昭和39年度の新予算案は、この3月定例議会本会議に提出され、それぞれ慎重に審議されていますが、漆畑市長は過日開かれました全員協議会の席上、39年度予算案についてその概要を説明しました。その新予算案は、昨年末に各課長から提出されましたがその要求総額は実に10億5,000万円にのぼりました。しかしこの財源を8億5,000万円程度に見積もりますと約2億円を割愛しなければならない状況下にありますので、第一次、第二次査定を終え、漸く最終決定をみるに至りました。
さて昭和39年度、すなわち本年4月から明年3月までの向う一年間における富士市では、大体つぎのような仕事を実施しますがその主なものをあげてみますと
新年度の5大事業
まずことし市で行う5大事業は
(1)東駿河湾工業整備特別地域の中核都市建設基礎の確立
(2)道路行政の積極的推進
(3)生活環境。衛生施設の整備拡充
(4)農業及び中小企業の振興
(5)総合文化センターの建設
を取り上げてこれらを積極的に推し進めていくことになりました。
■歳入
市税収入
電気ガス税の税率1%の引下げにより約1,000万円の減収が見込まれ、またタバコ税消費税は税率1.6%の引き上げにより約400万円が増収となりますので差引き約600万円の減収ということになります。従ってその他の自然増収と合わせますと大体、38年度の実績とほぼ同じ4億8,000万円程度一杯を見込です。これは、国家公務員に準じてのベースアップが主なもの。
■歳出
総務費
人件費は、病院、教育委員会を除き約1億5,800万円で前年より約3,600万円が増収の見込みです。
■1日30トン処理 ゴミ焼却場を新設
衛生費
本年度は1日30トンを処理できる塵芥焼却場を建設するため約3千万円の事業費が見込まれます。
農林水産費
野菜生産安定推進事業の補助金として或る程度の女性を考えております。
また県営富士川用水事業に関連する各種の工費施工については約1,500万円の支出が見込まれます。
漁港の魚市場建設については一部事務組合の設立を計画し市場の屋上については吉原市と共同で設置するよう計画が進められています。
商工費
中小企業の振興の立場から新規事業として小口資金調協融資制度を採用し、小規模事業者に対する事業資金の円満化をはかりたい。
−写真あり−
(写真説明)・・・耳と口の役割を果たす通信室
消防署へかかるあらゆる通報、連絡などはすべて通信室へ送り込まれ、又消防署から出す指揮、司令、連絡も通信室から発せられます。この通信勤務は消防署の耳と口の役割を果たしております。勤務は1時間交代制で24時間火災通報の受信態勢がとられております。勤務員は、これらの通報、連絡、指令を最も正確に且つ迅速に受理し処理する責任と義務をもっております。特に火災通報を受信するときは、通報者が落着きを失い言葉に乱れを生じ易いので沈着、冷静に接受するよう訓練習熟されてなければなりません。通信室に一般加入電話2台火災報知専用電
パパさんタバコママさんこたつ、一家そろって、火の始末
(昭和38年 防火標語入賞作品 南中学校 市川与志江)
3月7日は「消防記念日」
消防記念日とは、消防組織法が施行され、消防の仕事は市町村の責任において運営管理される市町村消防制度が確立された日であります。火災を発見したら「火事番」へご連絡ください直ちに通信室につながります。
◎身体障害者の相談日
◇日時 毎月20日 9時〜12時まで
◇場所 富士公民館
−イラストあり−
(イラスト説明)・・・建設確認申請
◎陸海空 自衛官採用
−イラストあり−
くわしいことは市民課へお問合せください
★募集資格 3月1日で満17歳5ヶ月以上の者
◇給与 初任手当1万1,400円 ボーナス年3回
◇試験日 常時実施中