広報ふじ 昭和41年11月に吉原市と鷹岡町と合併した富士市広報紙の全記録

昭和37年 11月20日発行 内容

“尊い一票を”
投票時間 午前7時から午後6時まで

私たちの尊い一票を義理や人情にとらわれずお金や物の誘惑に惑わされないで自分の自由の意志で立派な候補者をえらびましょう。そしてこんどの市議選が公明に行われしかもよい投票成績で終るということは今後の市政が健全になるということであり、また私たちの暮しが明るく豊かになることです。12月5日の投票日にはみんな揃って出かけましょう。投票所の受付時間は午前7時から午後6時迄。

‐ 写真あり ‐

投票用紙に余分な事を書くと無効になります

投票用紙には、自分の選ぼうとする候補者の名前を一人だけハッキリ書いて投票箱へ入れましょう。
余分なことを書きますと尊いあなたの一票が無効になります。
字はどんなに下手でもハッキリ読めればよいのです。
もし字を知らなかったり字が書けない方は投票日当日投票所の投票管理者にその旨申出て下されば本人に代わって書いてくれる方法もあります。
付添人は投票所へ入れません。身体の故障などで自分で投票することが困難である者の付添人は、投票所へ入ることができません。

‐ イラストあり ‐

投票所は入場券に書いてある場所で

入場券に印刷されている投票所でないと投票できません。なお昨年9月15日現在で作りました「基本選挙人名簿」にのっている方でその後住所を市内で移動された方は、前住所地の属する(名簿にのっている場所)の投票所で投票していただきます。

不在者投票
投票日にやむを得ない用件で市外へ出張したり、また投票日近くに出産を予定している方や指定病院に入院している方などは不在者投票ができます。不在者投票は告示日の11月25日から投票日前日の12月4日午後5時までです。手続方法については早目に選挙管理委員会へ問い合わせ、手違いのないようにして下さい。

代理投票
この代理投票は、文字を知らない、手が不自由で字が書けない方等の場合、投票所へその旨申出れば補助者が代わって書いてくれます。

明るい市議選に

富士市公明選挙推進協議会
会長 大石 英

富士市の市議会議員選挙も愈々切迫してまいりました。いづれの市、県或は国においても明るい選挙、公明選挙とその度毎に叫ばれておりますが何時も終了後においてまでも明朗ならざる話が聞かされるのであります。
まことに嘆かわしい事であります。先日推進大会の時私は投票される票の質の改善が公明選挙推進運動の中核をなすものであると申し上げました。即ち黄金の光に眼が暗んだり供応に誘惑されたり不当な圧力に屈服したりすることのない票である様その質を向上させることが大切であります。
これは一つに投票者の心の問題でありますから、投票者が真に自覚して投票することが出来る様な時代ともなれば甚だ失礼な言分かとも思いますが、どんな方が立候補されましても心配はなく自ら立派な方が当選される様になって良い会社が造り出されるものと思うのであります。今日の時代は票の改善の途上でありますから立派な候補者でも油断は出来ないということになり選挙を迎える度に公明選挙、明るい投票と繰り返すことになってまいります。候補者の皆様は当選という目的に努力するは当然の事であり又心から当選を祈る次第でありますが公明な明るい手

秋の火災予防運動
11月26〜12月2日まで

ことしもあとわずか、あわただしい暮れがやってきます。寒さをむかえ空気は一段と乾燥し、火災がもっとも多く発生する時期に入りました。
そこで今年もまた11月26日から12月2日まで“火の始末、人に頼むなまかせるな”と全国一斉に秋の火災予防運動がはじまります。私たちはこの火災シーズンをむかえ充分に火の元に気をつけ、外出するときまた夜ねる前にはもう一度、火の元を点検しましょう。なお運動期間中、消防署では「防火相談所」を開設しますのでお気軽においで下さい。

見張りや焚火はやめましょう
区長会で決議

富士市区長会は、去る10月18日に富士公民館で総会を開き、来るべき富士市議会議員選挙にのぞみ
一、選挙期間中は従来の選挙に見られたような運動員等による部落の警戒は絶対に行わない。
二、選挙期間中は、選挙のためのかがり火をたく行為やそれに似た行為は絶対につつしむこと
の二点を満場一致で決議し、積極的な公明選挙運動を推し進めてゆくことを選挙管理委員会に申し入れました。そして、今後は、きれいな選挙が行われるように有権者の方々と共に一致協力して行きたいと思います。
富士市区長会