広報ふじ 昭和41年11月に吉原市と鷹岡町と合併した富士市広報紙の全記録

昭和39年 12月1日発行 内容

お知らせ

◆消すより出すな もう一度・火の元を
 12月は師走と呼ばれ、気ぜわしく落ちつかないものです。
 また気象的にも空気の乾燥、強い北風とあいまってひとたび火災が発生すると悪条件が重なって大きい火災になることが非常に多くなっています。
 とくに映画館など興行場では人の出入りが激しく危険物の取扱いに細心の注意が必要です。
 火災はちょっとの不注意から起こるものですからこれを防ぐためには、私たち市民一人一人の不断の心がけ以外にはないのです。
 これから冬に向かってつぎの点に注意して下さい。

◇たばこ 吸がらは、灰皿など所定のものに入れ火のついたまま捨てないこと。

◇こたつ 炭火のこたつには必ず金網のついた完全なものをつけ、こたつの中で手拭、手袋などかわかさないこと。また外出する場合、電気こたつのスイッチを消し忘れないこと。

◇煙突の手入れ エントツは常に手入れし火の粉などでないように金網をつけること。

◇電気関係 無理なタコ足配線などしないこと。またヒューズのかわりに銅線や鉄線を使わない。

◇その他こどもには、絶対に火遊びはさせないこと。石油等油類を取扱う場合には消火器、砂などを用意しておくこと。
 また本年1月から10月までに市内に発生した火災件数は33件でその損害額は約1億2,000万円にのぼっております。

◆ふえる犯罪 年末年始特別警戒を実施
 年末に犯罪がふえるのは毎年の例であります。とくに強盗、あき巣、万引き、事務所あらしまたは銀行帰りをねらう“ひったくり”やぐれん隊などにより暴力行為がふえています。
 富士署では、師走の声と共に「年末・年始の特別警戒」と実施して、私たち市民に楽しい正月を迎えていただこうと、きょうも寒い深夜のまちをパトロールしています。そこで各家庭では

△ちょっとした外出にも戸締りや現金、貴重品は人目につかない所に分けてしまっておく。
△ハンドバックや買い物籠に財布や現金を入れない。
△金融機関の窓口や店先でかっぱらい、万引などの被害にかからぬよう十分気をつける。

など強く訴え協力を求めています。若し被害にあったときは、とくに勇気を出して附近の人たちの協力を求め、すぐ警察に届けでてください。

◆郵便貯金で明るいくらしを
 全国のみなさんの郵便貯金は2兆円を突破いたしました。この郵便貯金は、私たち一人一人のためばかりでなく、大蔵省資金運用部を通じて公共事業に多く貸し出され、住みよい郷土をつくるために大へん役立っています。当富士へも現在3,800万円が融資され、学校、病院、住宅などの建設費にあてられています。
 郵便局では、このように郵便貯金が各方面の公共事業に使われておりますのでこの機会に安全、有利のうえ無税の郵便貯金をできるだけ多く預けてこの奨励運動に協力してください。

◆貯蓄増強歳末特別運動 期間11月15日から12月31日まで
 今年も供米代金、みかん代金、年末賞与といった季節的収入のもっとも多い時期であり、また1年中でいちばん支出の多いときでもあります。
 貯蓄はただまんぜんと手をこまねいてできるものではありません。何よりも消費を節約し、非合理的な生活慣習を改めて私たちの将来設計のために貯蓄に努力することが肝要と思います。
 そこで11月15日から12月31日まで「貯蓄増強歳末特別運動」が貯蓄増強中央委員会を始め県、市の共催で実施しておりますので少しでも多くの貯蓄に心がけ将来の生活設計をより充実したいものです。

◆年末年始 酒を飲んだら運転しない
 あわたただしい年の瀬を迎えると、例年交通事故が多くなる傾向がみえはじめます。
 中でも飲酒運転または酒を飲んでうろついたりしたための事故が急激にふえています。
 飲酒運転による事故だけについてみても昨年12月中に県下で254件も起きています。これは忘年会、クリスマスパーティー、新年会など酒を飲む機会が増加するためであります。
 またこれを発生時間別にみると、飲酒運転が行われやすい19時から23時までの間にほとんどが起きています。
 運転した車両では、普通貨物がトップを占め、次いで原付1種、普通乗用、原付2種の順で取り締りの徹底を欠く未組織の自家用車族に多いことが特徴となってあらわれています。
 従って「酒を飲んだら運転しない」ということを固く守って事故を1つでもなくしたいものです。