新年度より納税通知書が年1回発行の方法に変ります。
富士市では、39年度まで各納期ごとに発行しておりました市県民税、固定資産税、国民健康保険税等の納税通知書を、40年度からそれぞれ1回にまとめて発行することになりました。
この方法にすると税務処理が合理的かつ能率化されしかも経費が節約されることになります。
納税者の皆様には各世帯ごとに納税通知書が容易に保管できる納税袋を配布することにしております。この納税袋には市税の納期一覧表が印刷されていますから目のつきやすい場所にかけていただき、2期以降の納期にじゅうぶん御留意のうえ納税に御協力願います。
前納報奨金が各金融機関で即時払になります
これまで固定資産税及び市県民税の前納報奨金は税務課だけで取扱っていましたが新年度より各納付先の金融機関(郵便局を除く)でも取扱い、しかも納付の時に報奨金を交付することになりますから、かならず印鑑を御持参下さい。
−図表あり−
(図表説明)・・・昭和40年度各会計予算総括表
◆歳出
つぎに歳出について大要を申し上げます。
昭和40年度施策の重点は
(1) 産業基盤整備事業の促進
(2) 道路交通行政の確立
(3) 環境衛生対策の推進
(4) 総合文化センターの建設
(5) 岩本山総合開発事業の推進
の5点をあげております。
◇議会費
まず第1款、議会費は総額2,330万2,000円でありますが、今回は議員報酬について「特別職報酬等審議会」の答申に基き、若干の増額をみています。
◇総務費 交通安全対策費を新設
第2款の総務費は、総額1億3,507万円で前年より約2,400万円の増となっております。総務費の各項の内容は省略させていただきます。
◇民生費 総合文化センター建設費に1億円
つぎに第3款の民生費について申し上げます。
総額2億2,129万8,000円のうち主たるものは総合文化センター建設費の1億5,220万円であります。本事業は市制施行10周年記念事業として着々と進捗いたしており、市民待望のうちに明春3月完成の予定であります。
本年度の財源は起債6,500万円、寄附金6,150万円、特定財源等をあて一般市税の投入は最小限度に止めております。
なお予算措置は明年の41年度も引続き計上しますが、実際の工事は本年度で完成いたしますので資金繰りは極めて大へんとなってまいることが予測されております。
◇北地区の保育園の新設きまる
児童福祉費に計上した北地区保育園の新設工事は601万5,000円を措置しましたがこれも予算的には2ケ年継続とする予定であります。
◇衛生費 じん芥焼却場の設備を強化
第4款の衛生費は5,279万・~で前年より約2,500万円の減でありますがこれはじん芥焼却場建設費の関係であります。本年は前年に引続き焼却場の附属設備を重点に行い更にじん芥収集にも意を用いてまいる予定であります。
◇労働費
第5款の労働費については格別申し上げる要はないかと存じます。
◇農林水産費 農業構造改善事業を推進
第6款、農林水産費について申し上げます。本年は総額5,171万2,000円と前年より1,043万2,000円の増をきたしておりますが、これは重点施策として取り上げた主要河川改修と農業構造改善事業実施のためでございます。
特に申し上げたいのは、農業生産基盤整備費として2,400万円を計上し土地改良事業を強力に推進していく方針で上堀、中堀の改修費約1億4,000万円を合わせてその事業費の総額は1億7,200万円となり主要幹線水路は可成り整備される予定であります。
◇商工費 中小商工業者の融資に600万
第7款の商工費は2,796万4,000円で前年より833万1,000円の減でありますが旭化成の契約による助成金の減によるものであります。
また中小商工業者の融資の円滑を回るため投資および出資金として600万円を措置しました。
◇土木費 道路舗装を重点 市営住宅は36戸建設
つぎに第8款の土木費について申し上げます。
土木費の総額は、3億2,372万円で前年より約2,700万円の増となっております。
まず一般土木費の内訳申し上げますと道路維持費に792万円、道路新設改良費に3,576万1,000円、橋梁維持費に123万1,000円、河川費に1,104万円をそれぞれ計上し道路舗装および新設改良等を計画しております。
次に港湾費につきましては前年同様5,000万円を措置し、財源としては全額起債を充当する予定であります。
つぎに都市計画費について申し上げます。まず土地区画整理事業費は4,245万円を計上し前年度に引続き駅南第2工区を施工する予定であります。
なお第1工区(駅北地区)につきましては本年度は防災建築街区の基本計画を作成し明年度以降の実施に備える考えであります。
また補助街路事業は引続き富士−鷹岡線の改良および舗装、富士駅−伝法線の舗装、田子浦−伝法線の改良等を計画しこのほか市単独事業として舗装および改良を相当程度、実施する予定であります。
都市下水につきましては重点的に取り上げたいが財政事情よりして前年実績をやや下回る線で計上しております。
次に住宅費でありますが総額1億578万2,000円を計上し前年に引続き宅地造成を行っていく方針であります。
公営住宅の建設につきましては、財源難の折ではありますが本年も36戸を建設する予定です。
◇消防費 中型消防車を購入
第9款の消防費は、消防団員の報酬等について改善の措置を講じまた中型消防車1台を購入します。
◇教育費 第一小学校を改築 第二小学校の体育館も建設
次に第10款、教育費であります。教育費の本年度予算は総額1億3,869万3,000円で前年に比し約2,600万円の増であります。学校建築費につきましては総額約6,000万円を計上し、まず第一小学校改築は本年より着工します。
第一小学校の改築は当面危険校舎としての対象500坪のうち補助認承見込み坪数300坪9教室、2,870万余円をもって今後、数年間の継続事業として実施します。
またかねてより別途計画中でありました第三小学校新設につきましては実施の時期、方法等について再検討することになりました。
第二小学校の体育館兼講堂建設につきましては、本年は、予算措置としては2分の1の1,284万4,000円を計上し2ケ年継続とし事業そのものは本年度内の完成を目途にしております。第11款以降については格別申し上げる点はありません。
◎市役所の執務時間変る
平日〜午前8時〜4時30分
土曜日〜午前8時〜正午まで
−図表あり−
(図表説明)・・・市税納期一覧表
◎陸 海 空 自衛官を募集
18才以上25才未満の日本国籍を有し意志の強い男子を歓迎します。受付は毎日市役所市民課窓口で受付ております。また志願票は市民課窓口に用意してあります。
−イラストあり−
(イラスト説明)・・・4コマ漫画(泰平一家 れんさい 森比呂志)