広報ふじ 昭和41年11月に吉原市と鷹岡町と合併した富士市広報紙の全記録

昭和38年 2月1日発行 内容

大きく変る田子浦港

 岳南工業地帯をバックとして昭和40年完成を目標に建設を急いでいる田子浦港は、現在毎日5〜6隻の船が入港し1カ月約4万トンの荷をさばいています。すでに港の外部工事は殆んどが整備されこの3月には1,000トンの船が入港できるという。
 総工費約60億円の巨費を投じすでに全工事の65%を終りあとはしゅんせつ工事のしめくくりに入っています。旭化成の専用埠頭をはじめ、公共埠頭の吉原および鈴川埠頭や中央埠頭などが完成すれば年間226万トンの貨物を取り扱い名実ともに岳南工業地区の原動力として田子浦港が誕生します。また将来は最大入港船舶1万トン、泊地面積36万平方メートルに拡張する計画も樹てられています。

‐ 写真あり ‐
(写真説明)・・・空から田子浦港を写す

水道給水装置を「凍結」から守りましょう

 本年は例年になく寒波がきびしく既に100件以上が凍結による被害を受けた家庭も相当ありますので各家庭の給水装置の凍結予防に万全を期して下さい。
1 ラジオ、新聞、テレビなどで寒波来襲の予報があった時は翌朝の予備水を御用意下さい。
2 露出パイプは必ず藁(縄)巻き、さらにビニールで巻く、又はその他の方法で保温して下さい。古いものは取替えること。
3 量水器の露出しておるものは取り敢えず一時ムシロ又は藁等をかぶせて保護して下さい。
4 凍結した場合は蛇口は蛇口を開いてから下から湯気を立てて温める。露出パイプは温湯をくり返しかけて下さい。
但しいずれの場合も急激に加熱すると故障(破裂)を起こしますから必ず徐々に加温して下さい。
尚蛇口に熱湯をかけたり、無理に開こうとすると却って破裂その他の事故を起こしますから特に御注意下さい。
5 凍結によって被害を受けるような場所は一冬に何度も被害を受けますので必ず保護して下さい。