広報ふじ 昭和41年11月に吉原市と鷹岡町と合併した富士市広報紙の全記録

昭和39年 6月1日発行 内容

お宅が狙われている 小さなことでも届出を

 これから日増しに暑くなり、人の気持ちもゆるみがち、また外出する機会も多くなるため、空き巣や、スリ、それに小暴力行為が目立つて多くなります。
 警察ではこうした取締まり班をつくって警戒を強化していますが、一般の方々も次のことにご注意ください。

◇あき巣ねらいを防ぐには
(1)玄関、勝手口はもちろん、人が出入りできるところへは、すべてカギをかけること。
(2)カギはじょうぶなものをえらび、目につかないよう、かけ方に工夫すること。
(3)ちょっとの外出でも必ず近所によくたのんで行くこと。
(4)貯金や貴重品は、人目につかないところに分けてしまっておくこと。

◇スリの被害を防ぐには
(1)外出するとき、必要以外の現金や貴重品をもたないこと。
(2)財布や現金を外ポケットに入れないこと。
(3)ハンドバックや買い物かごなどに、財布や現金を入れないこと
(4)混み合う場所で、ことさらに押されたりしたときは特に注意すること。

◇小暴力や迷惑行為には
(1)自分の態度や服装に気をつけ相手につけられるスキを与えないこと。
(2)見知らぬ人に話しかけられたり、いんねんをつけられたりしても、要領よくあしらって相手にならないようにすること。
(3)露天商人の中にはインチキな方法で人だましたり、おどかしたりするものがいますから、注意すること。
(4)暴力による被害があったら小さなことでも泣き寝入りしないで早く警察へ届けること。

「市民世帯調査」にご協力ください

 この度、市では6月15日現在をもって次の要領によって市民世帯調査を行います。
 この調査は市民のみなさんの居住状況などを調べて各種の事務を適格にしかも簡易に処理することを目的とするものです。
 お忙しい時期ですが簡単な調査ですから調査員がお伺いしましたら御協力下さるようお願いいたします・
1、調査の範囲 市内全世帯
2、調査の時期 6月15日から6月25日ごろまでの間
3、調査員 市の職員

消防署「紙上公開シリーズ」火災予防査察

−写真あり−
(写真説明)・・・綿密な査察を行う消防署員

 火災予防査察とは、火災の防止と火災による被害の軽減を図るため行われる消防職員の立ち入り検査であります。この火災予防査察は法律にもとづき、一定の制限のもとに、あらゆる仕事場、工場、公衆の出入りする場所、一般家庭などに立ち入ってこれらの位置構造、設備及び管理の状況を検査し、火災発生危険火災拡大危険の排除、避難誘導の確保などについて相手方のために適切な助言と指導を行うもので火災予防行政のために最も重要な部門の一つであります。
 査察員は誤りのない適切な助・セ指導をするため建築、電気、危険物、準危険物特殊可燃物、高圧ガス、火薬、放射性同位元素、消防用設備、一般火気使用設備器具等火災予防にかんする技術的、法律的知識を修得し、火災原因、拡大経過等多くの火災事例を承知し、社会事情に通じ産業経済の発展に即応するよう常に査察能力の向上につとめなければなりません
 消防署ではこの火災予防査察を徹底して行うため火災予防査察基準をもうけ、署員はそれぞれ受け持ち査察を実施しております。

火の始末、後にと云わずに今すぐに
(昭和38年防火標語入賞作品 岩松中学校 山田房子)

市制10周年記念行事
甲子神社祭典・天王祭典 7月10日〜12日

市制施行10周年記念行事は、7月10日から12日までにわたって盛大に挙行します。とくに本年は、例年行われている甲子神社祭典および天王祭典がこの10周年記念行事に合わせ実施することになりましたのでお知らせします。

★天王祭典・・・7月10日(1日間)
★甲子神社祭典・・・7月11日、12日(2日間)

行政苦情・心配ごと相談

★例えば恩給、国税、農地問題、生活保護母子福祉資金、県、国道問題などで困っている方は遠慮なくお出かけください。

期日 毎月10日および25日
場所 市役所市民相談室
静岡行政監察局
富士市役所