演が予定され盛沢山な行事がぎっしりとプログラムにくまれています。
 このほか、また文化センターのホワイエには絵画、写真、華道、水石展などが展示されます。
 なお、3月25日から29日まで向う5日間にわたって全市民を招待してくりひろげられる記念行事の主なものは右表のとおりです。

−図表あり−
(図表説明)・・・文化センター落成記念行事プログラム 期間3月25日〜3月29日まで

◎展示会(富士市文化連盟) 期間 3月25日〜3月29日まで

(展示種目)
書道、華道、写真・・・第1.2.3会議室
絵画、染色・・・第5会議室
水石、盆栽、切手・・・2階ロビー
華道(大作のみ)・・・1階ホワイエ
茶席(3月27日のみ)・・・2階和室