広報ふじ 昭和41年11月に吉原市と鷹岡町と合併した富士市広報紙の全記録

昭和39年 5月1日発行 内容

お知らせ

◆印鑑証明は本人が必ず請求
 印鑑証明事務は、当市印鑑条例にもとづいて取扱っています。最近不動産の譲渡および貸借関係に利用度が多く、大変重要でありますから、印鑑証明は次のとおり取り扱ってください。
(1)印鑑を新しく届出する場合または改印、廃印届出および印鑑証明書を請求するときは必ず本人が印鑑(実印になるもの)を持ってきて下さい。
(2)印鑑証明書を請求する場合本人が病気またはその他の理由で市民課窓口へ来れないときは、必ず所定の委任状を添えて請求して下さい。また委任状で代理人が印鑑の新規、改印の届出をする場合は、当市の印鑑簿冊に登録してあるものの同一戸籍又は同一世帯以外の保証人が必要になります。
(3)印鑑を紛失した場合は、警察署長の紛失証明書を添えて廃印届を出して下さい。

◆危険物取扱主任者試験
 消防法第13条の3の規定に基づく乙種第4類危険物取扱主任者の資格試験が次の要領で実施されます。

(1)試験の種類
  乙種法第4類 危険物取扱主任者試験
(2)試験施行日時
  昭和39年6月14日(日曜日) 午前10時
(3)試験場
  沼津市(東部地区)
(4)願書受付期間
  5月6日から5月20日まで
(5)受験予備講習
  5月25日(月曜日)午前9時から午後4時まで吉原市公民館で実施されます
※試験願書、予備講習申込書は富士市消防署に準備してあります。

◆福祉年金を受けている皆さんへ
 5月6日より福祉年金の支払いが各郵便局にて行われます。年金の支払いを受けた方はすぐに国民年金証書と印鑑を持って、市役所市民課にて所得状況届の手続きをすませて下さい。
 尚この手続きをしないでいると昭和39年度分の支給を受けることができませんのでかならず手続きして下さい。

◆新簡易保険生まれる!!
 郵政省ではかねてから保険金制度限度額の引き上げと新種保険の発売を検討中であったが、法案が通過したので来る4月24日から実施することになりました。
 これにより簡易保険の使命は倍加されたこととなり早くも大きな期待が寄せられています。
 富士郵便局ではこの際1戸残らず契約をして欲しいと総力を挙げています。
 主な点は次のとおり
◇1枚の証書で100万円まで加入出来る。これまで1口50万円までであったが、最近の生活水準の向上物価上昇などで必要限度額を引上げたもの。
◇特別養老保険を新しく設けた。この保険はいままでより掛金を、僅か増すだけで万一の場合は満期保険金の2倍、不慮の事故等による場合は3倍が支払われるというもの。
 例えば50万円の満期保険金を契約した場合、1日100円足らずの掛け金で100万円、150万円の保障が得られるというもの。
 最近の事故発生状況などからみて、お互いに大きな保障が得られ生活の・タ定に大きく寄与するものと期待されています。

◆昭和39年度 国家公務員の採用試験
 国家公務員の採用は広く国民に公開された競争試験によることが原則となっています。
 39年度の国家公務員の採用試験は上級、中級、初級試験を始め11種の採用試験を行います。受験資格および試験区分などについては直接、市長公室へご連絡ください。

◆ボートを拾う
 次のとおり漂流ボートの拾得届けがありましたので、お心当たりの方は市役所総務課までご連絡ください。

(1)拾得物 ボート1隻正印あり
  特色 船側クリーム色の中に白線あり
  船の長さ 約5メートル
  船内、船底 赤色
(2)拾得場所 御前崎沖5マイル付近の海上
(3)拾得年月日 昭和39年4月9日(午前8時30分)
(4)拾得者 福島県磐城市第28清勝丸(船長 吉田忠一)
(5)保管場所 焼津港岩壁

◆市役所の代表電話は「2300番」です
いままでの「360番」はなくなりました
時間外の直接電話は下記のとおりです。
2300番 市民課、宿直室
2301番 市民
2302番 総務課
2303番 市長公室
2304番 土木課
2305番 水道課
2036番 議会事務所
2307番 税務課
2308番 教育委員会

◆“立ち入りは危険”  東海道新幹線に近く送電
 東京―大阪を結ぶ「夢の超特急」東海道新幹線建設工事も最後の総仕上げとして電車路線の設備を急いでおりますが、近く架線に送電し電圧を徐々に上げることになりました。加圧後は非常に危険を伴いますので新幹線用地内には絶対に立ち入らないようお知らせします。