広報ふじ 昭和41年11月に吉原市と鷹岡町と合併した富士市広報紙の全記録

昭和40年 3月1日発行 内容

世帯と人口(40年2月1日現在)

面積 30.55平方キロメートル
人口総数 5万2,989人
男 2万7,017人
女 2万5,972人
世帯数 1万1,539帯

全世帯に配布
この広報紙は町内自治会を通じ市内の全世帯にもれなく配布されております。皆さんのお宅に届かないときは部落の区長または市広報係までお申し出ください。

もうすぐ1年生 身の回りの始末をきちんとさせる

−写真あり−
(写真説明)・・・きょうも元気に遊ぶ良い子たち

 この4月に市内の各小学校へ入学する児童は約880人が予定されております。新しい門出を迎える児童のいる家庭では、なにかと心づかいをされておられていることでしょう。服装のこと、持ちもののこと、あるいは健康のことなどおかあさんたちは、あれこれと心を配っておいでのことと思います。
 そこで、新入学の子どもを持つおかあさんたちに特にお願いしたいことを一つ二つ話してみましょう。
 まず、勉強は先生におまかせすることです。とくに勉強に神経質になりがちな昨今の風潮ですが、安心して一切をおまかせしましょう。それよりも、身の回りの始末ができるように「しつけ」ることが大切です。
 衣服の着かたや持ち物の整理がきちんとできる。またお手洗いに入っても、じょうずにすませる、安全な学校の行き帰りができるようこれまでの生活とまったく変わった環境に早くなれるように指導していきたいものです。そして、どんな「しつけ」をするにしても1年生になるよろこびがましていくような心づかいが欲しいものです。

町ぐるみで事故防止
守ろう「ワン」「ツウ」「スリー」「ゴー」正しい交通のしつけが大切

 市では、富士警察署の協力を得て市民を恐ろしい交通事故から守るため、ただいま「町ぐるみの事故防止運動」を強力に推進し、5万2,000市民一人一人に正しい交通のあり方や交通法規などについて部落懇談会を開き各方面から好評を呼んでいます。
 まずこのトップを切って2月22日から3月8日まで毎夜7時から田子浦地区の各部落の公会堂を会場に“交通事故から私たちの尊い命を守りましょう”というパンフレットをくばり恐ろしい交通事故の記録映画(カラー)を上映したあと「どうしたら事故から守ることができるか」などの問題を取り上げ活発な意見が交換されています。

◆こどもを事故から守るために

−写真あり−
(写真説明)・・・どうしたら事故を防ぐことができるのか……と熱心に聞く小須の部落懇談会場

 昭和39年中に県下で起きた子どもの交通事故のうちでなんといっても小学生の事故が全体の38パーセントにも達しています。
 とくに新入学期の3月から4月にかけて急に増えるのが毎年の傾向です。
 小学生では、低学年に事故が多くその原因も「横断するときの不注意」や「ろじからの飛び出し」などがほとんどです。
 かわいいこどもたちを交通事故から守るためには、家庭での「しつけ」が大切ですが、一般のかたがたもこどもたちによく注意してやることが望まれます。
 私たちも、お互いに次のことを念頭において交通事故を一つでも多くなくしたいものです。

◆多い!歩行者の交通違反

−図表あり−
(図表説明)・・・歩行者の違反による事故件数39年1月〜39年12月

◇歩道のない道は、右側のはしをあるきましょう
◇横断歩道のあるところでは「急がばまわれ」を思い出しましょう
◇「ワン」「ツウ」「スリー」「ゴー」の鉄則を守りましょう。まず右をみて「ワン」次に左をみて「ツウ」そしてもう1度右をみて「スリー」安全を確かめてから手をあげて「ゴー」で横断する。
◇車のすぐ前や後を横断しないようにしましょう。
◇道路の斜め横断は、「危険」の中に長くいることになります。
◇小さいこどもからは決して目をはなしてはなりません。
◇年よりや、こども、身体の不自由な方々には、すすんで手助けをしてあげ早く安全な場所へ移してあげましょう。
なお市内で発生した39年中の歩行者の違反による事故は、次のとおりです。
(富士警察署調)

◆自転車の二人乗りは危険です
 自転車に乗る人は、「自転車」などと馬鹿にしないで次のことがらを守って事故を起こさないように気をつけてください。
◇自転車は、道路の左側をゆっくりと一列で走りましょう。
◇自転車の二人乗りは、絶対にやめましょう。
◇右折、左折は、ハッキリと手で合図して曲りましょう。
◇ブレーキ、ベル、ランプは常に完全なものにしておきましょう。
◇小さい子供には、大人の自転車運転はさせないようにしましょう。
◇雨の日は、傘をやめ、カッパを着用しましょう。

固定資産課税台帳を自由にご覧ください!

縦覧期間 3月1日から3月20日まで(午前8時30分〜午後4時30分)
縦覧場所 富士市役所税務課内

皆さんの土地、家屋、償却資産の価格が決定しました。
土地、家屋については、地目変換、分筆、滅失、増改築等の異動がないものは39年度価格と変わりません。償却資産については例年通り賦課期日における価格によって評価されております。
どうぞ期間内にお忘れなくおでかけください。

市役所の代表電話番号は61局「2300番」です

自動電話の開通に伴い市役所内の時間外(平日は午後4時30分以降 土曜日は正午以降)の直通電話番号が一部つぎのとおり変わりましたのでお知らせします。

市民課窓口・宿日直室…61局2300番
市民課…61局2301番
庶務課…61局2302番
市長室…61局2303番
土木課…61局2304番
水道課…61局2305番
議会事務局…61局2306番
税務課…61局2307番
教育委員会…61局2308番
市長公室…61局2309番