−写真あり−
(写真説明)・・・月の輪作業中の水防団員
(写真説明上)・・・油火災をみごと消した市消防署員
(写真説明下)・・・土俵づくりの水防団員
災害は忘れたどころか、いつやってくるかもわからない。しかも9月に入りますと夏の天候を支配していた太平洋高気圧も次第にその勢力が弱まって後退し、一方、西の大陸からは移動性高気圧があわられます。
さて9月は台風シーズン。台風は太平洋高気圧のまわりにそって進むといわれ太平洋高気圧が後退するにつれて南方洋上に発生した台風は本土に上陸するかまた接近する機会が多くなります。
また近年、大きな被害はもたらす台風は、9月の中旬から下旬にかけて多く、昭和29年9月26日の洞爺丸台風を始め33年9月26日の狩野川台風さらに34年9月26日の伊勢湾台風、36年9月16日第2室戸台風などが本土に上陸とくに9月26日という日が目につきます。
そこで富士市は台風シーズンに備えて去る8月10日市内林町地先富士川堤防で消防団および水防団合同の防災訓練を実施しました。
まず台風X号接近に伴い富士川全流域にわたり200ミリメートルをこえる豪雨があり建設省富士川下流工事事務所の測定によれば午前7時現在、富士川の水位は警戒水位(4メートル50センチ)をこえ、その後も刻々と増水している。また市内のかんがい排水路はすでにはんらんし住家の床下浸水も相当数見受けられます。
すでに市では災害対策本部を設置し、第1次配備体制に入りました。
という想定のもとに防災訓練がはじまりました。
漆畑本部長からその都度本部指令および台風情報がスピーカから流れると消防団、水防団員は、30度をこす炎天下で規律正しく土俵をつかっての月の輪作業やムシロ張り作業、積み土作業などを汗ダクで実施していました。
また一方では市消防職員が黒煙で空が見えないほどの油火災を、もののみごとに消火、化学消防の威力をご披露し、黒山の見物人をアットいわせました。
終って査察官の米山富士土木事務所長の講評があったのち一同、500食余の炊出しのニギリ飯をおいしそうに食べ正午すぎ散会しました。
終戦後行なわれた農地改革である旧自作農創設特別措置法によって農地を買収された、「農地被買収者等に対する給付金の支給に関する法律」が出来まして報酬金が支給される事になりました。給付金の受給資格者は、田畑を買収された個人及び法人で、その面積が田で1畝歩、畑で1畝20歩以上の者です。
給付される金額は1反歩以下は一概に1万円、1反歩以上1町歩以下は2万円を掛けた額、1町歩以上2町歩以下は1町歩を越えた反別に反当1万円が加算され、更に2町歩以上3町歩以下は反当6,000円、3町以上は反当2,000円で計算された金額が国債を以って支給されます。最高給付額は100万円で打切られることになっています。ただし畑は100分の60に軽減され、なお田畑共に1反歩未満の端数反別は切捨てられ、また買収者で売渡しを受けた農地面積は差引かれて計算されます。
以上のように農地被買収者に交付される国債は農地被買収者国庫債券のいい、発行期日である昭和40年6月16日から10ヶ年均等償還の方法で昭和41年6月15日から支払が行われます。
給付金請求用紙は市役所農務課の窓口に用意してあります。これに必要な添付書類は、農地買収令書(又は土地登記簿の謄抄本)基準本籍地謄抄本、被売渡し農地を証する調査結果通知書、遺族一般承継人を明らかにする戸籍謄抄本、印鑑票、その他で、あらかじめ準備として取りそろえなければなりません。
なお給付金の請求期間は昭和40年8月20日から昭和42年3月31日までの期限でその期限内ならば請求の早い遅いは、支払上有利不利等には余り関係ありません。
不明の点は、市役所農務課に問合せて下さい。
−図表あり−
(図表説明)・・・交通安全コンクール最終成績発表
去る5月11日より行なわれておりました交通安全コンクールは、8月10日に終りました。結果は水戸島下が優秀な成績をあげて優勝しました。
このコンクールで良い成績をあげた上位5ブロックに、9月上旬、表彰状及び金一封が贈られます。
なお、違反・事故は富士・吉原・富士宮の三警察署管内で摘発・発生したものを調べました。その中の違反総件数436件(内容により二重違反は2件とする)で最も多かったのは無免許運転で109件もあり、つづいて駐車違反、踏切一旦停止違反、定員過剰が主な違反です。事故は全部で111件あり、人身事故が67件で60パーセントを占めています。
3ケ月間にわたる各ブロックの成績は下の表のとおりです。
9月12日よりダイヤル市外通話のできる局が増えます。
富士局からダイヤル市外通話のできるところは、現在、東京、吉原、沼津、静岡など15局ですが、9月12日よりは静岡県内の各地および名古屋など東海地方の約130の局とダイヤル市外通話ができるようになり一番便利な電話になります。
▽「119」「110」は非常用電話です。
「119」「110」に火災や事故など非常用以外はかけないでください。
富士市の皆さまを災害から守るために是非おまもりください。
なお、一般のご用の方は富士消防署は61-3518・61-1100へダイヤルしてください。
◎あぶない!!玩具を追放
最近青少年には好ましくないと思われる玩具が色々出廻っており児童の好奇心をそゝり、又これ等玩具の使用によって数多い事故が発生しておりますので、今回、静岡県児童福祉審議会においてはあぶない玩具を販売又は所持・使用等行なわれないようにしてほしいと勧告しております。
父兄におかれては、児童の健全な育成を行っていく上からもぜひご協力して下さるようお願いいたします。
◎水と仲よし!
昔から、みめ美しいことを水もしたたる・・・とか申しましたが、この暑さでは同じ水でも汗もしたたる・・・となり風情もありませんが、勤労の喜びがあります。特に電気は水と大の仲よし、つまりお互いに通じやすい性質がありますからぬれ手や、汗ばんだ肌などで、電気の操作は危いです。次の点、注意しましょう。
(1)ぬれた手をよく拭いて!
例えば、スイッチを入れるときや、電球の取替。
(2)アースをたしかめて!
暑いときですから、毎日のお洗濯もぬれ手で、素足になり勝ちです。洗濯機には必ずアースをつけましょう。またアースをとってあるお宅でも、アース線が切れたり、はずれていないか、もう一度たしかめましょう。
(3)雨もりと屋内配線。
雨もりなどで、屋内の配線がぬれたときなど、配線がぬれたままですと、事故のもとにもなります。こんなときはもよりの東京電力へご相談下さい。
−4コマ漫画あり(泰平一家 れんさい 森 比呂志)−